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カテゴリ:観照 & 探訪
御旅所の建物から出された西御座は、神輿に本棒が固定された状態で、東側の本殿前に置かれます。東側の本殿から、この神輿に八柱御子神(ヤハシラノミコガミ)の神霊が再び遷られるのです。 錦神輿会の担ぎ手は四条通に坐り、本殿前での儀式が執り行われます。 儀式が終わると、氏子区域への巡行出発前の神輿回しに取りかかります。 3基の神輿の最後ですので、西側の本殿と東側の本殿前までの区域を最大限に使った神輿回しが行われます。神輿回しの広がりが勇壮さと相乗効果を生み出します。 コマ送り風にそのプロセスをご紹介します。 二巡目へ 神輿を最後に高々と差し上げて、いよいよ氏子区域への出発です。 四条通一杯に広がって担ぎ手の交替要員が神輿に付き従う光景はやはり壮観です。 御旅所前での出発を見物するために、新京極通で錦神輿会の人々に出会ったことを最初に触れました。西御座は氏子区域の巡行を御旅所前から寺町通を少し北に上がる形でスタートするのです。寺町通に入る場面だけ撮りました。 神輿3基はそれぞれが氏子区域を練り歩き巡行します。 西側の本殿 東側の本殿 私は、この後少し休憩タイムを取り、八坂神社の西門前に移動し、神輿が本社に戻るところを見物することにしました。 還幸祭行事の全体を今回初めてですが見物したいと思っていたからです。還幸祭の大凡の行程を理解しているだけでしたので、見物する場所の混み具合のこともあり、早いめに行動することにしました。 還幸祭は大きくとらえると、四条御旅所からの出発、氏子区域の巡行、八坂神社への還幸、八坂神社本殿での儀式というステップと理解していたのです。事前の情報収集不足でいくつか見落としていたことがありました。事後に理解を深めるために改めて調べていて気づいたことです。次回の見物プランの為の反省材料として列挙しておきます。 *御旅所に着いた時刻が少し遅かったため、宮本講社神宝奉持列の出発の儀式が先に行われているのを見落としたこと。神輿の出発が午後5時頃ですので、その前に神幸祭で御旅所に置かれていた神宝が搬出され、中御座より先行することになるはずです。 *還幸祭の3基の神輿渡御の巡行だけを見物するつもりなら、寺町通と堀川通の区間の三条通に居れば見られること。 *氏子区域を巡行する3基の神輿は、巡行経路の途中で、堀川通三条西入ル御供町にある「又旅社」(八坂御供社)に至り、ここで祭典(奉饌祭:午後7時半)が行われること。 この又旅社で神霊が還御するための神輿に対して神饌がお供えされる儀式が行われるそうです。 今回は八坂神社西門前から眺めた還幸祭の見物に一挙に進みます。 つづく 参照資料 「祇園祭 山鉾行事」(祇園祭山鉾連合会) 今年入手した資料 主な神事・行事 還幸祭 :「八坂神社」 補遺 7月24日 還幸祭ルート :「KYOTOdesign」 祇園祭 還幸祭 宮本講社神宝奉持列巡行(寺町通り) :YouTube 境外末社 又旅社(またたびしゃ)(御供社ごくうしゃ) :「八坂神社」 又旅社 :「KYOTOdesign」 ネットに情報を掲載された皆様に感謝! (情報提供サイトへのリンクのアクセスがネット事情でいつか途切れるかもしれません その節には、直接に検索してアクセスしてみてください。掲載時点の後のフォローは致しません。 その点、ご寛恕ください。) 探訪&観照 祇園祭 Y2017の記憶 Part 2 -1 八坂神社御旅所 へ 探訪&観照 祇園祭 Y2017の記憶 Part 2 -2 後祭宵々山 大船鉾・南観音山 へ 探訪&観照 祇園祭 Y2017の記憶 Part 2 -3 屏風祭・北観音山 へ 探訪&観照 祇園祭 Y2017の記憶 Part 2 -4 八幡山・屏風祭(2) へ 探訪&観照 祇園祭 Y2017の記憶 Part 2 -5 役行者山 へ 探訪&観照 祇園祭 Y2017の記憶 Part 2 -6 黒主山 へ 探訪&観照 祇園祭 Y2017の記憶 Part 2 -7 鯉山・橋弁慶山 へ 探訪&観照 祇園祭 Y2017の記憶 Part 2 -8 浄妙山・鈴鹿山 へ 探訪&観照 祇園祭 Y2017の記憶 Part 2 -9 還幸祭 御旅所にて(1) 探訪&観照 祇園祭 Y2017の記憶 Part 2 -11 還幸祭・八坂神社西楼門前にて(1) へ 探訪&観照 祇園祭 Y2017の記憶 Part 2 -12 還幸祭・八坂神社西楼門前にて(2) へ 探訪&鑑賞 祇園祭Y2017の記憶 記事総目次 へ 祇園祭(Y2017)への誘い 過去の関連ブログ記事掲載一覧 へ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.10.22 23:43:50
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