カテゴリ:バトン・占い
ぐるり回ってきた「お話しバトン(晩秋編)」。字数が!
【 おはなしバトン「晩秋篇」】 舞台はとある幼稚園。 季節は晩秋。 みんなで自然観察をするために徒歩で、秋にでかけました 自分を必ず登場させて、お話を続けてください 10000字に近づいたら 晩秋篇はおしまい。 次の作者を指名してください。字数は おまかせしますが、最後の方はよろしく。 ★ りきkkぱぱさん ★ りゅうりゅう園長のピッカン幼稚園児は、少し肌寒いなか出発しました。 班ごとに2列に並んで歩きだしました。 しかし、後の方の列の いじめっ子グループが早くも なにやら騒がしい。 「何事です?」あそびすと先生が 注意にやってきました。 「りきちゃんがいなくなちゃったんです。」とrainちゃん。 「えー!」 「北の幼稚園の方に行っちゃいました。」 その日は ピッカン幼稚園の他にも、北の幼稚園の園児も参加していたのです。 「ぼくも 行きたいよ~!」どーもくんが泣き出しました。 北の幼稚園には 誰がいるのでしょう。 そこで、あそびすと先生は… ★ あそびすと ★ おもむろにスコップを取り出し、地面を掘り始めました。 子どもたちは、興味津々で「何にするの~?」 もちろん落とし罠です。 ここに、金髪おねーさんを仕掛けておけば万全。 懲りると言う文字が辞書にないりきPちゃんを でも、そんなこと純真で幼気な子どもたちの前では言えません。 「さあ、みんなで大きな穴を掘って遊ぼう、 みんなの楽しい声が届いたら、りきPちゃんもすぐに 戻ってくるよ」 みんなで掘るうちに、どんどん穴は広く、大きく、深くなりました。 お池にしよう!お花を植えよう!地球の裏側まで掘っちゃおう! みんなりきPちゃんのことを忘れて穴掘りに夢中です。 そんな声も聞こえてくる中、いじめっ子の血が騒ぎだしてきた心優しいrainちゃんは… ★ rain27jpさん ★ rainちゃんは、あそびすと先生にいいました。 「きっと、りきちゃんは、戻ってきたらおなかがすいていると 思うから、森に食べ物を探しに行ってもいいですか?」 「では、穴掘りチームとおやつチームに分けて、 おやつを探しに行ってもらいます。 穴掘りには私が見てるから、おやつチームは、 園長先生といっしょに、探しに行ってね」 おやつチームは、りゅうりゅう園長と森に入りました。 森には、りんごやぶどう、柿、アケビなどの果物がたくさんなっていました。 子どもたちはかごいっぱいに秋の果物を取りました。 rainちゃんはその中で、変わった色のバナナを見つけました。 『あー、りきちゃんはバナナが大好きだから、 これも持って帰ろう!!っと』 そう思い、緑色のバナナも、おやつの中に入れてしまいました。 「さあ集合、みなさんたくさんとれましたか?」 園長先生の声が聞こえたので、たくさん取れた果物かごを持って rainちゃんは、りゅうりゅう園長の元へ戻りました。 そのかごの中を見たりゅうりゅう園長は… ★ りうりうさん ★ 「う"」。。。 緑のバナナは、冬眠間近で眠たくてトグロを巻いていたヘビさんだったので、 園長先生は、にっこりしながらも、rainちゃんに言いました。 「rainちゃん、たくさん果物が採れて良かったね! どれもとっても美味しそう。 でもね、これはバナナじゃなくて、眠くてたまらないよ~って 言ってるヘビさんだから、元居た場所に返してあげようね?」 「え~~?? ヤだ~ぁ、これはバナナなんだもん。 りきちゃん、バナナ、大好きなんだもん!」 rainちゃんは、せっかく重たい緑のバナナをりきちゃんのために見つけたのに、 返さなくてはならないことが悲しくて、みるみる大粒の涙があふれてきました。 