東京の高田馬場駅(JR、西武新宿線、東京メトロ)近くの「インドネシア文化宮」(GBI)では5月30日(土)まで「東ヌサトゥンガラ州のイカットとササンドゥ音楽展」を開いている。日曜・祝日、第1・第3土曜休み(ほか、悪天候等で事前通告なしに閉室することがある)。
　東ヌサトゥンガラ州はインドネシア、バリ島の東に点在するフローレス島、アロール島、ティモール島はじめとする島々で構成される州だ。この展覧会では、この地域の工芸品として世界に誇るイカット(絣)約200点のほか、州内のロテ島だけにしかない伝統楽器で、ロンタール(棕櫚椰子)の葉、竹、マホガニなどの木で作られる「ササンドゥ」、州内の木彫り仮面、西部ティモールのアンモナイト化石などを展示している。

　同展開催中の3月14日(土)と28日(土)に、パプアニューギニア・セピック川探検ドキュメンタリー映画の鑑賞会を開く。

　この映画は、ドキュメンタリー番組のカメラマンとして世界各国を取材した経験をもち、現在は、映像製作会社の代表プロデューサーである吉丸昌昭が、1978年に撮影した。同年12月に当時、人気番組だった日本テレビ「すばらしい世界旅行」で3回に分けて放送された。
　死者の頭がい骨を墓から掘り出して、少年の体を傷つける成人の儀式、生前の時の元気な姿を再現させる二次葬の儀式、殺人もするが、病気などを治す力ももっている呪術師など、セピック川の河口から源流までの1200kmを約5カ月かけて進みながら、「秘境中の秘境」で撮影された貴重な映像が含まれている。

　この映画鑑賞会は、DVDになったものをテレビ画面で見る。14日は午後1時開始と午後3時半開始(吉丸のミニ講演付き)、28日は午後1時開始と午後3時開始、各日2回、計4回上映する。
　参加費は無料だが、メールによる申し込みが必要だ。

　この映画鑑賞会のサイト　http://grahabudayaindonesia.at.webry.info/200902/article_17.html

　　　　　　　　　　　
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