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遊心六中記

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2017.01.29
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カテゴリ:観照


今朝の京都新聞の1面に、北野天満宮の梅苑が昨日(1月28日)から公開されたという記事が梅の花が咲く写真とともに載っていました。
そこで、こんなブログ記事も載せていましたので、記事の再録の一環として再録しご紹介します。書いた当時の文を現時点でお読みいただけるとして、少し修正しました。

2013年2月、JR京都駅前に用事があって出かけた折、天気も良く折角の機会なので、久振りに梅小路公園に足を向けて見ることにしました。梅の花が咲いているかもしれないと思いましたので。
京都水族館がオープンした直後に公園内を歩いて以来です。その時の記録を兼ねて・・・・。

京都駅の伊勢丹と中央郵便局の建物の間の通りを西に進み、その後JRの線路沿いの道をずっと西に歩くと、15分くらいでしょうか、公園の東南にある入口に導かれます。
冒頭に載せた案内板があります。

その入口からほど近いところに梅林がありました。
 
「夢さそう 梅こみち」と刻まれた石が一隅に置かれています。

ちょうど、梅祭りの始まる前日で、近くに行ったときは紅白の幕を張り、翌日からの準備が始められていました。




 
梅林の梅をしばらく楽しんでから、公園を西の方に、花を求めて散策です。
しかし、まだ他の花が咲くには少し早かったようです。
公園内に植えられた梅の木が咲いているのを、あちこちで眺め楽しむことになりました。


紅梅の咲く後に、広々とした芝生の広場が広がっています。
    
その背景にあるのが、京都水族館です。


さらに西の方向に進むと、
           中央広場の南側に説明板があります。
近づいてみました。
   

そして、あっ!と思ったのです。



            説明板の見出しは「西八条第」

説明板の内容を読んでみて、ああ、ここだったのか、と気づいた次第です。
『平家物語』に出てくる、あの祇王・祇女・仏御前にまつわるエピソードが生まれた場所がここだったのです。

角川文庫ソフィア版を改めて開くと、第一の五「妓王の事」という条は、「京中に聞こえたる白拍子の上手、妓王・妓女とて、おととひあり。とぢと云う白拍子が娘なり。しかるに姉の妓王を、入道相国寵愛し給ひし上、~」という冒頭(これが第2文)の語りから始まります。
そして、加賀の国から出てきた仏御前が、ある時、”「われ天下にもてあそばるると云へども、~平家太政の入道殿へ、召さるることこそ本意なれ。~推参して見ん」とて、或時西八條殿へぞ参じたる。」”と考えて勝ってに出向いて行くということになります。入道相国が呼びもしないのに、勝手に押しかけてきたことに怒るのを、妓王がとりなしたことから、妓王の悲劇が始まるという、あの物語です。

清盛の別邸がこのあたりになるということを、地理空間として結びつけて考えていなかったので、ちょっと驚きでも有り、犬も歩けば・・・・でうれしくなったひとときでした。
嵯峨野の祇王寺、滋賀県野洲の妓王寺、祇王屋敷跡なども訪れているので、また一つ関係のある史跡地に立ったという思いです。
その気で探訪したのではなく、気分的には偶然のなせるところでした。

現在は、中央広場の南は「いのちの森」「河原遊び場」というグリーン・ゾーンになっています。

さらに公園の西の端まで、歩いて見ることにしました。

その先には、鉄道ファンには絶対欠かせない有名な一角があります。
【 訪れた時のままで再録します。このあたりはその後、「京都鉄道博物館」がリニューアルされて、現在開館されています。それで既に景観が変わっているかもしれません。過去の記録、記念写真という意義は多少残るでしょう。機会を見つけて再訪し、ビフオー、アフターを楽しみたいと思っています。】



そうです。ここが、「梅小路蒸気機関車館」です。
この建物は旧二条駅舎なのだそうです。
この建物の西側には蒸気機関車が展示されている建物がありますが、閉館まであまりゆとりがないので、入館はしませんでした。
未だ見に行ったことがないところ。いつかあらためて、ゆっくり探訪したいと思っています。根っからの鉄ちゃんではないので、玄関だけ見て、さらりとその場を去りました。

さらに、西に行くと


    
この蒸気機関車館の外周を半周するように、チンチン電車の線路が引かれていて、
ここがその乗り場でした。知らなかった!
このエリアが、たぶん、大きく変貌しているのかもしれません。再訪が楽しみ・・・・・。


これは、朱雀の庭のところにある建物
かなり以前に、一度この庭を拝見するために館内に入ったことがあります。
時間が経ちすぎていて、どんなお庭だったか・・・すぐに思い出せませんでした。

いのちの森の外周と河原遊び場をしばし散策してから、京都駅に戻ることにしました。
梅の花を見に出かけたところ、思わぬ発見をしたひとときでした。


        



訪れた少し後には、梅小路公園の梅は満開になっていたことでしょう。

歳月は流れゆき、人を待っては呉れません。しかし、梅小路公園の植栽が改変、破壊されていなければ、今年ももうすぐ、梅が咲き誇るひとときを楽しめることでしょう。

梅小路という通り名が平安京の時代にこの地にあったのですね。
由来をネット検索してみて、
京都市都市緑化協会のホームページに、「梅小路公園の紹介」があるのを見つけました。
このサイトに、この公園の具体的な紹介ページもありました。(ハイライト文字をクリックしてみてください。)

ちょっと関心を持って調べると、いろいろ情報が得られます。
ほんと、インターネットの便利さを享受しているこの頃です。

ご一読ありがとうございます。

補遺
北野天満宮 ホームページ
  お知らせ のページ
京都鉄道博物館  ホームページ
京都水族館  ホームページ

   ネットに情報を掲載された皆様に感謝!

(情報提供サイトへのリンクのアクセスがネット事情でいつか途切れるかもしれません
その節には、直接に検索してアクセスしてみてください。掲載時点の後のフォローは致しません。
その点、ご寛恕ください。)





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Last updated  2017.01.29 11:25:19
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