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テーマ:中国&台湾(3299)
カテゴリ:旅行
<茶葉博物館へ>
龍井茶も十分に買ったので、また龍井のバス停に戻り、バスを待つ。 またもや、ミニバスが到着。お客さんゼロで、貸しきり状態(^^ゞ 茶葉博物館に行きたい、と言ったら、バス停の手前の入り口のところで降ろしてもらえた。 杭州って、観光客にやさしい街だと思う。 茶葉博物館があるあたりは、平地になっているが、龍井の山が見えて、風光明媚な感じ。平地だが、茶畑もある。 #ただ、このあたりで採れるお茶は、何となくあんまり美味しくなさそうだ。。。 バス通りから、しばらく歩くと茶葉博物館の建物が見えてくる。 真ん中の黒い石に刻まれている文字は、 「茶為国飲 杭為茶都」 という文字で、直訳すると、 「国の為に茶を飲もう。杭州をお茶の都にしよう」 というようなキャッチフレーズである。 ちなみに茶葉博物館は無料で参観できる。 さすがに、風流という感じで造られていて、中庭なども美しい。 ちょっとした中国庭園のようになっていて、東屋もある。 展示物については、お茶の歴史や製法の紹介、中国全土の銘茶の茶葉サンプルなどもある。 日本と韓国の茶器なども展示されていた。 時間の関係で駆け足での参観になってしまったが、一番興味を持ったのが、お湯の沸騰の具合の紹介。 中国茶の勉強を色々していると、魚の眼ぐらい、とか沸騰具合についての色々な表現があるが、これは元々、陸羽の茶経に載っていたものなのだそうだ。 魚の眼って、なんだよ、とか思っていたのだが、それを具体的にこんなもんだよ、と展示しているコーナーがある。 お湯の湯加減の紹介に、結構大掛かりな展示をしていたのには、さすがに「ほほぅ」と感心してしまった。お茶にお湯は大事だもんね。 #この人が陸羽さん。茶葉博物館の敷地内に像があります。 <茶葉博物館の帰りは大変> さて、茶葉博物館をあとにして、バス停へ戻る。 途中で、茶葉博物館を探している日本人の親子を発見。しばらく、日本人を見ていなかったので(笑)、近づいていって場所を教えてあげた。 向こうも、そう思ったと思うが、こんなところまで来るとは、物好きな方だ(笑) さて、バス停まで歩いて行くと、先程まで誰もいなかったはずのバス停に、人だかりが。 時間は午後3時を回っていたので、そろそろ観光から帰ろうという人が大勢出てきたらしく、バスが来ても乗れないほど人が乗っている(>_<) 5本ほど、これでやり過ごすが、そのあと、パタリとバスが来なくなった。。。 廈門行きの飛行機に間に合わなくなる! 仕方ないので、タクシーを捕まえようとする。 しかし、こんな田舎道を走っている、空車のタクシーなど・・・ない(T_T) 結局、20分ほど待っていると、対向車線に一台空車のタクシーが。 「どこ行く?」 「市内に行きたいんだけど」 「渋滞してて混んでいるから、場所によるよ。どこに行きたいの?」 「建国北路のホリディイン」 「混んでて、とても行けないよ。じゃーね」 ・・・乗車拒否。。。 あー、困った。どーする? 全然待てども来ないので、今度来たタクシーは必ず何が何でも乗らないとマズイ。 そこで一計を案じることにした。 要は稼ぎになると思わせれば良い。 どーせ、空港に行くのだから、空港までで交渉してしまえ。 結構な距離(=稼ぎ)になるはずだから、これならむざむざと乗車拒否はしまい。 それでも、せいぜい200元だ。遅れることを考えたら、十分に安い。 ・・・と心に決め、待つこと10分。空車が来た。これは逃すまい!いや、逃してなるものか! 手を挙げたら、早速運転手から怪訝そうな質問が来た。 「どこに行くんだ?」 「粛山空港(運転手、ちょっと表情が明るくなった)。でも、その前に市内に寄って欲しい」 「(複雑な表情)市内のどこ?西湖の周りが混んでて、時間かかるよ」 「建国北路。ホテルに荷物があるので、それを取るだけ。そのあと、すぐに空港直行」 「回り道すればいいけど・・・ちょっと高いよ」 「いくら?」 「250元」 「200元だったらいいよ」 「いや、ダメ。遠回りするから。じゃ(と言って、交渉を打ち切ろうとされた)」 「わー、OK、OK。250元でOK」 ということで、何とかタクシーをゲット。完全に売り手市場だー。 乗ってみて、正解。