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遙かなる絆-ランナー(飛鳥京香/山田企画事務所)
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東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)による災害を受けられた皆様に
心よりお見舞いを申し上げます。◇◆◇◆
~東北東北地方太平洋沖地震関連情報~「中小企業向け資金繰りガイドブック」
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スマートフォン版ー私の中の彼へ「青き騎士」
携帯版ー遥かなる絆「ランナー」
携帯版ー「ロボサムライ駆ける」
携帯版ー[義経黄金伝説パート1」
携帯版ー[義経黄金伝説パート2」
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1256年、プラグひきいる蒙古軍は、ペルシャ北部、エルブルズ山脈の中心部にある、高い岩山の
頂上に建てられた「アラムート」城を攻めおとそうとしていた。アラムート城は、いわゆるイスラム教の異端派の一つであるイスマーイール派、アサシン(暗殺教団)の城塞であった。

 蒙古軍は、アラムート城からの攻撃が、瞬時、とだえたのを期に、一挙に城を攻め落とした。
の中には、一人のアサシンもいなかった。間道や逃げ道はないはずだった。

 プラグは草の根をわけてもさがせと、命令を下したが、数千人のアサシンはまったく発見できなかった。
 アサシンの指導者、導師マニは、時間の支配者と呼ばれていたが、彼の幻術かどうかもはっきり
としなかった。
■飛鳥京香「小説」は、過去発表の同人誌小説をお見せします。楽しんで下さいませ。過去作品の一覧は、左横のバナーページをご覧下さい。30年から10年前の作品です。在庫は、まだまだあります。
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●左側フリーページに、物語順に並べてあります。どうぞごらん下さい。
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■FAX020-4665-6859●携帯FAX020-4662-8766●yamada@yamada-kikaku.com
○664-0899兵庫県伊丹市大鹿4-4
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●広告・ネット・イベントにマンガ・アニメを!をテーマに●マンガエージェンシーとして企画営業活動を。(伊丹商工会議所会員・伊丹産業振興シニアアドバイザー・日本漫画家協会会員・日本アニメーション協会会員・経済産業省認定イベント業務管理者)
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飛鳥京香のフアンタジー「ランナー」 [全64件]

2011.11.11楽天プロフィール Add to Google XML

遙かなる絆-ランナー第11回
[ ランナーー遥かなる絆 ]  

遙かなる絆-ランナー第11回
地球防衛機構(EDO)シリーズ
作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所
山田企画事務所 ナレッジサーブ「マンガ家になる塾」

 ヘルムはしばらく考えていた。
 「サムナー、俺からの提案だ。軌道外でお前と戦おう。もし俺が敗れても、この子だけは助けてくれ」

 「そのガキのことは考えておこうっ。いずれにしても、俺とお前は対決する宿命にある。いいか、お前は有酸素型サイボーグ、俺は外宇宙でも動ける併用型エネルギーサイボーグだ。勝敗は明らかだ。今ここで投降するなら考えんでもないぞ」

 「サムナー、おまえにはEDOの対テロリストサイボーグとしての誇りがあるだろう。同じように俺にも誇りがある。ロードランナーとしての誇りがな。
俺はムーンウェイの中をここまで走ってきた。のべ、十五万キロだぞ。
今までどんなロードランナーも走ったことのない距離だ」

 「よし、わかった。お前はここムーンウェイでそのロードランナーの誇りと共に死ね。ムーンウェイでの墓碑銘は俺が書いててやる。そのガキは、俺が持ってきた携帯用救出カプセルにいれておくんだ」

 ムーン=ウェイ軌道の脱出用ハッチから、ヘルムは外宇宙へ出た。

月と地球を結んでいるのがよく見える。
二人はムーン=ウェイ軌道「クサカベ」の外壁上に立っている。

有酸素サイボ-グであるヘルムは宇宙服を着ていた。
動きが緩慢になるというハンデがある。

 「ヘルムよ。フェアプレイだ。俺の武器は全部ここにおいておく」
 サムナーは自分の休に隠されているあらゆる種類のウェポンを出し、ヘルムに対峙した。

サムナーは彼の癖で、連絡通信を受ける「受光基キャプスター」を全開にしている。

 肉弾戦であった。

 ヘルムは、体ごとサムナーにぷつかっていく。ゆうゆうとサムナーはよける。
 「どうしたロードランナー。なんだその動きは」

 サムナーはヘルムの足を狙っている。
足をねじりとってしまえば、ヘルムは動きをとれない。
サムナーはヘルムの足をとろうとするが、ヘルムの恐るべきロードランナーのキックカ無妨備なサムナーのわき腹を直撃していた。

