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SAROMAN BLUE 鈴木健司

SAROMAN BLUE 鈴木健司

2016小江戸大江戸200k完走記~第1章~

通算4回目の出場となる小江戸大江戸200K。今年も人気に拍車が掛かり優先枠を利用してスムーズにエントリー。来年以降はこうはいかないかもしれない。
この大会に向けて、また先にある川の道フットレースに向けて練習を重ねてきたが、つくづく川の道が別物としての捉え方をしなくてはいけないと思い知らされた。練習で行った三島ラン(132km)にしても犬吠埼ラン(142km)。そして今回の小江戸大江戸には走りきるための目標時間(制限時間)があり、その為にしっかりとした走りをしなくてはいけない。それは体力を温存しながら新潟へ向かう川の道フットレースとは走り方が違うのだ。脚作りの練習としては効果を挙げているので全く否定はしないが、改めて川の道対策を練る必要があると感じた。

さて今回は前回のタイムを密かに更新したい!そういう大会があってもいいのではないかと(笑)、目標を35時間11分より速くゴールとしていた。幸いにも天候は土曜日は時々晴れ間が期待でき、夜には雨が降るかも?日曜日は雨予報が弱めになる方向へ変わっていた。タイムよりも、とにかく関門に途中引っ掛かってしまっては仕方ない。過去3回の反省点を踏まえて挙げたポイントは
1.大江戸スタートの川越街道(国道254号線)をしっかりと走ること
2.後半にも固形物を食べること
3.荒川河川敷とバイパスをちゃんと走ること
3つ目は不可能に違いが(笑)以上を意識しながらの走りとした。
装備の確認
シューズ NEWTON KISMET
ソックス CEP
テーピング ニューハレXテープ
タイツ CEP(日本販売終了モデル)
ショートパンツ コンバーチブルショート丈(アート時代にオリジナルで作成)
アンダー ランナーズ 汗冷え防止メッシュノースリーブ・ランナーズ 姿勢維持メッシュアンダーノースリーブ
アウター いちごオレジャージ
アームウォーマー アシックス
バンダナ・サンバイザー・サングラス

スタートのウエア装備は以上!後半の装備品は追って。
気温が高いことが予想されたために長袖だはなくアームウォーマーでの調整に。また雨が心配なかったこともあり(走れてなくてはいけないが)ジャケットは持たなかった。そのための3枚重ね着でもある。空気の層を作って風が当たれば、籠る心配がない。肌の露出はあるがたくさん汗を掻くことで冷えることを避けたかった。ニットグローブもスタート時には着用せず。

バッグの中身
前半の食料 アーモンドクッキーツイスト・クリームパン4個入り・チョコクリームパン4個入り
ライト
サプリメント
エネルギー系 ショッツ・メダリストジェル・Mag-on・STC
アミノダイレクト5500・ファストウォーター・オリジナルアミノ酸
かなりの量を持っていったがあくまでもエイド区間の繋ぎとしてサプリメント。200kmの場合固形物を食べられる時に食べておきたいので、ペースが上がりすぎたりエイド区間の長い場合に摂取する。
昨年の食べた量を公開していたので、レース中も『良く食べますね!』とたくさん言われた(笑)
スタートしてからすぐに左足のアーチが落ちているのがわかる。痛みはない。なんとかしないといけないが走り出してしまったので仕方がない。とりあえずは気にしないで走る。
左腰の張りに関しては職場の引っ越しの影響ではなく、慢性化が続いている。犬吠埼ランの時よりも張っている状態でスタートだ。今回は姿勢維持アンダーを挟んでいるので、走りながら骨盤まで引っ張って肩甲骨を近づけて対応する。これらの違和感が小江戸終了までは大きくならなければ良いなぁと思っていた。
