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テーマ:中国&台湾(3300)
カテゴリ:旅行
さて、杭州市内にたどり着き、早速向かった先は茶葉市場。
場所は、浙二医院(日本流に言えば、浙江大学医学部付属第二病院ですね)の南側。 解放路と清泰街を結ぶ通りにあります。 事前に現地のネットの地図で調べてみたら(こういうのだけは、しっかり調べるんですねぇ)、ホテルからそんなに遠く無い距離でもあったので、歩いてみることにしました。 杭州の街は何といっても、中国の街にしては手入れがしっかりされていて美しい。 さてホテルから、建国北路を建国中路へと南下していくと、解放路へぶつかります。 ここで右に曲がるとすぐに浙二医院の建物がありますが、南側(解放路の反対側)を見ても、それらしい場所は無い。 合ってるかしら…とちょっと不安になりながら、さらに西へ進むと、もっと大きな浙二医院の建物が見えてきます。 その通りの反対側に、お茶屋さんらしきものが見えたので、道路をそこで渡ってみます。 すると、この店は大したことは無い(失礼)のですが、そこから先はお茶屋さんがずらりと並んでいる路地になっています。 うん、この看板。 間違いなく、ここが茶葉市場のようです。 #「叶」は「葉」の簡体字です。 並木のある、それなりに大きな通りになっていますが、この反対側にもお茶屋さんが並んでいます。 そして、その裏にも長屋のようにお店が連なっています。 ただ、今日は土曜日だったためか、長屋の中のお店はお休みが多かったようです。 何しろお店の数が大変に多いので、いきなり飛び込むのも少々心許ない。 まずは一通り歩いて眺めてみます。 実に目立つのが獅峰龍井の看板。やっぱり、龍井の街ですねぇ。 それ以外の緑茶もあるにはあるのでしょうが、どうにも肩身が狭そうな感じです。 ただ、例外がありました。プーアル茶です。 どこのお店の店頭にも、大体プーアル茶が置いてあります。 中国人の大好きな投機的価値があるということも、ブームを後押ししているんでしょうねぇ。 これだけ並べられてしまうと、さらにプーアルに手を出すのが恐ろしくなります。 間違いの無いものを買うのなら、雲南まで実際に行って、新茶の餅茶を買ってきて、自分で熟成させた方が確実なような気がします。 まあ、飲めるようになるまで15年はかかるわけですが… #信頼の置けるお店を見つければ良いのでしょうけど。 さらにはお茶請けの販売店も並んでいます。 杭州名物・山胡桃もズラリと取り揃えられています。 ということで、フラフラと眺めながら巡ってみると、解放路の一本南にある大きな通りである、清泰街まで繋がっていました。 中国の都市の1ブロックは、台北辺りのそれとは大分違いますから、結構な規模だと思います。 清泰街側の目印は、この浦東発展銀行の建物ですね。 ちなみに茶葉市場のある道の名前は、これだそうです。 簡体字で良く分かりません。。。(-_-) さて、そうこうしている中でちょっと気になる店を見つけました。 開化龍頂と安吉白茶を売りにしているお店2店舗。 龍井は、どうせ明日買いに行くので、折角ですから、別の品種のお茶を買いましょう。 開化龍頂のお店のほうは、どうも感じが悪そうだったので、感じの良さそうな店員さんのいた、安吉白茶のお店に突撃。 安吉白茶といえば、アミノ酸含有量の多いことで知られる、浙江産の美味しい緑茶です。 白茶という名前ですが、緑茶なんです。突然変異種で葉緑素に異常があるのだそうです。それがゆえに茶葉が白っぽい。 その変異のおかげか?、アミノ酸含有量が多い=旨み成分が豊富なんですね。普通のお茶の2倍~3倍アミノ酸があると言われています。 しかし、その評判と希少性ゆえに高い。 今では、龍井並みに高いお茶です。 でも、私、結構好きなんですよね(^^ゞ あ:安吉白茶ありますか?(看板にしてるぐらいだから、あると分かってるけど) 店員(奥様):あるわよ~。どんなのがいいの? あ:ちょっといいやつ下さい。 老板(旦那):これなんかどう? と袋に入ったお茶を見せてくれます。 …んー、色も形も申し分ない。結構いい茶葉っぽい。 あ:これ、いつの? 老板:明前の3月に摘んだヤツ。こっちのは、4月ね。色違うでしょ?3月の方が、黄色っぽいのが多い。長さも短い。 確かに、色がより白っぽいんですね、3月摘みの方が。 あ:1斤いくら? 老板:1斤900元。 さすが安吉白茶。結構しますね。 日本円で、500g1万5000円ぐらい。 でも、日本で買ったら、この3倍の価格ですねぇ、きっと。 店員:もっといいのもあるわよ。 あ:(興味本位で)いくら? 店員:1800元(500gで約3万円) 高ッ!(^_^;) あ:それはちょっと高すぎるね(苦笑) 老板:どれか試飲してみる? ということで、900元のを試飲してみました。 お茶ができるまで、しばし雑談。 ここのお店の方々は、やっぱり安吉の出身の方だそうで、お茶も作っているのだそうです。 日本でも安吉白茶は美味しいお茶として有名よ(一部でですが)、と教えてあげたら、いたく感激してました。 やはり、自分たちの街の名前のついたお茶が、外国でも通用しているというのが嬉しいのでしょうねぇ。しかも、それを作って、売っているわけですから。 さて、肝心のお茶ですが。。。 美味い(^・^) そんなに香り立ちが、ということも感じなかったのですが、旨みのぎっしり詰まった茶水で、これは美味しいヽ(^o^)丿 老板:こういうの日本でも飲める? あ:いや、なかなか無いねぇ(あっても高くて手が出ませんねぇ) ということで、ちょっと高いけど、半斤だけ購入。 安吉から杭州まで出てきて、龍井茶がメインの中で商売しているのですから、きっと大変なのでしょうが、観光客ズレしていない、とても真面目なお茶屋さんでした。 お店の名前をメモってくるのを忘れましたが、解放路から南に下ると右側のならびにある、安吉白茶の看板を出しているお店なので、すぐに分かると思います。日本語は全然ダメですが、安吉白茶好きなら行ってもいいかもしれません。 さて、なにしろ一発で予算オーバーなので(苦笑)、茶葉市場は今回はこのくらいにして、時間も遅いので、杭州市内を少しふらついてみます。 続く。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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