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カテゴリ:弓道試合
今日、中央道場で行われた第1回世界弓道大会(1日目)を観戦してきました。
朝早く名古屋を新幹線で出て、その日のうちに名古屋に戻ってきました。 中央道場に着いたら、駐車場には外交官専用のナンバープレートを付けた車や、覆面パトカー(富士重工製)があり、誰か偉い人が来ているのかなあと思ったら、高円宮妃様が審判席の上段におられました。 私が観覧席に着いたときには、もうすでに巻藁射礼が始まっていました。 射手の先生に不都合が起きたのか、第一介添が補助をしながら巻藁射礼を行っていました。 第1回大会と皇室の方の前という緊張感からなのでしょうか? 個人的には、この時点で何となく波乱があるような気がしていました。 その後、範士の先生方の持的射礼があり、見応えのある射礼を見させていただきました。 しばらくの休憩のあと、中央道場で国別交流戦予選が行われ、至誠館道場の方で参段以下の方の個人戦予選が行われました。 私は、ずっと国別交流戦を見ていましたので、個人戦がどんな感じであったのかは分かりません。 日本チームは1番目で、正直な所選手はものすごい緊張している感じがしました。 4つ矢を引いて3中となり、予選通過が厳しい状態となりました。 が、各国の選手も緊張しているのかあまり中らず、混戦模様となってきました。 最後のロシアチームの落ちが留矢を外せば、競射になったのですが、残念ながら留矢を的中され日本チームの予選通過はなりませんでした。 その後、4中のチーム(フランス、フィンランド、カナダ、ロシア)で競射が行われ、フランスとフィンランドが決勝戦へ駒を進めました。 抽選で決勝トーナメントの組み合わせが以下のように決まりました。 1.アルゼンチン対イギリス 2.スウェーデン対イタリア 3.フィンランド対スイス 4.ドイツ対フランス 各試合の内容については、弓道誌に書かれると思いますので割愛します。 1回戦が行われ、準決勝は以下の組み合わせとなりました。 1.イギリス対イタリア 2.フィンランド対フランス この準決勝でフランスチームが12射皆中を出しました。 フィンランドの大前も皆中を出していたのですが、観客はフランスチームが12射皆中を出すか否かに注目していました。 全員が一手束った段階で、会場がそわそわし始め、3本目が中った時点で近くにいたフランス人が雄叫びを上げ、12本目が中った瞬間に会場は割れんばかりの拍手に包まれました。 国とかを超えて会場にいたみんながフランスチームを祝福していました。ちなみに拍手はフランスチームの落ちが退場するまで鳴り止みませんでした。 で、決勝戦の前に3位決定戦が以下の組み合わせで行われました。 1.イタリア対フィンランド 結果は、フィンランドが勝ち、3位となりました。 決勝戦は、 1.イギリス対フランス となり、結果は、 優勝:フランス 2位:イギリス となりました。 準決勝での12射皆中した勢いをそのまま決勝戦まで持って行った感じでした。 昔から、予選で競射した人が優勝することが多いような気がしているのですが、今回も予選で競射をしたフランスとフィンランドが1位と3位と上位に来ました。 切羽詰まった状態に追い込まれた人には、勝負の神様(?)はほほえんでくれるのでしょうか? 国別交流戦が終わったあと、中央道場で参段以下の部の予選通過者3名で八寸的による競射が行われました。 スイスの女性の方2名がワン・ツーをとり、3位にアメリカの男性がとりました。 表彰式で、優勝したスイスの方に用意された記念品とは別に的中させた八寸的が授与されていました。 今回の世界弓道大会を観戦して思ったのは、運営の方は大変かもしれないのですが、観客席に向けて的中を見えるようにしてほしいと思いました。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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