「ごめんね、春の遠足だったら、このヘビさんも一緒に 遊べたんだけれど、、」 さっきまで、北の幼稚園の方へ行きたくて泣いていたどーもくんが、 rainちゃんの涙を見つけました。 どーもくんは、さっさと自分の涙を引っ込めて、目をきらきらさせながら、 「園長せんせー、rainちゃんを泣かしちゃったの?」と走って来ました…。 ★ PTAどーもくん ★ 『違うのよ。rainちゃんは、りきちゃんに渡す緑のバナナを 置いて帰るのが悲しいのよ』 『それより、どーもくんはもう悲しくないの?』 『あれ?僕どうして泣いていたんだっけ(笑)』 泣き虫どーもくんは、ニコニコ笑いながら、りゅうりゅう園長の顔を覗き込んでいました。 優しいどーもくんは、rainちゃんの手を引いて歩きだし… 『rainちゃん。あっちにね、北の幼稚園児がいるんだって! 一緒に探しに行かない?』 『きっと、りきちゃんもそこにいると思うよ』 そういって、りゅうりゅう園長やあそびすと先生に黙って、二人だけで北に向かいました。 どーもくんは、北にはドキドキするような可愛い人とりきちゃんが、いることを確信していたようでした。 その頃、北の幼稚園の遠足では、りきちゃんがなぜか暴れていたようで、 年長園児のmi-ponちゃんが… ★ mi-ponさん ★ りきちゃんの手を掴んで言いました。 「この子、違う幼稚園の子だよお。・・お友達がいないから 泣いてるの?」 北の幼稚園は落ち葉を集めて焼き芋を製作中。 「お腹がすいてるのかな?もうすぐお芋が焼けるんだよ。 お芋が焼けたらあげるからね。」 ちょっとお姉さんぶってmi-ponちゃんは言いました。 そこに来たどーもくんとrainちゃん。 「りきちゃん!!!どーしたの?」 「みんなで探してたんだよ~!」 暴れて泣いていたりきちゃんは、涙を拭きながら… 「森で怖いものを見たんだ!怖くて怖くて…ボク、 泣いちゃったんだよ。」 「1人で森になんか行くからだよ~~。」ってどーもくん。 「怖いものってなあに?」mi-ponちゃんは興味津々。 そこでrainちゃんが… ★ rain27jpさん ★ りきちゃんにたずねました。 「何で1人で森に行っちゃったの?1人になっちゃ いけないって先生もいってたじゃない。」 「だって…こっちのほうからおいもが焼ける美味しそう なにおいがしてきたから、おなかがすいちゃって、 お芋の焼いているところを探してみんなにも 知らせようと思ったんだよ…」とりきくん。 「そしたらね…そしたら、ちょっと緑だけど、 美味しそうなバナナがあったから、みんなに持って 行こうと思ってそのバナナを触ったらね…」 りきくんの目に、また涙があふれてきました。 いったい何があったというのでしょうか…。 りきくんは泣きながら話を続けました。 「あのね、バナナがね…バナナがね…」 りきくんの涙を見たrainちゃんは、 きっとりきくんはそのバナナを食べたかったに違いないと思い、 リュックにこっそりしまっておいた緑のバナナを取り出し、りきくんに見せました。 「ねぇ、りきくん。バナナってこれ? 」 それを見たりきちゃんはまた大泣きして暴れだしてしまいました。 「???」rainちゃんはなんでりきちゃんが大泣きしはじめたのかわかりません。 そこに、りきちゃんの大きな泣き声を聞きつけた北の幼稚園の ゆうやけぐも先生が来ました。 ★ ゆうやけぐもさん ★ 「あら、ピッカン幼稚園の子ね。どうしたの?」 と、ゆうやけぐも先生が聞くと、mi-ponちゃんとrainちゃんが右と左から先生の腕をつかんで説明しました。 「この子、お芋が食べたくて来たんだよ」とmi-ponちゃん。 「りきちゃんはバナナが好きなんだよっ!!」とrainちゃん。 