空車でこっちの方にタクシーが来れるような状況じゃないそうで、これを逃していたら、多分、飛行機には間に合わなかっただろう・・・ というわけで、茶葉博物館方面へお出かけの際は、交通機関の確保ができるかどうか確認しておいた方が良いです。 #通常の時期なら、バスでOKなんでしょうけどね。GWとか国慶節とか、中国の大型連休中は危険です。 そういえば、あの日本人の親子は無事に帰れたのだろうか。。。 タクシーは、大きく回り道をして西湖を迂回。これは大正解だった。真っ直ぐ、西湖の方に行っていたら、おそらく1時間以上掛かったかもしれない。 あっという間に市内へ突入。ホテルで荷物を取って、そのまま空港へ。 運転手さんは良いお兄ちゃんで、茶葉の値段などの話をする。このくらいの価格なら、良心的らしい。 しかし、今回の旅行では、やたらと韓国人に見られた。冬ソナのサンヒョク似だからか?(しかし、決してパク・ヨンハ似ではない。この辺、微妙だが、全然違う) <あれ、飛行機が無い?> 回り道のおかげで、快適に空港へ到着。 さて、チェックイン・・・と思って、電光掲示板でチェックインカウンターの場所を調べてみたが。。。 ・・・乗る飛行機の表示が無い。。。( ̄□ ̄;)マジ!? CA957便という表示がどこにも無い。。。 困ったので、インフォメーションのお姉さんに聞いてみた。 「この飛行機無いの?」 「あるよ。1番カウンターに行って」 行ってみたら、プラカードが立っていた。何なの、中国国際航空。ちゃんと告知してくれないと。 #あとで分かったことだが、この飛行機は国際線の杭州発廈門経由シンガポール行きの便だったらしい。国内線部分は、国際線のついで扱いになっている、というのが事の真相らしい。どーりで便名が3桁で普通(大抵4桁)と違うわけだ。なので、搭乗もこの便だけ、それなりのジェット機(A319)なのに、バスラウンジ出発。 てなことで、なんとかチェックインを済ませて、おみやげ物屋へ。 やたらと、あれ買えこれ買え勧めて来たので、色々買ってしまった。。。杭州空港の土産物屋には注意です。 #ちなみに、到着ロビーの中華料理レストランは結構美味い。鳥のスープとかオススメ。一方、出発ゲート近くの雅格仕コーヒーは高いので、オススメしない。1杯128元(日本円で2000円ぐらい?)のコーヒーを勧められるままに注文してしまったが、スタバのコーヒーの方が美味いぐらいだ。 で、買い物を済ませて、袋に入れてもらったが、その袋を見て(・.・;) ・・・なぜか、関西のホームセンター コーナンの袋だった。 中国では、以前、トルファンで買い物をしたら、埼玉のローカルスーパー、マミーマートの袋をもらったこともあった。 中国の工場で印刷した横流し品が出回っているのだろうか? 誰か詳しい人がいたら教えてください。 <アモイへ到着> 飛行機には、案の定、日本人がゼロ。 後ろにヨーロッパ系の人がいたが、この人にはきちんと英語でスチュワーデスが話しかけるのに、私には中国語オンリー。日本人が紛れているとは思わないらしい(^_^;) よほど、観光客の乗らない路線なんだな、この便。 #シンガポール行きの人たちは前の方で、一応、棲み分けされているらしい。 さて、1時間ちょっとのフライトでアモイに到着。 しかし、既に20時になっているので、周りは真っ暗。 時間も遅いので、さっさと、タクシー乗り場へ行って、タクシーに乗り込む。 走り出して少ししてから、何か運転手が話しかけてきたが、良く分からない。発音が、なんだか普通の中国語と違う。 よくよく聞いてみると、真っ直ぐか?左か?とか言っているので、真っ直ぐ真っ直ぐ、と答えた。 話していて分かったことだが、アモイの街中に行くのに海岸周りのコースと市街地のコースがあるらしい。 海岸コースはかなり遠回り(80元ぐらい)になるけれども、信号も無くてとにかく早いんだそうだ。一方、市街地コースは距離は短いけど、信号が多くて、時間がかかるとの事。まあ、夜だったし、街の様子も分かったので、市街地コースを選んで正解だった。 40分ほどで、ホテル(これまたホリディイン)へ到着。 さすがに、夜も遅いので、今日はそのまま眠ることにする。 明日は、いよいよ、安渓へ行きます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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