川越の街並みを走っていると後ろから犬吠埼ランで応援に駆けつけてくれたVANさんが登場!今回はランナーだ。『鈴木さん時計何個付けてんの?』『色々とデータ取るために3つとアプリが2つです(笑)』コースは伊佐沼に向けて東へ進路をとる。スタートから後ろの方だったけど抜かれるなあと思いながら進む。途中国道254号線の信号待ちで加古川の上野さん(ハリーさん)に会う。今回は川越の街並みに合った和装だが、ウエアのテストをしていないということで果たしてどうでしょう。
今回のペース作りはいつも通りの『心拍数』で管理。管理と言ってもにらめっこはしない。あくまでもタコメーター代わりで無理ないペースを維持するためだ。最大値を146として前半は135前後で走れる。これはストレッチの効果か?筋肉が動く分スムーズに走れていると思われる。暑くなれば、また向かい風になれば嫌でも高くなってしまうのでここは注意しよう。因みに今回はPolarの心拍ベルトとEPSONの脈拍センサーの差を調べたかったりもしている。結果が楽しみだ。
伊佐沼の交差点にあるトイレから出て来たイトーさんと秋山さんに追い付き昨年と同じタイミングに。一時の並走をして北に向かって進路をとる。ここからは大木さんと並走となり、練習での転倒の話やHOKAのことなどと話ながら進んでいく。釘無橋の通りに出るまでのルートが少し変わっていた。重忠橋までコンビニはないですよと大木さんに伝え、僕にはちょっと速かったので歩道も狭いこともあり後方へ下がる。
釘無橋の下りに差し掛かったところで足元を見ていなかったので草の塊につまずき危うく転ぶところだった!脚を降ろしているだけの意識なので引っ掛かってしまうことがある。
この後、平成の森公園手前で昨年のサロマ湖をご一緒した内藤さんとお友達の女性ランナーと並走。今年サロマ湖初参戦ということでご挨拶。この後も何度か並走する機会があるが、平成の森公園では予定通りの補給なのでいったんお別れ。
ここではファミマで購入したアーモンドディニッシュと、暑さが予想されたので水にファストウォーターを溶かして飲むように心掛けた。スイカがあまり好きではないので後味が少し気になる(笑)
パンはかなりボリュームがあったので1/3は残してスタート。約12kmの平成の森公園だったので、吉見公園までは約8kmとなる。一度土手に上がるが例年の風はない。とても穏やかな天気と若干晴れ間も出てきてこの後の天気が気になった。ここでは昨年言問橋でお会いした高橋さんと並走。写真も撮っていただく。この後も前後しながら走った。私設エイドも出ていて完走御守りチョコをいただき、早速開けてしまったら『走れないと思ったときに食べてください!』って書いてあった!すぐに食べちゃいました(笑)ごちそうさまです!
さくら堤公園に到着しFBを更新。桜の時期に家族で来たいなあと思う。ここからの走りに異変が!ここまではキロ7分程度の走りで心拍数も135から140で推移していたが、荒川の土手に出る前から異様に心拍数が高くなってきた。150前後になりカラダも重い走りになってくる。
要因は何か考えてみる。暑さ?寝不足?はて?嫌な感じ。
荒川の土手に到着し、風はなくやや追い風。とりあえず無理しているわけではないので、いまのリズムを崩さない。吉見公園エイドには2時間30分くらいでは到着したかったので、ここはそのままで行った。
再び後方から内藤さんが追い付いてくる。並走のお友達も小江戸大江戸に参加しているのだと思ったら応援ランで熊谷までだという。走りを見ても余裕そうだったので話を聞くとトレイルランナーでした。サロマ湖はワッカの折り返しでも会えないかも(笑)
そして吉見公園エイドに到着。最初のチェックポイントだ。10時39分に到着。スタート時間を考えると2時間30分ちょっとだ。ここでは一口サイズのおいなりさんと残ったパンを食べる。そしてバックから4連のチョコパンを出して取り出しやすい位置に収納。これで次の手島エイドまでは大丈夫!
