2195491 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

第7官界彷徨

第7官界彷徨

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

薔薇豪城

薔薇豪城

お気に入りブログ

『人間の未来 AIの未… New! Mドングリさん

目も当てられない New! inti-solさん

海は広いな大きいな New! lavien10さん

いただき女子の犯罪 New! 七詩さん

「古典推し」を観ま… まろ0301さん

コメント新着

薔薇豪城@ Re[1]:古典講読「方丈記」(07/03) KUMA0504さんへ 方丈記は短い文章の半分が…
KUMA0504@ Re:古典講読「方丈記」(07/03) こんばんは。 この前の京都の旅で偶然にも…
http://buycialisky.com/@ Re:橘始黄(12/03) propoer dose of cialisget cialis cure e…
http://buycialisky.com/@ Re:源氏と夕霧・父と子対決(09/14) what works better viagra cialis levitra…
http://buycialisky.com/@ Re:仏さま(11/28) cialis 5mg preis 84 stuckhow often cial…

フリーページ

私の源氏物語


国語・国文学会・薔薇篇


古都を旅して、


源氏物語の姫君


舞台鑑賞・能楽堂&こまつ座2012年


伊勢のみやび・私の伊勢物語


伊勢物語その2


源氏物語ー玉鬘


源氏物語ー柏木


源氏物語ー横笛


源氏物語ー夕霧、御法


古今和歌集仮名序


古今和歌集/春の歌


舞台鑑賞・能楽堂&こまつ座2013年


宇治十帖


古今和歌集夏、秋、冬の歌


更級日記


町子の日記


清少納言の日記


道長の日記


定家くんの日記


蜻蛉の日記&2014年能楽堂&こまつ座


兼好さまの日記


古今和歌集 賀の歌 離別歌 羇旅歌


なぎ子の枕草子


伊勢物語その3 2010年9月~


上野誠先生の万葉集


上野誠先生の万葉集その2


古今和歌集 恋の歌


上野誠先生の万葉集その3


五味文彦先生の平家物語


五味文彦先生の平家物語その2


五味文彦先生の平家物語その3


五味文彦先生の平家物語その4(巻5)


五味文彦先生の平家物語その5(巻7)


五味文彦先生の平家物語(巻の8巻の9)


五味文彦先生の平家物語巻10・11


放送大学2013年


英勝院様御事績


佐藤勝明先生の「おくのほそ道」


佐藤勝明先生のおくのほそ道その2


佐藤勝明先生の「おくのほそ道」その3


佐藤勝明先生の「おくのほそ道」その4


佐藤勝明先生のおくのほそ道 その5


舞台鑑賞・能楽堂&こまつ座2015年


八ッ場ダム


ダム問題をめぐる情勢


ダム問題をめぐる情勢その2


まぼろしの追原ダム


追原OPPARAつうしん


追原騒動記


薔薇豪城作品集その1・短歌


なまはげの夜


詩-蒼い春と朱夏


詩-白の時代


往復書簡


薔薇亭華城の時代


詩・晩秋


ローザルクセンブルクの時代


チラウラ短歌


チラウラ俳句


チラウラ俳句その2


俳句あれこれ


連歌デモ


連歌デモその2


私の立原道造


私の宮沢賢治


私の第七官界彷徨


フランス革命


革命暦


千葉なでしこ9条の会


わたしの9コレクション


韓国歴史ドラマ


戦争遺跡


2015.04.12
XML

 鳩の森八幡さまの枝垂れ桜です♪後ろは富士塚。

 NHKラジオ古典講読の時間、今年度は「芭蕉の紀行文を読む」です。

 昨年度は1年間かけて「おくのほそ道」を読んだのですが、今年は「ほそ道」に至る芭蕉の紀行文の格闘を追っていくらしい。

 芭蕉は「ほそ道」では、何を書くべきか、何を省くべきか考えながら書いたらしい。

 手紙も頻繁。 以下こぴぺ。野生=自分をへりくだる男性の一人称。

『 元禄2年(1689年)3月23日、芭蕉は美濃の落梧宛に手紙を書いている。

 野生、とし明け候へば又々たびごこちそぞろになりて、松島一見のおもひやまず、此廿六日江上(こうしょう)を立ち出で候。みちのく・三越路(みこしじ)の風流佳人もあれかしとのみに候。

この手紙が『奥の細道』出発の日付確定に貢献した。
 

「26日(当時の旅は早朝出発で、夜があけていない場合は前の日と考えられた)深川を発つ。陸奥、三越路には風流歌人もあれかし」と書いてあり、その出会いを求める人の中には、時空を超えた、実方、能因、西行も含まれるという思いでほそ道の旅に出たのだそうです。

 昔、貫之は歌人でありながら土佐日記も書いている。

 芭蕉が文章に力を入れるのは  漢詩・・・・漢文 和歌・・・和文 があるように俳諧も同列に置きたい、という意図があったため。芭蕉以前にも、旅をする連歌師は紀行文を残しては、いた。

 宗長は、道記(みちのき)を残している。伊勢の塩屋の浜の夕べの様子を書き

*この夕べ花ももみじもあるものを浦の苫やの人の心に  ?と、定家の*見渡せば花ももみじもなかりけり浦の苫やの秋の夕暮れ を引き、宗長は景色より美少年に心引かれる、、、と書く。

 野野口立圃(1595~1669)(松永貞徳の弟子)は、1658年、東山花見記を書いている。

 花の頃は貴きも卑しきも見歩くことに夢中、というような文章に業平の世の中に絶へて桜のなかりせば春の心はのどけからまし、を引いて、   *古き歌や花の名所の道しるべ   という句をつける。

 談林派の西山宗因は、1663年の「奥州紀行」の書き出しに、「ここに一人の翁ありけり。・・・・」から自分はこういうものだ、から旅の思いを連ねて、これはすでにほそ道のパターンが出来ている・・・かも?

 こうした伝統に続き、芭蕉も文章を書く。

 寛文12年(1672年)伊賀上野の菅原神社に奉納した「貝おほひ」の判事も俳文的なものがある。貝あわせに合わせた題名で、二つの句を並べて評価する。その2番は

*紅梅のつぼみやあかいこんぶくろ   左 勝

*兄分に梅をたのむやちご桜      右

 というようなもの。これに芭蕉の判事文がついている。江戸に上り深川に居を構えて書いた「笠やどり」は、笠づくしから展開して自分の笠~自分自身へとつながるもの。

=坡翁 雲天の笠の下には 江海の蓑を振る。

 無為の巷に、雨やどりし給ふめる、西行の侘笠、

 哀に貴し、鶯のぬふてふ梅の、花笠は老いを隠して、

 妹があたりのしのび笠、行過兼て、笠やどり、

 ひぢ笠の雨に打そぼつ覧、みかさと申せ。

 蓮の葉の笠、いさぎよし、此笠は是艶ならず、美ならず、ひとへに山田守りし案山子の

 風に破られ雨に痛めるがごとし。

 笠の主も又、風雨を待て、情尽る而己。

*世にふるは更に宗祇のやどり哉

★旅の象徴である笠を、中国の楚東坡や日本の西行の笠などを示して、自分もそのような「わび笠」につながろうという思いを表している。そして宗祇の *世にふるもさらに時雨のやどり哉

 に倣った句をつけてある。

★今週はこういう感じ♪

 






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2015.04.28 09:36:43
[芭蕉の紀行文をよむ] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.