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台湾の巨匠、侯孝賢が「赤い風船」にオマージュを表して製作した作品。 人形劇の声優スザンヌはシングルマザーで、新しいシッターとして中国から映画の勉強に来ているソンを雇う。小学校低学年っぽいシモンは、純粋な子供でソンにもなつき、ピアノの勉強をしたりプレステに熱中したりしている。 スザンヌは忙しい日々を送りながら、間借りさせている旧友マルクとのトラブルがあったり、娘がパリに来る来ないで迷っていたり。 そんな日常を優しく眺めるかのごとくシモンのそばに表れる赤い風船。ソンも赤い風船をテーマに映像作品を作ったりしている。赤い風船がところどころに表れながら、パリでのシングルマザーとその子供、シッターのソンの日常が切り取られている。 本家の「赤い風船」のような風船と子供の不思議な友情はないけれど、赤い風船が優しくシモンを見守っている感じがする。そして日常が繰り広げられるパリの風景。 「赤い風船」を意識してるなっていうのは、冒頭のシーンでも、ソンが「赤い風船」をテーマにした作品を作っていることでもわかるんだけど、それ以外のテーマが残念ながらよく掴めなかった。「赤い風船」へのオマージュだからパリで赤い風船が出てくればいいのかもしれないけれど、もう少し何か読み取れたら良かったかな。シングルマザーのスザンヌの苦労は伝わってきたけど、それだけではないだろうし。 少し不完全燃焼でした。 公式サイトはこちら 8/16 シネマート六本木 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.08.17 11:50:21
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