次の目的地を熊谷スポーツセンターに定めてスタート。トイレ休憩はそこで立ち寄る。28km地点なので約7km先だ。再び土手に戻り菜の花の咲いた一本道を進んでいく。
単調な土手ではあるが景色と距離の感覚が合っているので長さを感じない。一緒に走っている内藤さんに『この辺りって緑の屋根の建物ばかりですよね。なかなか景色が変わらなくて辛いです』といままで気が付かなかったことを教えてもらい、走りながらのそれぞれの視点の違いが面白かった。なぜ緑色の屋根なのかはわからないが。
熊谷スポーツセンターに近付くと応援する女性の姿が2人。あれ?あの髪を束ねたシュシュとあの動きは(笑)?山田さんと新井さんだな?とわかってしまうからおかしい!予想通り『鈴木さ~ん!』と大きな声を掛けていただく。なんでもバスを使ってここまでやって来て、11時44分のバスに乗らないと次は13時過ぎまでないらしい。僕の到着時間は11時37分とピッタリ!既にいちごメンバーやウルトラマラソンクリニックのメンバーは通過しているのでヒヤヒヤさせてしまったらしい。予定通りトイレ休憩を挟むのでしばし話をしてトイレに。
ここのトイレはシューズを脱がなくてはならないがウォシュレットも完備。そして空いている。昨年からエイドではなくなったので皆さんパスしていくポイントだ。トイレから出るとお二人はバス待ち。せっかくなので写真を撮ってからスタートする。遠いところありがとうございました!
熊谷スポーツセンターを後にしてさらに土手を進んでいく。例年12時を告げるサイレンがこの辺りで響くのだが、今年は少し速いペースのようだ。しかし回りにランナーの数は極端に少なくほぼ最後尾に感じる。一旦土手が砂利道になる手前で12時のサイレンが鳴った。
この先の手島エイドは32kmなので程なく到着するだろう。チョコパンを2つ食べながらお腹を満たしていく。手島エイドに到着すると12時18分でスタートから4時間10分だ。後ろにはまだ20~30人は走っているとのこと。やはり後方ということで食事も少なそうだが『スタッフのお弁当出しちゃいましょうか?』との相談が聞こえる。ランナーはあるだけ食べちゃうのでうまく小分けにしないと消費は早くなってしまうのだろう。後ろを走っているとこの後もエイドでの補給不足が出てくるかもしれない。頭の隅に入れておく。ここではおいなりさんと残りのパンを食べてからコーラをいただいてスタート。皆さん手持ちのペットボトルに大きなペットボトルから補給していたのを見て、それアリなんだ!と確認。次はそうさせてもらおうかな?
お腹を満たして手島エイドを離れる。先の開けた土手は終わるが、荒川沿いは変わらない。荒川大橋の対岸に熊谷駅を見ながら走っていく。この先の鹿島古墳群に出るまでの6kmくらいは単調ではあるが、心拍数を見ながらオーバーペースに注意する。先程よりは上がらずに145前後で推移していた。途中で上野さんに追い付くと『体温調整できないからかなりしんどいですわ(笑)』中にファイントラックを着用しているものの、アウターが甚平では快適ではないだろう。『あと3kmくらいで土手は終わりですよ』とお伝えして先を走る。
土手が終わった先に私設エイドを発見!するとそこには窪田さんが!お菓子とコーラをいただくと、夜はまた和光市にいるとのこと。
窪田さんにお礼を言って次なる目標の鹿島古墳群を目指す。ようやく出て来た住宅の間を縫うように走り、まもなくすれば古墳群だ。ここではトイレ休憩を取る方が多いが、いつも通りパスしてその先の重忠橋手前のトイレを利用する。
写真を撮っていると後ろから内藤さんが単独でやって来た。お友達とは熊谷でお別れでしたね。ケガ明けの久し振りの走りとは言え、しっかり追い付いてくるところはさすが!おしゃべりをしながら走っていると前方に昨年のゴール前の川越街道でご一緒になった沙織さんが歩いている。内藤さんともお知り合いで、あまり調子が良くないみたい。僕はそのままのペースで行かせてもらった。次のトイレ休憩辺りで合流できるでしょう。
気温も高くなり全身シャワーを浴びたい気分になったので、トイレでは短髪を活かして頭から水を被ってリフレッシュ。出てくると沙織さんいて重忠橋付近で少しお話しする。少ししかお話しできませんでしたが、ウルトラに対する価値観は近いような感じがした。これからもよろしくお願いします!
