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遊心六中記

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茲愉有人

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2023.05.14
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カテゴリ:観照
=== 2023.5.9 ===
 南の空
9時20分頃に撮りました。薄い雲が見えるくらいで、晴れ上がった空。
南西方向の空 
 西方向の空 
 頭上の空
 東方向の空
普段の眺めからは少し明るめの空模様が遠望できました。まずは晴れ日の始まり。

 東方向の空
14時25分頃に眺めると、稜線上空の雲が去り、青空そのものです。
 南の空
南西方向の空 
 西方向の空 
 頭上の空
東・西・南の三方向と頭上の空は、快晴状態です。

 南の空
南西方向の空 
 西方向の空 
 頭上の空
 東方向の空

終日、ほぼ快晴が続いたといえ、青空が広がる一日でした。

久しぶりに、雲がたりを始めます。

「快晴」を手許の辞書で引きますと、「よく晴れた天気。雲量0~1」と説明しています。さらに「雲量」を引くと、「雲に覆われた部分の空全体に対する見かけ上の割合。空全体が雲の場合を10として、0から10まで11級に分ける」(『日本語大辞典』講談社)というです。
「快晴」は観察した時点での判断ですので、一日全体の状態を言うには観察評価方法を決めないと言えません。まあ、一応この二語の説明を踏まえて、観察範囲の大凡の感じとして「ほぼ快晴が続いた」と印象を上記しました。(事実、お解りのとおり北方向は観察ゼロです。)

さらに、少し前のブログ記事にコメントをいただいた Jobim さんへのご返事の中で、自問したことを少し調べてみました。その時に「青空の色調を表現した語」という言い方で自問をしたのです。ところが「青空」の色調ということは、青空自体の色のヴァリエーションを表現することになります。青い色の状態を識別し、そのカラーの色名表記がわかれば、その色名を形容に使う形で、実際の青空の状況を表現できることに気づきました。

そこで、「青空」自体を違う語彙でどのように表現するかを調べることにしました。
結果的に語彙表現の中に色調感が取り込まれているということにもなりました。


「青空」と同義の語彙を、手許の辞書から調べた範囲でご紹介します。(参照洩れがあるかも知れません。その点はご寛恕ください。)

青空 あおぞら  青く晴れた空 a
          よく晴れた空 b
          雲のない青い空。良く晴れ渡った青い空。碧空。 c
                  碧空を見出しに併記。青く見える空。蒼天。青天井。 d

青玄 せいげん  おおぞら。蒼玄。 e
          おおぞら。  f

青天 せいてん  あおぞら。蒼天。 e
          おおぞら。 ⇒同義語:翠空。蒼穹。碧天。 f

青穹 せいきゅう 青空。蒼穹。  e

青冥 せいめい  あおぞら。青天。 e

青霄  せいしょう あおぞら。碧空。蒼空。 e

蒼穹 そうきゅう 「青空」の漢語的表現  [穹は弓形になっている意] a
          青空。大空。 b
            青空。大空。蒼天。 c
            あおあおとしている弓なりの空。あおぞら。おおぞら。蒼天。蒼空d
   ⇒ そう あお。あおい。あおくさ色。 b
          あお。青い。草の青い色。深青色、こい青色 e、f
             [補足] 蒼蒼 そうそう  空の色のあおあおとしたさま。晴れた天の色。 
 
蒼天 そうてん  1.青空。大空。 2.春の空。 c
          1.あおぞら。おおぞら。 2.春の空  d
          1.青空、天。 2.春の天。春の空   e、f

蒼空 そうくう  あおぞら。おおぞら。  c
          あおぞら。おおぞら。蒼天。 d 
          あおぞら。 e、f

蒼天・蒼空の同義語  e、f
 ⇒蒼極 この言葉は項目としては付記ですが、dに次の成句が項目の一つ
    蒼天曷有極(そうてんなんぞきわまりあらん)
      天はひろびろと果てしなく、尽きることがない。
  蒼玄(そうげん)青ぞら。天。
  蒼昊(そうこう)あおぞら。 ⇒同義語:碧漢
  蒼旻(そうびん)おおぞら。 区別すれば蒼旻は秋の空。 
  蒼顥(そうこう)大空。天空。⇒同義語:蒼天

碧天 へきてん  碧空のそら。あおぞら。  d
         青空。青天。  e

碧空 へきくう 「青空」の意の漢語的表現  a
         青空。blue sky  b
         青空。晴れ上がった美しい空。 c
         おおぞら。青空。碧天。  d
         あおぞら。 e、f

手許での参照書籍は次の辞書です。ほとんどが年代物になってしまっていますが・・・。
  a:新明解国語辞典 第五版(第27刷) 三省堂
  b:日本語大辞典 初版        講談社
  c:大辞林 初版           三省堂
  d:広辞苑 初版          岩波書店
  e:角川漢和中辞典 初版      角川書店
  f:角川新字源 初版(341版)    角川書店


私が「青空」以外に身近な語彙として知っていたのは「蒼空」「蒼穹」だけです。
漢字ワールドは奥が深い。どれくらいの人々が、いつ頃まで、これらの語彙を自由に駆使したのでしょうか。その人が実感する「青空」を表現するために・・・・・。

さて、雲の姿に戻ります。

=== 2023.5.10 ===

8時45分頃に撮った南の空です。晴れた日がつづきます。良いですねえ・・・。
南西方向の空 
 西方向の空 
                         3,4本に見えるこの筋状の飛行機雲は何でしょう。飛行機の通過した跡?
 頭上の雲
 東方向の空
稜線の一部にズームアップしすぎましたが・・・・
南の空の晴れ具合のときでも、東の稜線上空は午前は曇った感じの状態ということが普段ということはおわかりいただけるでしょう。


13時20分ごろに眺めた東方向の空は、稜線の上に棚引く雲はやわらかな感じの層を成し、青空が背景に広がっています。
 南の空
 筋状の雲がのびやかに広がっている感じです。
南西方向の空 
 西方向の空 
西の空には、ゆらゆらした感じの雲が見えます。午前に見た飛行機雲の変化した姿でしょうか。雲が去り、新たに現れた揺らいだ筋雲なのでしょうか。雲の変化はおもしろい。
 頭上の空

 南の空
15時半頃の南の空です。雲の姿はかなり変化しています。雲去り、雲来る・・・・。
南西方向の空 
 西方向の空 
西の空には、巻き上がったような雲の姿が見えます。
記録写真のこの雲をじっとみていると、人の顔が浮かんでいるようにイメージできておもしろい。
あなたは、そんな風にみえます?
 頭上の雲
頭上に、東西方向に巻いた形に伸びる雲が見えました。
こんな雲を頭上で見るのは、記録写真を撮り始めて初めてです。
 東の空

つづく

補遺
青・ブルー系の色一覧​  :「色彩図鑑」
原色大辞典​ ホームページ
 ​和色大辞典​ 
 ​web216​ 
第27回 色の客観的な表現と伝達(その1)​ :「シーシーエス株式会社」
色の表現方法​  :「HOKKEI」

  ネットに情報を掲載された皆様に感謝!

(情報提供サイトへのリンクのアクセスがネット事情でいつか途切れるかもしれません
その節には、直接に検索してアクセスしてみてください。掲載時点の後のフォローは致しません。
その点、ご寛恕ください。)


こちらもご覧いただけるとうれしいです。
    ​ベランダから見た雲の変化と雲がたり 掲載記事一覧表





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Last updated  2023.05.14 16:41:12
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