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テーマ:オール台湾!(1522)
カテゴリ:旅行
坪林から、台北に戻ってきて、ホテルに荷物を置いた後、真っ先に向かったのが、台北アリーナ。
そう、台北茶文化博覧会のメイン会場です♪ 台北茶文化博覧会は、台北市政府が主催で行なわれたイベントです。 特に9月6日~10日までは、台北アリーナで、お茶の展示展を開催していました。ちょうど、このタイミングで訪台するスケジュールだったため、 これもお茶の縁。必ず行かねば と、出かけてまいりました。 参加できなかった、日本のお茶好きの皆様の為にその様子をレポートいたします!! #そんな大げさにするほどの内容ではありませんが…(^^ゞ 会場は、台北アリーナのまさにアリーナ部分を開放して行なわれました。 入り口を入ってすぐのところが、「台北老茶街」と名づけられていまして、このような日本統治時代の海外向け拡販ポスターなど、台湾茶の始まりや輸出の歴史について学ぶことが出来ます。 台湾がお茶の茶産地として、本格的に機能し始めたのは、やはり日本統治時代から。その頃のポスターや品評会の賞状など、様々な展示がなされています。 当時の海外のお茶の販売の事情が、コストに勝るプランテーション栽培のインドやセイロン産に押されがちであったため、烏龍茶や東方美人などのような差別化できる商品に偏っていたことなどを色々示した資料があって、お茶の歴史に興味がある人には楽しいコーナーだと思います。 茶の世界史 ↑ちなみに、お茶の歴史はこの本が面白いです。ちょっと学術的っぽいですが。 そして、次のコーナーが各国のお茶文化に触れるコーナー。 日本、韓国、チベット、インド、イギリスのお茶の入れ方の実演などを行なっているコーナーです。 インドコーナーでは、主にチャイの試飲を。 チベットコーナーではバター茶の実演。 一番人気だったように見えた?のが、わが日本のコーナー。 やはり、独特の文化が人を惹きつけるのでしょうか? でも、正座がかなりきついらしく、みんな足を崩したがっていました(^_^;) そして、ここの次が台湾茶のお勉強コーナー。 台湾の代表的な品種の茶葉の展示や代表的な茶産地の地図での紹介など。 日本では手に入りにくい情報(といっても、茶業博物館などでも手に入るのですが)が、満載のコーナーで、個人的にはここのコーナーが一番滞在時間が長かったような…(笑) ちなみに、水出しについてのオススメもありました。 色々、実験の結果、抽出時間は、冷蔵庫の中であれば4時間から8時間ぐらいが良いんではないか、ということを紹介しています。 茶葉とお水の量は1:50あるいは1:75ぐらいがベストとのこと。 水溶性のカテキン類は、水出しの方が熱湯5分間よりも抽出されやすし、それ以外のものも、時間を置けば7割ぐらい抽出され、カフェインも少ない、とのこと。 カフェインの効果が必要な時は、お湯を使い、それ以外のときは水出しという使い分けが良さそうです さて、次のコーナーは台茶人文館ということで、ご当地のお茶屋さんが紹介されています。 一番最初に目に飛び込んできたのは、日本でも御馴染みのこの方。 奇古堂の沈さん。大人気でした。 当たり前なのですが、北京語でしゃべってましたが、それが何だか新鮮に感じてしまいました。。。 このあたりには、茶器の展示も豊富にあり、年代ものなども多数ありました。 で、ちょっと回ってみると、四季に合わせた茶器コーディネートが。 何だか、芸が細かくて日本的ね~、と思っていたら、 …あれ?どこかで見た人が… 華泰茶荘の林さん? そうなんです、かなりのコマ数をとって、日本から華泰茶荘と中国茶インストラクター協会、中国茶文化協会の合同ブースとして出展をしていたんです。 てっきり、出展するというから、台湾の華泰茶荘本店として出ていたのかと思っていたのですが、日本企業として出展してました。 で、デモをされているのは、日本のインストラクターの方。 日本から台湾へ、伝統から現代へ、ということで日本でも頑張ってます!!という内容でブースを作っていた?ようです。 お客さんの反応も、ナカナカだったようです。 しかし、林さんが北京語でしゃべっているのを初めて聞いたのですが、若く(年相応?)見えます。。。 #日本語でしゃべると年齢不詳ですけど… このような展示を過ぎると、あとは地元の茶商、お茶関連製品の展示&販売スペース。 夏の大茶会でもそうですが、一番流行っているのは、やはり販売コーナーのここではないでしょうか(^_^;) 台南の老舗茶館、楡林茶館は、タピオカミルクティーで有名ですが、ここがフランチャイズの募集をしたりとか、 現地の大手お茶メーカーの展示。 あるいは、お茶と一緒に楽しむ音楽の販売や、お茶を使った石鹸の販売など。 あるいはマルチティーサーバーや華泰さんのエコ水筒の販売元で御馴染みのメーカーさんも出展。 特価販売を行なっていました。 ↑これです。 そして、地元茶荘の直売所。 有名どころでは、茗心坊や廣方圓などが出展しておりました。 この中で、廣方圓さんでは、台北茶文化博覧会限定茶としてメイクイ緑茶を出していたので、これを3個パックで購入しました。 こういうのを購入するあたり、ただのミーハーですねぇ…(^^ゞ …と、一回りして会場を後にしました。 お茶好きには、面白いイベントだったかもしれませんが、できれば台北市だけではなく、南投県とか、各茶産地が一体になってやってくれたら、直売所なども、各農会直営なども出てきて、もっと面白かったかも、と思ったのが所感でした。 さて、時間は結構良い時間になりました。 夜は士林夜市に行こうと思っていたのですが、ちょっと時間が早すぎます。 その前に、1軒、お茶屋さんに寄って行きましょう そのお茶屋さんの名前は、上園茶荘。 この本の監修をされた方のお茶屋さんです。 しかし、このお店に軽い気持ちで行ったがばかりに、士林夜市には行けなくなり、年末年始で台湾行きが再度確定してしまいました(^^ゞ 何が、このお店で起こったのか。 行ったことがある人には、きっと分かるでしょう。 この店で吹き荒れた「意味分かる~」の嵐 解放されたのは、4時間後!! その楽しくかつ勉強になるお話は、また次回♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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