そしてようやくコンビニ利用のできる重忠橋を渡り、休憩を取る。最後のパンをすぐ手前で食べたのと、玉淀大橋までの時間を見た時に、昨年よりも若干の遅れを確認。前半は速かったのにイメージとズレが生じたので、食べたいと思った定番のファミチキと暑さからアイスの実を購入!この時14時14分。玉淀大橋まであと5kmちょっとあるので20分頃の出発を決める。内藤さんはカップヌードルで補給していた。僕は玉淀大橋以降のコンビニ利用でカバーできると、ここでは長居をするのをやめておいた。信号待ちの際に今回初めて車止めを利用して左ハムをグリグリマッサージ!効果抜群でリフレッシュして黒田の交差点国道141号線を目指した。
アイスの実を口の中に頬り込みながら走る。冷たさで頭がシャキッとするのがいい!いつもこの黒田交差点経由花園IC付近はとても長く感じる。家族の応援もあり長居してしまうことも多いが、今年から塾の曜日が変わったこともあり応援はなしになった。目的地を玉淀大橋に絞り集中した走りができた。黒田交差点では、川の道の時はこの右から来て真っ直ぐ行くんだと確認する。
川の博物館の標識が出て来たのと、花園フォレストを過ぎて国道254号線が近づいて来たのを確認。歩道橋のあるT字路を左折して玉淀大橋に到着!到着時間は15時02分と昨年から2分遅れと許容範囲内となった。エイドとなる淨恩寺は51km過ぎなので少し距離はあるが程なくして到着。15時08分到着、7時間01分の経過時間となった。ここまではイメージ通りにやって来た!
浄恩寺エイドでは手持ちのクリームパンに加えて、エイドでの補給を加える。そしてペットボトルにコーラを入れていただき、この後のコンビニでの補給との組み合わせを考えていた。
ここまでの脚の状態はどうだろう?腰に痛みは出ていないが、左ハムの痛みは気になり出した。なるべく痛みと向き合わないように、走りに集中するように心掛けている。遅れてやってきた内藤さんにトイレ休憩すると思うので先に行くことを伝えてスタートした。
踏み切りを渡り国道254号線に出るまでは緩やかな登り坂になるのでゆっくりと進む。1つめのコンビニが新しいファミマだったのでここでトイレ休憩。お腹は順調!たくさん食べられているし、水分の摂りすぎもないのでこの先もトイレで苦労することはなさそうだ。これはなんとなくだが、毎朝2本飲んでいるMAGMAの効果ではなかろうか?お通じの快調に越したことはない!