 サムナーはふきとび、ムーン=ウェイ外から飛ばされそうになる。
ムーン=ウェイ軌道外壁突起物の端につかまる。

ヘルムの宇宙服を着た足が再び襲ってきた。
その足をサムナーはつかまえる。
キックされる。ムーン=ウェイ軌道外壁の上に蹴り上げられた。

そのままサムナーは空間に浮かんでいて、背中のブースターを使い、ヘルムの背後へ回る。

指のー突きて、ヘルムの宇宙服とヘルメットの間を破る。
サムナーの指が首の近くにあるエネルギーチューブをつかもうと、人工外皮をめくりあげようとした。

その瞬間だった。太陽が異常なフローラ光線を放った。

サムナーの頭部と背部のキャプスターは、もろにその影響を受ける。

恐るべき超電荷が、「受光基キャプスター」に、
サムナーの体のエネルギー源に流れる。

(続く)

作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所
山田企画事務所 ナレッジサーブ「マンガ家になる塾」





Last updated 2011.12.09 21:41:26


2011.11.10

遙かなる絆-ランナー第10回
[ ランナーー遥かなる絆 ]  

遙かなる絆-ランナー第10回
地球防衛機構(EDO)シリーズ
作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所
山田企画事務所 ナレッジサーブ「マンガ家になる塾」

■遙かなる絆-ランナー第10回

 ムーン=ウェイ軌道の下が振動している。
そこに小さな穴が開き、やがて大きくなって機械の手が現われる。
グガーン。大きな地響き共に、全身が現われる。

戦闘用ロボットだ。それも外宇宙タイプだ。

「聞き分けのない奴らだ。そなれば、こちらも、力に訴えるさ」
 サムナーが叫んでいた。怒りに、顔はふるえている。

「心配する必要はないよ。ヘルム。僕は対ロボット戦の訓練も受けている」
 そう言うが早いか、マコトはテレポートし、ロボットの背後に回っていた。
彼の脳波は瞬時にこのロボットの内部構造をつかんでいた。

そして、その最も弱い部分を吹き飛ばしていた。ロボットは、EDOテロリストハンターのサムナーの方にズルート倒れかかる。

 「早く、ヘルム、彼のロケットを奪い取るんだ」エスパーのマコトが叫ぶ。

二人はムーン=ウェイ軌道から、作業回路へ出て脱出ハッチに向かう。

 後から、サムナーが、叫ぶ。
 「そういうまくいくものか!」

 ロードランナー、ヘルムとマコトは、脱出用ハッチを開け、宇宙服を着て、サムナーの乗ってきた作業用小型ロケットに辿り着こうとした。

 が、瞬間、ムーン=ウェイ軌道側壁がつき破られ、サムナーが再び、現われる。

二人の前でニヤリと笑う。

 「お二人さんに、ただでロケットを利用させると思うか」
 やにわに作業用小型ロケットは発進する。
ゆっくりと二人の前から遠ざかっていく。

「くそう、サムナ─め」
 瞬間、ヘルムとマコトは、再度、軌道内へテレポートしていた。

軌道上の今いた場所は白熱していた。
サムナーのロケットが、自動的に二人の居た位置にレーザービームを発射したのだ。
 「大丈夫か、マコト」

 マコトの顔は青白い。

 「大丈夫ださ、ヘルムさん。いずれにしても、もうロケットは使えないだろう。我々は、やはりこのルートを走らねばならない」
 再度のテレポートでマコトは疲労困然し、気を失った。

「マコト、しっかりしろ」ヘルムは大声をあげた。
 「サムナー、聞こえているだろう、サムナー、お前がいるのはわかっている! いいか同じサイボーグ同志という事で、俺のいうことを聞いてくれ。 マコトは唯の子供ではない。いいか、新しい世界を生むための種子なのだ」

 どこからともなくサムナーの声が響く。

「笑わすなよ、ヘルムめ。 筋肉ロボットめ 同じサイボーグだと。
きさまは単なる鉄と機械のかたまりにすぎん、ただ速度が早いだけの単細胞ロボットだ。
きさまがサイボーグなものか。
それにそのガキが新しい世界を生むための種子だと! 
笑わせるな。何をたわごとをいう。
そいつは単なる頭でっかちのガキにすぎん。
それに俺はEDOに属するサイボーグだ。現体制を変えるような、そんな手助けができるわけない。そうだろう、ヘルム」

