自分のスタンスとして投信は先ず買わない。過去に何度か証券会社との付き合いで渋々買った事があるが、結果は悲惨であった。手数料も馬鹿にならないし、成長株を自分で探す楽しみもなく、失敗も成功も全て自己責任となり己の眼力を試される事は、やりがいのある事だと考える。
下記は、あるサイトから勝手に貼り付けるのだが、
人気のグローバルソブリンシリーズ。
グロソブなど投資信託は毎年高額の信託報酬を徴収されるため、実際にはなかなか資産が増えないことを以前解説いたしました。さて今回は、毎年高額の"信託報酬"という手数料を徴収して、いったい誰が儲けているのかをご説明します。
グロソブを保有しているだけで毎年とられる手数料は
税込で1.3125%、税抜で1.25%です。
「1%ちょっとの手数料ならまあいいかなあと」思ってしまう方は要注意です。
運用成績にかかわらず毎年とられますので、10年、20年でどれくらいとられるのか計算してみて下さい。
信託報酬とは、プロが運用してくれることに対して支払う手数料という意味合いがありますが、運用会社にだけ支払われるわけではありません。
グロソブの目論見書によれば、税抜1.25%の信託報酬のうち、
運用会社に0.85%、受託会社に0.05%となっています。
運用会社とは、グロソブを運用してくれる会社、
受託会社とは、投信を管理してくれる信託銀行を指します。
1.25%のうち、運用会社へ0.85%、受託会社へ0.05%ですので、残りが0.35%です。
残り0.35%は、実は、販売会社へ流れる仕組みになっています。
グロソブを販売すれば販売手数料1.5%を販売時に徴収しますが、それにとどまらず、その後も年間0.35%(100億円あたり3,500万円)が転がり込む仕組みになっているというわけです。
ここまでは特に、驚くべき内容でもありません。
投資信託とは、運用会社も受託銀行も販売会社もみながつるんでゴッソリ儲かるようなビジネスモデルになっているため、いまさら敢えて指摘すべきことでもありません。
興味深いのは、販売会社が頑張って販売額が増えたときです。
100億円だと年間3,500万円の信託報酬が入ってくるのですが、
200億円だと年間9,000万円の信託報酬が入ってきます。
つまり、金額が2倍になるのではなく、さらに運用会社が本来取るべき料率を削ってでも販売会社へ信託報酬の一部が流れる仕組みになっているのです。
400億円だと年間2億2,000万円。
800億円だと年間5億2,000万円。
1,000億円を超えると年間7億円。
100億円から10倍頑張って1,000億円売ったら、
販売会社の信託報酬取り分は、3,500万円から10倍の3億5千万円を通り越して、なんと20倍の7億円に急増するのです。
これが、販売会社へのインセンティブ。
インセンティブとは、馬の目の前にぶら下がっている人参のようなもので、
頑張って売れば売るほど、自分たちの分け前が加速度的に膨張する仕組みになっています。
簡単にいえば、
「グロソブを頑張って売ってくれたら売ってくれるほど、キックバックの金額を増やすだけでなく、料率もアップしてあげますからねぇ~。頑張って売って下さいね~。」というシステムになっているわけです。
これほど"おいしい人参"がぶら下がっているので、銀行も証券会社もこぞってグロソブ販売に力を入れるわけです。
グロソブは日本最大の投資信託となっていますが、それを可能にしたのは、分配金などの商品設計だけでなく、このように販売スキームに"洗練されたビジネスモデル"が内蔵されていたことも大きな要因であったと考えられます。
グロソブに限らず、もし、みなさんが銀行や証券会社や郵便局で投資信託をやたらと薦められた場合、目論見書などで販売会社の懐に入る手数料率をじっくり調べてみると良いでしょう。
私は、投資信託全般に手数料が高すぎると考えます。
私たち投資家は、金融機関に対して正当な報酬を支払っても良いと考えますが、多くの投資信託の手数料の高さは度を越しています。FX取引などを利用して
自分なりに資産運用をした方がはるかに好条件で資産増加が期待できると思います。