ゆうやけぐも先生は少し困ったように笑って、手に持っていた焼きたてのお芋をポキンと2つに折ると、mi-ponちゃんとりきちゃんに差し出しました。 「これを食べて涙が止まったらピッカン幼稚園の方に 送ってあげるね。」 りきちゃんはお芋を受け取ると、返事も忘れて一心に食べ始めました。mi-ponちゃんは、自分のお芋をまた2つに折ると、側で興味津々にうろついていたどーもくんと仲良く座って食べ始めました。 おさまらないのはrainちゃんです。rainちゃんは口をきゅっと結んだまま、緑のバナナの入ったリュックを握り締めて立っています。 ゆうやけぐも先生は、「それで、あなたのバナナはその中にあるの?」と聞きました。 rainちゃんは黙ってゆうやけぐも先生にリュックを差し出して見せました。 するとゆうやけぐも先生はにっこり笑いました。 「りきちゃんは本当にバナナが好きなのね?」 「そうよ。だから持ってきてあげたのに。」 「そうなの。じゃあこのバナナはりきちゃんの リュックに入れておいてあげましょう。」 2人はお芋に夢中のりきちゃんが知らない間に、緑のバナナをりきちゃんのリュックに入れて、しっかりと留め金をかけました。 それからrainちゃんとりきちゃんとどーもくんの3人はmi-ponちゃんに手を振って、ゆうやけぐも先生に送られてピッカン幼稚園の方に戻っていきました。 rainちゃんのリュックには、先生にもらったむっちりと黄金色の美味しそうな焼き芋が、 どーもくんのリュックには、mi-ponちゃんからもらったどんぐりの山が、 そして、りきちゃんのリュックには、rainちゃん心尽くしの緑のバナナが入っています。 3人が戻ると、ちょうど穴の底に落ち葉を敷き詰めたあそびすと先生と子ども達が、穴から這い上がってきました。泥のついた手で顔をこすりながらあそびすと先生は… ★ あそびすと ★ 「りうりう園長、ちょっときて下さ~い。落ち葉のプールにしようと 思ってたら、地下水が湧いてきたんです!」 「あら、本当。じゃあ、こうしましょう」 りうりう園長が水面に指を近づけると、摩訶不思議、水はあっという間に温泉に変わってしまいました。 うわぁい! 子どもたちは大歓声です。 そこへ、ゆうやけぐも先生に連れられた、3人が帰ってきました。 「待ってたんだよ。どこ行ってたの~」みんなが駆け寄ります。 ゆうやけぐも先生は、「今度はみんなで北の幼稚園に遊びにきてね」と優しくいって、手を振りながら帰って行きました。 「さ、みんなで露天風呂に入りましょう」あそびすと先生のかけ声で、みんなお湯に飛び込みました。辺り一面湯気もうもうです。 おや? 温まった空気に目の覚めてしまったバナナ君、りきちゃんのリュックからはい出してきて、いつのまにか温泉でゆったり気分のりきちゃんの頭の上で、丸くなってますね その夜のこと。 机の上のドングリをそおっと掌にとってみたどーもくんは、思いました。 そうだ、優しいmi-ponちゃんに、お礼のお手紙を書こう…。 rainちゃんはお布団の中で思います。 りきちゃん、緑のバナナを喜んでくれて、よかったぁ。今度は網目模様のバナナもさがしてきてあげよう。 そのころりきちゃんは夢の中。 夢見るのは、もちろん…。 そうして、静かに秋の夜は更けてゆくのでした。 めでたしめでたし。 温泉はどうなったかって? 森の出っ腹たぬきがやってきて、温泉治療に励んでます。 お湯に浸かり、夜空に輝く星を眺めながら出っ腹たぬきはつぶやきました…。 ここからは、初冬編で出っ腹たぬきさんにパスっ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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