(続く)
作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所
山田企画事務所 ナレッジサーブ「マンガ家になる塾」


Last updated 2011.12.09 21:38:36

2011.11.09

遙かなる絆-ランナー第9回
[ ランナーー遥かなる絆 ]  

遙かなる絆-ランナー第9回
地球防衛機構(EDO)シリーズ
作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所
山田企画事務所 ナレッジサーブ「マンガ家になる塾」

EDOテロリストハンター、サムナーは、、地球のEDO本部との連絡をあきらめていた。地球の混乱は極に連しているらしい。データ通信用光ファイバーもずたずたのようだ。

このムーン=ウェイ三十八万キロの中で頼りになるのは自分だけなのだ。

 サムナーはようやく、目標を発見した。
 現在位置と速度を計算し、先回りをして、作業用ロケットを停め、ムーン=ウェイにとりつく。

サムナーは外壁をやぶり、作業回路へ入り、二人の到着を待った。

 通路から軌道へ突然、現われた片目のサイボーグは、マコトとヘルム二人に叫ぶ。
 「ここから先は、おまえ達のようなテロリストを通す訳にはいかん」
 「ぽくたちがテロリストだって。間違いも甚だしいよ。それより、あなたは一体だれなんだ。あのシャトルに乗っていた人間か。そうではないだろう。爆発の後、あたりには誰もいなかったはずだ。ヘルム以外には生体反応がなかったはずだから」マコトが答える。

「笑わせるなよ。テロリストども。おれはEDOきってのテロリストハンター、サムナーだ」
 
「君は誤解しているぞ。おれたちがテロリストのはずがないだろう。それよりEDOの人間ならば頼む。我々を助けだしてくれ」
「残念ながら、他人はだませても、おれをごまかすことはできんぞ。え、テロリストども。おまえたちのおかげて、ムーン=ウェイは通行不能になっている。これがテロの仕業でなくてなんだというのだ」
「我々はただあのシャトルトレインに乗りあわせていただけなのだ。犠牲者なんだ」

「そこまで言うのなら、少し驚かしてやろう。いいか、先頃、我々EDOの者が、地球から月に向けての暗号通信を傍受した。その暗号の内容はトーチは放たれた、というものだった。さらに、マニ導師と接触したその子供が月行きのシャトルトレインに乗り込んだ。次にシャトルトレインは爆発した。なぜか、おまえ連二人だけが生き残っている。二人が地下組織、死の天使と考えてもおかしくはないんだ」

「どうすれば、君に我々が一般人だと信じてもらえるのかね。サムナー君」
「その唯一の方法は、俺が乗ってきた作業用ロケットに、二人とも乗り移ってもらうしかない。そして俺の監視のもとで、地球に戻ってもらうことだ」
「もし、それがいやだといえば」
「お宅らは間違ってるぜ。ここまでは、まったく、選択の余地といっものなどありはしない。俺の命令それが絶対なのだ」
 「好きじゃないな、その話し方。そういうのが、一番苦手なんだ。僕、そういったかたい頭の人って好きじゃないよ」マコトがぶつくさいう。

 「俺も、人から命令されるのは、ごの子と一緒で嫌いなのだ」
 「おまえ達、何か、勘違いしているんじゃないか。この場面で選択肢が幾つあるとおもっているんだ。いいか、よく聞け。ひとつしかない。俺と一緒に作業用ロケットでこのムーン=ウェイから飛びだすしかないのだ。それがどうしてもいやだというのならば、ここで、死んでもらおう」

「サムナーくん、残念ながら、君のありがたい提案にそいかねる。私は3日以内に月に行かなければならんのだ。こんどの試合というのは私にとって非常に重大なものなのだ」
「僕も同じだよ。サイコセラフイ研究所ては僕の行くのを首を長くして待っているんだ」
「俺の助けを得ずにどうやって月までいくつもりだね、え、先生がた」

「忘れたのか。俺ヘルムはロードランナー、マッハ4で走れる男だ」
「くう」サムナーの喉が変な声をあげた。

(続く)
作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所
山田企画事務所 ナレッジサーブ「マンガ家になる塾」


Last updated 2011.12.09 21:34:22

2011.10.08

遙かなる絆-ランナー第8回
[ ランナーー遥かなる絆 ]  

