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テーマ:オール台湾!(1520)
カテゴリ:旅行
そんなわけでやって参りました、評茶師・陳煥堂さんのお店、意翔村茶業。
残念ながら、陳さんご本人は不在(多分、茶文化博覧会の絡みではないかと)。 お店に入ると、 店員さん:お茶を準備するね ということでお茶が準備されます。 準備、といってもここの準備は、こんな感じ。 ズラーッと並んだ、鑑定杯。 そこに茶葉を入れて、5分間程待ちます。いわゆる茶葉鑑定のやり方ですね。 ここのお店、この形で茶葉をテイスティングさせてくれます。 おお、何だか、プロっぽい(笑) 元々、卸のお店なので、凝った内装やそういったものが無く、茶葉がたくさんあるだけのスペースですが、こうした形でお茶を買えるのは実に面白いお店だと思います。 と、お茶が出るのを待っていたら、ちょうど日本の方がお1人様ご来店。 一緒に聞茶することになりました。 現地の人に聞いたら、ここがオススメだ、ということで、すぐに来られたのだそうです。 さて、時間が来て、テイスティング開始。 各鑑定杯から、石焼ビビンバをかき混ぜるような長いスプーンを使って、香りを確かめ、自分の茶杯に移して味をみます。 試したお茶は、写真の1枚目右側から、 ・古典美人(南投県) ・凍頂烏龍茶(南投県) ・肉桂茶(南投県) ・鉄観音(木柵) ・高山烏龍茶(阿里山) ・蜜香烏龍(南投県) ・東方美人(新竹県) の7種類のお茶を試しました。 簡単に、印象を書いていきますと、 ・古典美人 ここの看板茶。昔風の発酵強め・焙煎強めの凍頂烏龍。濃厚な味わいと、熟した香り。懐かしい。ホッとします。購入。 ・凍頂烏龍茶 古典美人よりは、やや清香系に振ったお茶。それでも、他の店のものに較べると味わい濃厚。ただ、ちょっと水っぽさがあり見送り。 ・肉桂茶 武夷山の肉桂を台湾の南投県に移植したもの。台湾産の肉桂は、ここのお店にしかないとのこと。肉桂らしさは感じられ、非常に面白いお茶。ただ、やっぱり本家に較べるとなぁ、ということで迷ったけど見送り。 ・鉄観音 発酵度、焙煎度が高いお茶がきっと得意なのですね。まずまずでしたが、味わいに少々深みが無い感じ。正叢かどうかは、ちょっと分かりません。見送り。 ・高山烏龍茶 阿里山で清香系ですが、通常のものよりも少し発酵度が高めの気が。香りだけではなく、しっかりした味わい。ただ、特筆するほどでは無かった(そりゃ、昨日大禹嶺を飲んでるからねぇ…)ので、見送り。 ・蜜香烏龍 今回の一番のヒットかも。青心烏龍をウンカに吸わせ、凍頂烏龍茶製法で作ったもの。東方美人の凍頂烏龍版です。蜜香とはうまく言ったもので、甘い不思議なお味。購入。 ・東方美人 香りは立ちますが、戻りの甘みが今ひとつ。見送り。 茶壷で淹れたらもっと美味しい とお店の方も言っていましたが、その通りだと思います。 雑味なども全て出てしまう誤魔化しの効かない鑑定杯ですので、よほど茶葉に自信が無ければやれない芸当です。 今回買わなかったお茶も、茶壷で淹れたら、全く違う個性が出るかもしれません。 しかし、ここのお店、さすがに卸だけあって、品質の割に安い。 今回のお茶も、全て100g200元~500元に収まるお茶で、100gずつパッキングしてあるので、お土産用にまとめ買いするのに良いお店かもしれません。 意翔村茶業さん、なかなか分かりにくい場所なので、行くのに苦労するかもしれませんが、面白いお店ですよ(^^♪ #あ、日本語は通じないと思って行った方が良いかもしれません。でも、日本人慣れしているようなので、筆談でOKです。 意翔村茶業 住所 : 台北市新生南路一段161巷6-2号 電話番号 : (02)2703-0394 営業時間 : 09:30~18:30 休業 : 日曜日 さて、お茶を飲みました。 ここまで来たので、ちょっとついでに アレ を食べなきゃいけませんね。 なにしろ今日は暑いのです。 暑いので、冷たいものが食べたくなるのは、人情というもの。 永康街まで、歩いていきます(と言えば、どこに行ったかお分かりでしょう)。 …続く。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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