ファミマを後にして車止めでグリグリと左ハムを解していると、内藤さんが追い付いてきた!ご一緒の男性は日本縦断レースを完走している中田さん。ここからはこの3人での並走となった。
中田さんは大きなウエストポーチが擦れて気になってしまい肩に斜め掛けしているので走りにくそうだ。一方内藤さんはそろそろ脚の重さを感じ始めているだろうか。
僕は先頭を走っているが、常に自分のペースを守っている。この辺りの登りは走れる登りが多いので、歩くところを見極めながら休憩を入れて8分のリズムを崩さない。
3人いると同じペースなのにスタスタと早歩きのような中田さんと重い脚を運ぶ内藤さんと淡々とリズムを刻む自分がいる。それぞれのリズムは誰に合わせるものではなく確立できている3人だ。僕自身も引っ張っている感覚はなかったので、とにかく一定のリズムを守り通した。
中田さんの経験値はとても高く、川の道過去5回完走の実力者!110時間での完走も途中6時間飲んだくれていたというからビックリ!またギリギリになって走ったこともあると言うことで、その経験は僕の参考になった。(この内容に関しては別途控えておく)
国道254号線をひたすら進んでいくが、ポイントとしては60km付近のみどりヶ丘歩道橋。浄恩寺出発から90分くらいで到着すれば良い。予定としては17時が目安だ。途中10kmなにも補給しないのも困るので、コンビニの場所を探りながら走る。みどりヶ丘にもコンビニがあるわけではないので、中間地点で止まる必要もない。ということで次のコンビニがあったら休憩!と決めたところが小川和紙ハーフのコース近くのミニストップだった。
ここでは15分を目処にお腹を満たしていく予定で、肉まんを食べたが少し蒸かしたりないようで、若干の皮の固さに納得いかなかった(笑)。そしてトイレ休憩も加えてスタートする。みどりヶ丘には予定通り到着するとできそうだ。
次のポイントは唐子交差点で約70kmになるのでその手前のコンビニ利用となると予想する。時刻は16時45分。みどりヶ丘を17時に過ぎて行けば、唐子の到着を18時過ぎに定めて、公式エイドには18時30分くらいの到着と見込んだ。
登り坂を走れるところまで走って、その後の登り坂を歩いていく。みどりヶ丘の歩道橋には予定通りに到着すると、私設エイドを出している女性から声援をいただく!この後の大江戸に参戦らしい!『追い掛けて行きますから!』とここから走って?電車で?(笑)
少し下りが多くなってきた国道254号線を走っていく。徐々に陽が沈み辺りが暗くなり始める。次の目印はカインズホームが見えてくる辺り。国道は車線も広がる。しかしコンビニは少ない。唐子手前で補給はしたいなあ。
カインズホームが見えてきた辺りで夜用にライトやバックライトを点灯させる。国道沿いとはいえ街灯がないところはないので持っていないと危ない場所もある。今回は90ルーメンのヘッドライトとバイク用の充電式ライト200ルーメンを持ってきた。ヘッドライトは苦手。顔を合わせた時に相手が眩しく、誰だかわからないからという理由。今回はお試しもしていたので併用することに。中田さんの話からも川の道では手元はヘッドライトがあった方が便利とのことで、あとは明るさをどこまで求めるか?200ルーメンくらいあった方が安心。逆にハンドライトはサブ的な明るさで良いのかな?
ここで昨年と一昨年応援に来てくれたトミーが唐子のエイドで待つとの連絡が入った。18時10分くらいの到着?と来たのでもう少し掛かりますと返信。
国道沿いにあるファミマに立ち寄りカルピスウォーターをゲット!お腹はこの後のうどんで満たすことができるので、少しの休憩と水分補給となった。辺りは既に真っ暗になり、時折後ろからランナーが抜いていく。2年前のゴールタイムが一緒だった松崎さんだ。昨年もこの辺りで一緒になった。
北唐子の交差点を右折して国道を離れる。ここからはかなり暗く道幅も狭い。歩道も凸凹しているのでライトは必需品だ。1列になり先頭で同じリズムを刻む。しばらく進むと前からライトを付けたランナーがやって来る。応援の方かと思っているとそれはトミーだった!『また来ちゃいました!(笑)。そのままのペースで行って行って!』と立ち止まることなく流れに乗って合流。Y字路の交差点の信号待ちでようやく立ち止まって話をしつつ、唐子のエイドを目指す。
トミーは昨年のこの大会で雨の中、赤羽から川越までの30kmを並走してくれた。というよりも道連れに(笑)今年は小江戸のゴールまで一緒に来てくれると言う。ならば『来年のための試走だよね(笑)』とプレッシャーを掛ける。
