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第7官界彷徨

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2014.11.20
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カテゴリ:コミック・漫画

 千葉市美術館に行きました。「赤瀬川原平の芸術原論展」を開催中。

 赤瀬川原平は、尾辻克彦の筆名で「父が消えた」で、芥川賞を受賞した人。1937年に生まれて今年の秋に亡くなりました。

 多彩な才能を持った人だなあ、というのが印象。そして「赤瀬川原平とその仲間たち」という題でもよさそうなほど、彼の人生には多種多様な仲間たちがいっぱい♪

 20歳の頃から、彼の周辺には芸術家の仲間たちがいっぱいいて、試験的な作品を作り始めています。傾向は

1960年7月のポスター「新宿吉村アトリエ=革命芸術家のホワイトハウス」でのネオ・ダダイズムのオルガナイザー展のような感じかな?沖縄返還のポスターも。

 そして有名な千円札事件。(以下にウイキさんより引用)

=千円札を詳細に観察し、肉筆で200倍に拡大模写した作品を発表。赤瀬川はさらに「千円札の表だけを一色で印刷」したものに手を加えたものを作品とし発表する。1965年、これが通貨及証券模造取締法違反に問われ、起訴される。弁護人には瀧口修造といった美術界の重鎮たちが名を連ね、話題となった。1967年6月の東京地裁の一審で「懲役3年、執行猶予1年、原銅版没収」の判決。上告ののち1970年に有罪確定。=

 作った千円をいろいろな人=例、岡本太郎なんか、に現金書留で送り、その内容は「千円」と書いた郵便局の受け取りなども展示されていました。また、朝日新聞の記事「画家が千円札を作らす」も展示。それに対する彼の朝日新聞社向け内容証明郵便なども展示。全部こみこみで芸術なのね。

 1970年にはつげ義春の話題作「ねじ式」のパロディ「おざ式」も、ガロに発表。きどうたいが家のお座敷から帰らないで主婦が困る話ね。

 永山則夫の「無知の涙」の装丁も手がけ、それ以来彼の出版物全部の装丁に携わる。

 若い芸術家を育てる「美学校」に関わります。以下にウイキさんより引用。

=「千円札裁判」の事務局長を務めた川仁宏(現代思潮社)が創設した「美学校」では、1970年から1986年まで(1971年は中断)、「絵・文字工房」の講師をつとめた(初期は松田哲夫が助手。のち、元生徒の南伸坊にかわる)。講義内容は赤瀬川がその時点で熱中していたもの-「マッチのラベル絵」「宮武外骨」「考現学」「新聞の尋ね人案内」「トマソン」「1円で何が買えるか」など-であった。その教室からは、平口広美南伸坊渡辺和博泉晴紀久住昌之森伸之上原ゼンジなどのクリエイターが輩出している。なお、南の「伸坊」というペンネーム及び渡辺和博のあだな「ナベゾ」は、宮武外骨の『滑稽新聞』の絵師に由来するものである。

1989年には、勅使河原宏と共同脚本を担当した映画『利休』で、日本アカデミー賞脚本賞を受賞。=

☆美学校ではいろいろなテーマで作品を作らせていますが、興味深かったのは「新聞記事や広告のリアリズム描写」これって、高野文子さまの「黄色い本」でびっくりのこと、そのものです。

 また南伸坊くんの作品「文花団地ー23号館の状況」は、前のアパートの住人の状況を細かく描いて♪

 唐十郎の公演ポスター、鈴木志郎康の「闇包む闇の煮こごり」などの装丁も。

 そして1981年には「父が消えた」で芥川賞を受賞します。

 若い頃から字も絵も上手でびっくりです。すごい才能ですね。

 私としては、つげ義春の妻のマキさんが唐十郎の劇団にいて、マキさんが幼い正助を連れて鈴木志郎康さんの家に遊びに行ってグリコのおまけをもらったことなどを関連づけて、当時の人たちの青春を思い、ちょっとほんわかしたのでした。

 

 






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最終更新日  2014.11.20 14:21:58
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