|
カテゴリ:憲法に守られた平和
鈴蘭です! 憲法記念日の今日、高崎の憲法集会に行くという友だちからメールが来ました。吾妻線の車内から。九条の会の小森陽一さんがお話をするそうです。各地でさまざまな規模の憲法集会が開かれているこどでしょう♪ 今日の東京新聞『筆洗』さんの文章をいただきます。 <わたしのつくるたまどめが/おおきすぎるといって/ひとにわらわれたことがありました/わたしがぬいものを すると/どんなにあらいざらして/ぼろぼろになっても/たまどめはのこります。> ▼これは、島根に住む高橋留理子さん(65)の詩。高橋さんが今春、初めて 出した詩集『たまどめ』(コールサック社)に収められている。世が世なら、と詩人はうたう。きっと私は、千人針を縫うのが上手だったでしょう、と。 ▼戦争 中、戦地に赴く夫や兄弟、息子たちのため女性たちは街角に立ち、布地に赤い糸で一人一針縫っては、玉結びをしてもらった。それが愛する人たちの身を守って くれるはずと願ってのことだ。 ▼しかし、あまりにも多くの命が戦場で散った。高橋さんの母の最初の結婚相手も、そんな一人だった。生後七カ月の息子を残し、 フィリピンのルソン島で死んでしまったのだ。 ▼悲劇は決して繰り返すまい。もう二度と戦争はすまい。六十九年前の五月三日に施行された憲法は、そういう誓い が結実した「大きな大きな、たまどめ」ではなかったのか。 ▼高橋さんの詩は、こう結ばれている。 <「おおきなたまどめは/しんぱいしょうのあかし…」/ひと はわたしをそういってわらいました/つくろいものをするとき/つい おおきなたまどめをつくっては/わたしのこころは/かなしみにふるえずにはいないので す>= ☆安倍自民公明政権が、なぜか大急ぎで決めようとしている改憲に、批判的な声が増えているといいます。喜ぶべきだけど、いよいよ改憲が現実味を帯びてきて、人々がその危険性を感じ始めてきたせいかもしれない。 それぞれの心の「おおきなたまどめ」を大切に、二度と千人針みたいな「たまどめ」が現実にならないように。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016.05.03 14:33:40
|