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第7官界彷徨

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2015.05.19
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カテゴリ:読書日記

 つるバラのスーパーエクセルサちゃんが咲きました。丈夫!

 

 先日、東京新聞夕刊の大波小波さんに、又吉直樹の「火花」関連のことが書かれていた。こういう感じ=以下本文。

=二匹目の泥鰌を占ってみれば離と震の卦が出た。即ち一時の賑やかしにはなるが、もともとその玉ではないから長続きはしない、というわけじゃ。

 エッ何のことかって?『文学界』六月号に登場した新人槙田雄司、その小説「雌伏三十年」のことさ。

  さきの又吉直樹『火花』フィーバーの功徳にあやかろうと編集部が同じ柳の木の下から釣り上げてきたのがこれ。別名マキタスポーツで通っている物まねミュー ジシャン・お笑い芸人・俳優・著書もあってマルチ才能などと言われている男だ。映画『苦役列車』では所帯持ちの日雇い労働者・高橋役でブルーリボン賞新人 賞を獲っている。

 で「雌伏三十年」だが、まだ連載第一回だから「才能」のことは言うまい。はっきりしているのは、ここには『火花』には あった、猥雑さの中にも光っていた志と純情さがかけらもないことだ。俺は人とは違うという思い上がりが強いが、では何をやりたいのか、その目標も信念もな い。都会の場末の汚れた風俗に厚かましく、得意げに乗っかっている田舎出の若者の生態があるだけ。

 『文学界』の『アサヒ芸能』化路線くらいには貢献できたとしても、三島由紀夫賞の芸人化までには及ばないだろう。=

☆という、大波小波さんの文学卜者さんでした!

 素直ですぐに人に影響を受けてしまう典型的日本人の私は(=ここで大いに疑問を持つ人こそ、真実の友!)、早速図書館で文学界6月号を読んでみました。そしたら、文学卜者さんの言うとおり!なんか汚いのだわね。文章も内容も。苦役列車でもない、共喰いでもない、それらにある何ものもない。

 アサヒ芸能好みの人もいると思うので、別にいいんだけど、大波小波さんの指摘があんまりピッタリで!!

 ちょうどその夜だったと思うけど、かのマキタ氏がNHKの「ようこそ先輩」に出ていたので、お顔を拝見。その感想も、大波小波さんの書いた通りだった!

  さて、この前ざっと読んでけなした又吉直樹の「火花」だけど、文学の王道を行ってるのかもね、と評価しなおしてみました。というのは、先輩芸人が、人(一 般大衆)に理解されない芸をして、わずかな日銭を稼いで、本人はそれを良しとしている生き方に、主人公は憧れて尊敬する・・・・

 これって、まるで、荘子の思想そのもので、それに心酔する西行さんと、それに憧れる芭蕉さんの姿そのものではありませんか。日本文学の底に脈々と流れる荘子さんの系譜なのね♪

 

 






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最終更新日  2015.05.19 11:22:56
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