旅の空はうわの空 ～空感工房 ～

　お昼に、ひょんなことから探しモノが出てきた。それは腕時計。
長年わたしの左手首で、旅の行く末を見守っていた
アナログ＋デジタル表示のＴＩＭＥＸ。
ヨーロッパから戻った7月末から2ヶ月以上行方をくらましていた。
　　（ひとり旅に出ていたのか？）

一緒に旅して7年目になるこの時計。
一緒に遭難しかけること3度、しかしこれまでいつも無事に戻れてきた。
だから、この腕時計がいない旅は少し不安だった。
単なる思い込みかもしれない。
だけど、その不在期間に行った旅は見事に自転車や持ち物にトラブルが続き、
その直前までやっていたキャンプ運営の仕事もどうもやりにくかった。

　バンドが切れること2度。バンドには後づけで、方位磁石をつけている。
だから、この時計がないと、
自転車での旅先で方角の見当をつけることができない。
特に日が暮れた後などは困ってしまう。とんでもない方向に進んでないか？
しかし、まわりは暗く、行き先表示板をなかなか読むことができない。

　あった場所は、まさに灯台もと暗し。
いつも背負ってる普段使いのリュックの外側のメッシュのポケットの中！
色が同化していてまったく気づかなかった。
今日、ふとそこをじっくり見ていて
「あーーーーー！あったーーーーー！！」。
最近、いいパソコンがないかとショップを探していたが、
それを見つけたのとは比べものにならない喜び。

　その旅への必要最小限の機能
　・夜でもバックライトなしで時間がわかる。
　・デジタルとアナログで２つの時間帯を同時にセットできるので海外旅行
　　にも便利。
　・電池がやけに長持ち。
　・そこそこの防水（台風にも負けなかった！）。
　・軽い
　・安い（6500円くらいだった）
　・適当にいじってると操作方法を思いだせる。

　中学生くらいから、いろいろ腕時計も使ってきたけど、旅やアウトドア用として、この時計に勝るものはいまのところ見つけていません。

　よく考えると、この時計の一番いいとこは
「全然気をつかわなくていいこと！」、
それにつきるかもしれませんね。