遙かなる絆-ランナー第8回
地球防衛機構(EDO)シリーズ
作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所
山田企画事務所 ナレッジサーブ「マンガ家になる塾」


 「俺が選ばれたランナーだって! 二十万キロを走る。何て莫迦なことを。俺はシャトルトレインの中で夢でも見ているのか?」ヘルムは叫ぶ。

 「夢ではない。現実だ。ヘルム。お前が土星環戦役で生き残れたのも、私の助けがあったからだ」
 「俺が生き残れだのは、お前のおかげだと」
 ヘルムは顛の中の声に話しかけていた。

 「それなら、なぜサイボーグの体になったのだ。普通の体で、無傷でもよか、たのじゃないか。なぜなんだ。それに何者だ、お前は」

 「私のことはどうでもいい。それより、ヘルム、お前のことを考えろ。お前は、サイボーグとなり、口-ドランナーとなった。それで有名人の仲間入りかできたのだぞ。普通人のお前など、だれが見向きする。あのままでは下級市民のままだ。今頃は地下労働者として暮らしているに違いない」

 ヘルムは考えていた。
確かに今の名声が得られたのは、彼がサイボーグだからだ。
人間では不可能だ。
ヘルム=リッカート、下級市民。
そうだ、もう未来は見えていたのだ。あの時点で。

「ヘルムさん、大丈夫かい」
 今度は別の声が聞こえてきた。子供の声だ。
「誰だ」
「あなたの目の前にいるよ。マニ導師が話されただろう。僕がマコトだよ」

 「マニ導師とは何者だ。えっ、あのまさか、しかし、彼は死んだはずだ」
 「それは違う。彼の体は滅んだ。けれども彼の霊魂は存在している。ヘルムさん、先刻、マニ導師が話されたように、僕を月まで辿れていってほしいんだ」

「が、助けを呼んだ方が早くはないか」
「誰が助けてくれるの」
「そりゃ、シャトル公社か誰かだ」
「だめだよ」
「なぜだ」
「すでに、僕達は、死の天使のテロリストとして手配されているだろうよ」
「何だって、。死の天使のテロリスト。なぜそんな事になるんだ」
「恐らく私がマニ導師の遺志をついだ人間だということは,EDOに知られているはずだ。しかもシャトルが爆破し、ここに、生き残っているのが私とあなたの二人だけだとすれば、なおのことEDOは考えるに違いないんだ」

「そんな無茶な話があるか」
「そう、導師が仕組まれたはずです。我々はこのムーン=ウェイを走り抜けるより他に方法はないんだ」

 「走り切るといっても、確か二十万キロといっていたな。俺のエネルギーが最後まで持つかどうか。それが問題だ」

サムナーは作業・ステーションに準備された作業用ポッドを操縦し、次の作業ステーションヘ辿り着いていた。
彼はそこでようやく足の長い作業用小型ロケットを見つけた。それて事故現場へ飛ぼうとする。

今、地球は争乱状態に陥っている。

地下に潜んでいた。死の天使の活動家運か、一斉に勤きはじめたのだ。あらゆる交通機関は停止状態にあった。

EDOもサムナーの方に助けを出すわけにはいかない。             
ムーン=ウェイで現在動いているのは定期点検をする作業用ロボットだけである。


  ヘルムはマコトを背負って、一つのユニットを走り抜けていた。

 目の前には無限に続ぐ、通路がよごたわっている。
が、まわりの光景などまったく目にはいらない。彼の走る速度では目の前の一点しか見えてはいない。

たった一人の戦いであった。

競走相手はいない。

しかも、外は宇宙空間なのだ。着地している下は虚空なのである。真空てあり、音も存在しない。地上なら、、彼の走ったあとには恐るべき音と衝撃波がおこっているはずなのだ。

 ヘルムは、自分の体が絶好調なのを喜んでいた。

この調子でいけば、簡単に二十万キロを走破できるかもしれない?

