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カテゴリ:観照
2016.3.20 2016.5.14 京都市内の最後に、伏見区に飛びます。 深草にある「藤森神社」です。この石鳥居は旧伏見街道に西面しています。 旧伏見街道は、現在、北の東山区では本町通、伏見区に入って、直違橋通と称されています。現在の地図の町名に関連しているのでしょう。本町は1丁目~22丁目、直違橋は1丁目から11丁目と連なり、それぞれが通りを挟んだ両側町です。 2016.514 かなりの歳月を経た、長老級の龍ですね。 2016.3.20 藤森神社からでは、深草の北北東方向になりますが、「瑞光寺」(日蓮宗、深草坊町)があります。「元政庵」という名称で知られているお寺です。 この境内に祀られた境内社の傍に、この手水鉢が置かれています。 大方の手水舎の龍がブロンズと思われる金属製であるのに対して、石造龍像なのが印象的です。 さらに北の稲荷山に飛びますと、 2016.10.15 伏見稲荷大社には、背後の稲荷山を巡り山頂までの参道が周回しています。 その参道の途中で、一カ所だけ龍のいる手水舎に出会っています。 ここの龍頭も石造 稲荷山には他にもあるかもしれませんが・・・・。 京都市から京都府下に飛びましょう。まず、我が地元の宇治市に飛びますと、 2015.2.19 平等院の西側に「県(アガタ)神社」があります。 そこの手水鉢の正面には、「縣井」と太字が刻されていて、龍がいます。 宇治市の西方向に八幡市があります。男山に飛ぶと、昨年末に直近の探訪としてご紹介した「石清水八幡宮」の所在地。こちらから拙探訪記をご覧ください。8回のシリーズでご紹介しています。 2023.12.24 男山の中腹、中参道沿いに「石清水社」があります。 この石鳥居を通り抜けると、正面に「石清水井」があり、井戸には覆屋が設けてあります。 ここは、神様に香水を供えるための井戸なのか、手水の役割も担っているのか、私には不詳です。ひとまずここでご紹介しておきます。 覆屋の虹梁の正面に極彩色で龍が描かれています。覆屋全体に彩色描画が施してあります。 男山から南東方向に向かえば、京田辺市があります。 2020.2.27 田辺棚倉に所在する「棚倉孫(タナクラヒコ)神社」です。 京田辺市の南は精華町です。 2014.6.12 「武内神社」があります。 この二社にも龍がいます。 それでは、南方向の奈良県に飛んでみましょう。 2020.1.2 奈良市内に「福智院」(真言律宗、福智院町)があります。 この石造地蔵菩薩立像の前に手水鉢があり、 そこにこの龍が!! JR桜井線は「奈良」駅を起点にし、「京終(キョウバテ)」、「帯解(オビトケ)」と停車駅が続きます。ともに面白い駅名です。この帯解駅の近くに、 2016.5.28 「帯解寺」があります。帯解子安地蔵尊で知られたお寺で、「子安山」が山号です。 ここの手水舎に龍がいます。 それでは南西方向に飛びましょう。JRで言えば大和路線の法隆寺駅へ。 2020.1.25 めざすは「法隆寺」です。 仁王門に向かう手前の手水舎に龍がいます。 もう一カ所、池の傍にある手水舎にも。 ここはちょっと異色です。 大きな水瓶の注ぎ口が手水鉢に浄水を注ぐ龍頭になっています。 この形式は今までに私が初めてみたものです。 法隆寺から南にある河合町に向かいましょう。 2018.4.12 ここには「広瀬大社」があります。 参道途中の手水鉢に龍 二ノ鳥居 さらに進むと、本殿の境内地に 正面に「広瀬社」と太い文字が刻された手水舎があります。 河合町から、東方向の天理市に飛びます。 2016.5.28 「和爾坐赤坂比古(ワニニイマスアカサカヒコ)神社」が坂道を上がった小高い場所にあります。 JR櫟本駅から直線で約1.4㎞の距離に位置し、この辺りの集落の最も高いところにある神社です。 ここにも龍がいます。 ここでもう一区切りとします。天理から次は滋賀県に飛びます。 つづく 補遺 藤森神社 ホームページ 本町通(京都市) :ウィキペディア 京都深草 瑞光寺 ホームページ 京都宇治 県神社 ホームページ 石清水八幡宮 ホームページ 棚倉孫神社 :「京都府神社庁」 福智院 :「奈良県立図書情報館」 京終 :「コトバンク」 奈良 安産 帯解寺 ホームページ 法隆寺 ホームページ 廣瀬大社 ホームページ 和爾坐赤坂比古神社 :「いにしえの里、天理へ」(天理市観光協会) ネットに情報を掲載された皆様に感謝! (情報提供サイトへのリンクのアクセスがネット事情でいつか途切れるかもしれません その節には、直接に検索してアクセスしてみてください。掲載時点の後のフォローは致しません。 その点、ご寛恕ください。) 観照 辰年 時空を跨ぎ龍の棲息地へ -1 まず好みの龍のいるところから へ 観照 辰年 時空を跨ぎ龍の棲息地へ -2 建仁寺から時空を広げて へ 観照 辰年 時空を跨ぎ龍の棲息地へ -3 門に棲む龍 (1) へ 観照 辰年 時空を跨ぎ龍の棲息地へ -4 門に棲む龍 (2) & 龍について へ 観照 辰年 時空を跨ぎ龍の棲息地へ -5 手水舎に棲む龍 (1) 西本願寺を起点に へ 観照 辰年 時空を跨ぎ龍の棲息地へ -6 手水舎に棲む龍 (2) 京都市内を巡る へ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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