サイエンス・フィクション
「サイエンス・フィクション」という名前は、世界初のSF雑誌『アメージング・ストーリーズ』の初代編集長ヒューゴー・ガーンズバックがつけた。(ただし彼は、正確には「サイエンス・フィクション」ではなく、「サイエンティフィクション」〔Scientifiction,Scientific+Fiction〕と呼んだ)。SFにおけるニュー・ウェーブ運動の参加者は、「SFは科学小説ばかりではない」という見解から「SFはサイエンス・フィクションの略ではなく、スペキュレーティブ・フィクション(思索的小説)の略だ」と主張した。数学(厳密には科学ではないが)分野の空想小説(Mathematical Fiction, Mathematics Fiction等)もSFということがある。またSFにファンタジーを取り込んだ時期があったので、広義ではファンタジーもSFに分類されるが狭義では通常含まない。また、『ドラえもん』など多くのSF漫画を描いた藤子・F・不二雄は、自分自身の作品について、「すこしふしぎ(Sukoshi Fushigi)」、すなわちSFであると語っている。