程なくして唐子エイドに到着する。例年よりも後ろの位置なのでかなり空いている。それでも先着のランナーがいるので賑わっていた。到着時間は18時53分と今振り返ると時間は掛かっているが、みどりヶ丘が17時だったことを考えると2時間で約13kmは許容範囲だった。10時間46分経過。
ここではうどんを2杯食べてカラダを暖めて、お腹を満たしてからスタートする。この先はコンビニはしばらくない。いつも家族が待つコンビニは近すぎるので、国道254号線の古凍をさらに川越方面に下りていかないとない状況なので、トイレも済ませてからスタートした。川越までは約20kmと計算してみると3時間で到着すればいいかな。今19時だから22時か。昨年と同じくらいになるだろうか。
再びトミーと内藤さんと中田さんの4人で走り出す。辺りは真っ暗で歩道もない場所も多いのでライトがないとかなり不安だ。関越を潜れば少し交通量は減ってくる。コースも遠回りしながら古凍を目指していく。相変わらず淡々としたリズムで刻んでいく。後続のランナーにも少し抜かれることが多くなってきたが、この辺りの方は、元々ゆっくりスタートしていてペースが落ちないランナーで実力者だ。こちらは無理のないペースで進む。古凍を前にある登りも無理はしない。この区間では中田さんに川の道の話を詳しく伺った。『三国峠は4時間掛かって越える』ことなどはリアルな数字として参考になった。(今年はコース変更になってしまったが)
ようやく国道254号線に戻ってきて次のコンビニでの休憩とするが、意外と距離がある。徐々に内藤さんのペースが上がらなくなっているようだ。少し距離が開くようになってしまった。少し気にしながらペースを抑えて走る。
ようやく到着したファミマで休憩を取る。ここではコーラを購入。この先は川越まで一気に戻ってしまいたい。時刻は20時35分。さすがにアームウォーマーとグローブでジャケットを着ていないと、立ち止まった時には寒く感じるが、汗の掻きすぎによる消耗を考慮したのはプラスに働いている気がする。走り出してしまえば寒さに関しては気にならない。
ここで内藤さんと中田さんから『先に行ってください。遅くなってしまうから』と申し出が。お二人とも小江戸大江戸ランナーなので、できる限り一緒に行きたかったが川越を前に別々となってしまった。『川越のスタートではまた会えると思うので頑張ってくださいねマイペースで!ありがとうございました!』この先のコース確認を行って4人で握手を交わし別々にスタートした。
ここからペースを上げて急ぐつもりはなかった。それは過去の反省からだ。一昨年は22時の大江戸スタートには知り合いが多く出ていたので、それに間に合うためにペースアップ!結局はスタートには間に合わず、脚を使うだけの結果となった。それが川越から先の国道254号線をしっかりと走れない要因にもなっていたと考えた。しっかりと走るためにここは無理をしないのだ。
トミーとの並走ではたくさんの会話を楽しむことができる。昨年もそうだったが熱い男トミーのランに対する熱意が伝わってくる。彼は来年このレースに参加しているに違いない!(笑)だよね?因みに地元柴又100kには今年もエントリー。今年はタイムを意識した走りを見せてくれるでしょう!
川島町の倉庫を抜けて圏央道での私設エイドを利用して川越を目指す。タイミングを見て左側に渡り、入間川を越えていくと、川好きのトミーが写真撮るから先に行ってってとのこと。よくFBで川を遡って走っているのがアップされているのを見かけていた。
川越市内に入り福田の交差点からまた右側に渡ればあとは道なりに進むことで蓮慶寺に到着する。ここでも無理することはなく、この先のペースを意識しながらゆっくりと進んでいった。観光客で賑やかな川越の町も既に22時を過ぎて人気も少ない。そんな中をランナーが走っていく。例年ならば小江戸コースに参加のランナーが制限時間の22時に間に合うように走っていることが多いが、辺りには誰もいなかった。
そして蓮馨寺に到着し、小江戸コースのゴールを迎える。時刻は22時23分。経過時間は14時間16分だった。計画の22時よりは遅れているが、無理をせずに走ったことでダメージは少ない。まだまだ先を見据えて走れている感じだ。
ここでトミーは帰路へ。こちらも着替えて後半の大江戸コースに備える。トミーは到着後すぐに川越駅に向かって走り出した!『明日は来れないよ(笑)』と言葉を残して。本当に並走してもらい楽しく走れました。柴又も頑張って!
スタート時間を22時45分と決めて準備に取り掛かる。


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