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テーマ:オール台湾!(1522)
カテゴリ:旅行
さて、福寿山農場のお話です。
ここのお茶は、当ブログでもご紹介済みです(これ)。 「福寿山」という名前がお茶の世界では流通しているので、福寿山という名前の山があるのか、と思われがちですが、梨山地区にある農場の名前です。 広い意味では梨山茶に分類されます。 この農場の標高は2200m~2500mぐらいの所まで分布しているそうです。 ですので、梨山茶の中でも、標高が高い部類に入ると思います。 かつて、ここのお茶が「物凄く美味い」と評判になったそうで、梨山の中でも、「福寿山」というと、一種のブランド化しています。 #それが相応の評価かどうか、というのは、飲んで確かめるしかないです。 そもそも、この農場、中国国民党(蒋介石と言い換えても良い)が、内戦に敗れて台湾に逃げてきた際に連れてきた兵士達の再雇用の場として用意された農場です。いわゆる国営の開拓農場ですね。 #その成立の歴史は、農場のこの記念碑に書かれています。国営の退役軍人(栄民)の為の農場というあたりと評判の関係が…モゴモゴ… そんな背景から、蒋介石の息子の故・蒋経国 元総統の別荘まで農場の中にあります。 総統の別荘があるぐらいですから、ここの農場は、確かに風光明媚。 そして色々な作物を栽培しています。 これはキャベツ畑。高原野菜ですね。 空の青さと雲、山々のコントラストが美しい。。。 これは、梨畑。 こんな景色が農場の中の道沿いに点々としています。 さて、肝心の福寿山茶は何処に? 農場のインフォメーションで貰った地図を見ると、農場の奥の方に、お茶園というのがあるらしい。そこを目指して、テクテク歩いてみました。 ただ、この農場、山の斜面にあります。 入り口は、一番標高の低い所です。 つまり、 奥の方ってことは、標高の高いところ という意味なので、道中はずーっと、 上り坂 なんですね。。。(-_-;) しかも、地図では物凄く近いように見えるのですが、 縮尺がデフォルメされている ので、奥へ行けば行くほど、距離がながーくなるようになっています(-_-;) なので、 いつまでたっても辿り着きません(T_T) しかも、歩いてる人が私以外いない。。。 みんな、車で来ているみたいです… ここで、とりあえず教訓。 「福寿山に行くなら、車を必ずチャーターするべし」 車が無いと、農場に行くのも困りますが、中で観光も出来ません。。。 梨山周辺ではタクシーは、ほとんどいないので、どこかから乗りつけるのが一番のようです。 #宿に早めに相談すると、何とかなるかもしれませんが… 仕方ないので、テクテクと山道を上がっていく、あるきち。 確かに景色は良いんだけど、結構、傾斜がシンドイ。 そして、周りに見えるのは、キャベツ畑や梨畑、リンゴ畑ばかり。茶畑は全く見当たらない。 しかも、ハエがやたらと多い(有機農法ですから)。 …20分ぐらい歩いただろうか。 ようやく、ここがお茶を作っている農場である証明を発見。 製茶所 ここで、あのトロトロの福寿山茶は製茶されているらしい。 #設備は旧式っぽいけれども。。。 もちろんシーズンオフなので、製茶はしてませんが、ようやくお茶のかかわりがあるところが出てきたので、嬉しくなって、もう少し頑張って歩いてみることにしました(単純)。 さらに15分ほど歩いただろうか。。。 あるきちの目が、キラーンと光る ついに茶畑を発見!! そして、つやつやとした、美味しそうなお茶♪ 確かに、福寿山には茶畑がありましたッ!! しかも、結構、標高の高いところに。 霧が年中かかるようなところで、確かに名茶が採れそうな茶畑です♪ さて、 いやー、福寿山に来て、茶畑見れたし、大分歩いたから(入り口から上り坂を40分歩いた)、そろそろ引き返すか と思うものの、 なんか、この茶畑だけだと福寿山っぽくないよね。。。 もうちょっと、谷が見えたり、雲がかかっていたり、段々になっていたりするような茶畑じゃないと、雰囲気出ないよね。。。(-_-) という、変な、写真家&お茶好き精神(?)を発揮し、さらに山奥へ。。。 確かに、このあたりを過ぎてから、景色の良さがさらに際立ってきた。 しかし、しばらく茶畑は途切れる(-_-) さらに歩くこと10分ほど。。。 ようやく来ました、福寿山の茶畑♪ 思う存分お楽しみください\(^o^)/ 段々になっていたり、雲がかかっていたり、森の中に茶畑があったり、谷に近いところに茶畑がある、というイメージが伝わりますでしょうか? ふぅー。満足、満足(^。^) 帰りましょう。 えっ? 茶畑だけ見に、福寿山まで来たのかって? …いや、私も現地に行けば、何かあると思ったんですよ。 まさか、ただの農場じゃないだろうと。 確かに宿泊施設はあるんです。立派なのが。 でも、景色以外に見るべきものは、、、 ホントに、他に何も無いんですよ(-_-;) #正確に言うと、標高2600mの地点に天池というところがあって、そこらへんは一応見所らしい。でも、そこまで歩いて行きたくないです。。。 さて、帰ります。 当然、歩きで下山します(>_<) #でも、帰りは30分ぐらいで農場の入り口に着いた。 折角来たので、農場の入り口にある売店で、(既に缶に詰められた)福寿山茶を記念品として2缶ほど購入♪ 1缶(75g)で700元。結構なお値段。。。(-_-) 果たして、現地で買う福寿山は美味いのか? それは、日本に帰国してから検証することになります。 #現場で飲もうと、喫茶コーナーに行きましたが、「お茶はやってない」と言われて、仕方なくコーヒーを飲んだ。お茶の本場に来て、なぜコーヒー。。。(-_-) 農場の入り口から、梨山の街まで歩いて降りる。 下りは楽勝なので、40分ほどで下山できた。 しかし、途中から降り出した大雨でずぶ濡れに…(-_-;) さらに途中で寄ろうと思った、梨山文物博物館は、工事のため、休館中(T_T) もしかして、梨山と相性悪い?? なんとか、ホテルまで戻ってきた。 …さすがに2時間以上も歩いたので、疲れた。。。(-_-;) しかし、なんなんだ、この敗北感は… ここで眠ってしまっては、何の為に梨山まで来たのか分かりませんッ!! あるきち、夕食を食べがてらに、ティスティングのできる、お茶屋を探すことにしました。 でも、さっき街の中を歩いた時には、そんなお店は無かったような… さて、梨山の街に、そんなお茶屋はあるのか? 続く。 ↑同じの売ってた お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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