こればロードゲーム始まって以来の快挙!となる。

「ヘルムさん、次のユニットには空気が充満されている。その宇宙服を脱ぎすててもいいよ」

「ということはすぐ前に妨備壁がおりているということだな」

「あ、停まる必要はない。妨面壁に激突する瞬間に、僕がテレポートする」
 この時、まさに、
 ヘルムの足は、天かける足であった。
伝説の始まりであった。

(続く)
作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所
山田企画事務所 ナレッジサーブ「マンガ家になる塾」


Last updated 2011.12.09 21:49:48

2011.10.07

遙かなる絆-ランナー第7回
[ ランナーー遥かなる絆 ]  

遙かなる絆-ランナー第7回
地球防衛機構(EDO)シリーズ
飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所
山田企画事務所 ナレッジサーブ「マンガ家になる塾」

 マコトは爆発の瞬間、無意識の内に、テレポートしていた。

彼の体はルートの軌道内にあった。

軌道内は余り損傷を受けていないようだった。

爆風はシャトルトレインの前後に吹き荒れたようだった。

シヤトルトレインは原型をとどめていない。
軌道内には空気がほとんど存在していない。

マコトは自分の体の表面全体に薄いバリヤーを張っていた。
そのバリヤーが彼を窒息死から救っていた。
だれか他に生き残っていないのだろうか。
超能力であたりを探索する。

生体反応。

サーチする。

機械と人間の合体?。
何者だ?。

マコトはその生体にテレバシーでさぐりかける。

 戦争のイメージ、.体がパラパラ把吹き飛ぶ、体が引き裂かれる、
光線、死体。

そんな混沌としたイメージが、その生体から送られてきた。

「宇宙コマンド。兵士らしい。冷たい機械、光線銃、飛行物体、ロケット」
サイボーグらしい。

それも有酸素タイプだ。

マコトはサイボーグの存在を念力で探した。

彼はシャトルトレインの残骸に体をはさまれていた。

マコトは念動力を使い、シャトルトレインの残骸から彼を動かし、空気のバリヤーを彼のまわりにめぐらした。

その間、マコトは力を使い果たし、気を失った。
 
ヘルムの意識が次第にもどってくる。

朦朧としているヘルムの頭の中に声が響く。
この声がどこから来るのか、わからなかった。

「ヘルムよ、よく聞いてくれ。おまえの目の前にいる子供マコトは
単なる子供ではない。
エスパーだ。
彼が月のある場所に行くことにより、新しい世界が現出する。
その世界は今の世界より、より豊かで、平等で、光あふるる平和な医界なのだ。

お前達のようなサイボーグも差別されることはない。蔭口をさ
さやかれることもないのだ。

 いいか、ヘルム、おまえはその子供を背負い、残されたムーン
=ウェイ二十万キロを月に向かって走りぬけるのだ。

この困難は神が与えた試練だと思え。

おそらくいまだかって、この地球から月までを走り切った男はいない。
おまえはその最初の男になるのだ。
 いいか、おまえがあのシャトルトレインにこの子マコトと一緒にいたのは決して偶然ではないのだ。我々がすべてプログラミングしたことだ。おまえは選ぱれたランナーなのだ」

(続く)
作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所
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Last updated 2011.12.09 21:54:06

2011.10.06

遙かなる絆-ランナー第6回
[ ランナーー遥かなる絆 ]  

遙かなる絆-ランナー第6回
地球防衛機構(EDO)シリーズ
飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所
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サムナーは「シャトルα」の乗客名簿を急いでチェックし、マコトが乗っていること
を確認した。マコトを守るために何名か乗っているかもしれない。
念のため他の乗客もチェックしてみる。
 それからサムナーはEDOの使用艇を準備するよう、空港本部へ依頼した。
 チェックに時間がかかり、艇を発進させた時、すでに数十時間が経過していた。
 ムーン=ウェイにそって航行し、ルート内をレーザーアイで探査してみるが、
すでに通過したあとである。
その時、急に艇に衝撃がおそった。

 ムーン・ウェイの要所要所には、飛来する小唄石の衝突からムーンウェイを
保護するために、レーザー砲が装備されている。そーのレーザーキャノンがなぜか
自動的に作動したのだ。ルートにそって驀進するサムナーの艇へ、レーザーキャノ
ンが次々に発射される。さらにサムナーの艇は、航続距離は長くは
ない。レーザーキャノンの攻撃によって満身創夷となったサムナーの艇は、ようやく
近くの作業ステーションヘ辿り着く。
 作業ステーションのサブルームに入ったサムナーは、「シャトルα」が一万キロ先
を航行していることを知った。
 サブルームの無線を使い、連絡をとろうとする。
「私はEDOのサムナーだ。「シャトルアルフア」、応答せよ」
 やがて、返事がかえってくる。
「こちら機長のマルチンだ。何の用かな」
「すまん、マルチン機長。ただちに『シャトルα』をもよりの中継ステーションで止めていただきたい」
 「無理だ、サムナー。この停止地点では前後数千キロには中継ステーションがないんだ」
 「何でもいい、早く止めてくれ。これはEDOの命令だぞ」
 「正式な命令を送ってくれ、君の言葉だけを頼りに、私の一存で停止させるわけにはいかん。EDOか
らシャトルル公社へ連絡をとってくれ」
「ええい、くそ、こうしている間にも危険は近づいているのだぞ」
「何、何だって」
「死の天使共が何かを「シャトルα仕掛けたかもしれんのだ」

 「死の天使‘……」
返事は途中でとぎれた。
無線機の故障かと思ったが、そうではない。

点を示す赤い点が、CRT画面から消えていた。
(続く)
作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所
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Last updated 2011.11.14 14:58:40

2011.10.05

遙かなる絆-ランナー第5回
[ ランナーー遥かなる絆 ]  

遙かなる絆-ランナー第5回
地球防衛機構(EDO)シリーズ
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第5回
地球の南極空港ステーション空港ロビーで、皆がサイボーグ、ヘルム・リッカートの顔を見ている。
ヘルムの方を見なから、話しあっている人々もいる。彼は有名人であった。
ヘルムは「ロードランナー」の第一人者である。
 空港ロビーの雑踏の中で彼は座って考えていた。ここは地球の南極空港ステーション。今、まさに、
ルナ=シティ行きの『シャトルα』が出発しようとしていた。

 ヘルムは過去を思い出している。
自分が、何故ロードランナーになったのか。他に方法はなかったの
だろうか、あの時は金が欲しかったのだ。ヘルムはそう自分を納得させようとしていた。
 サイボーグ手術には、莫大な金が必要だった。彼の両親はサイボーグ公社との契約書にサインをした。
 その契約書には、サイボーグ手術の代償に、五年間公社の命ずるがままに働くように書かれていた。
さらに加えて、彼は「ロードランナー」として一定の成績をも上げなければならなかった。
 次々と開催される、昔のマラソンに相当するロードゲームで彼は走り続けた。オーストラリアー周レ
ース、南極大陸レース、赤道レース。彼は勝ち続けた。勝利の女神がまるで彼に取り付いたかのようで
あった。

 ムーン・ウェイは、地球から月へのびる、三十八万キロという長くて柔らかい管と考えていいだろう。
 20世紀後半に盛んだった地下トンネル開削技術が応用されている。
 地球と月との間に、何百もの静止衛星(中継ステーション)を浮かべ、その間を管がつながっているの
である。南極空港の出発点から、メースチングクレーターの出口まで、数億の管がジョイントされている
のである。この管の一つ一つをユニットと呼ぶ。
ユニットは伸縮性のあるPER製の外皮に被われていて、二重リングがその中に含まれている。
第一のリングは地球の自転に合わせ、回転し、第二のリングは月の公転に合わせて回転する。
 ユニットを輪切りにすれば、ほとんど地下トンネル構造とかわりはない。
 真中に情報ケーブルがあり、その上下に各々、月行きと、地球行きのシャトルトレイン軌道が通って
いる。そのまわりを作業回路が包んでいる。その外側には前述のリングがあり、一番外側はPER製の
外皮である。
 このムーンーウェイの基本アイデアは、一九七〇年代に日本の科学ジャーナリスト、草下英明氏によっ
て発表されていた。
 新燃料鉱物、「エルフ13」が月で発見されたことにより、このアイデアは実現化されることになったのだ。
 ムーン=ウェイの中を、シャトルトレインが走り、月から「エルフ13」が大量に地球に流れこんでいた。
 シャトルトレインは、マッハ7でムーンウェイ内を爆走する。超電荷力推進である。
 このウェイによって、200時間で人類は月に行き来できるようになった。それこそ長い列車旅行をする
ような感覚で、月へ行けるようになったのだ。


片目のジャック、テロリストハンター、サムナーの乗り込んだエア・カーが、南極空港に到着到若した時、すでに『シャトルα』は213名の乗客を乗
せて出発したあとだった。
プランクトン=シティからここ南極空港まで「死の天使」の執拗な防害工作が続いたからだった。
(続く)
作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所
山田企画事務所 ナレッジサーブ「マンガ家になる塾」


Last updated 2011.11.14 14:10:54

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