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「世界一受けたい授業」という番組で、コンビニの心理学を説明していた。
これが、けっこうおもしろかった。 日本のコンビニというのは、お金をおろせたり、24時間営業など、世界にない発展をとげている。 番組では、これが江戸時代から、つづく万屋(ヨロズヤ)の影響があることを指摘していた。 では、紹介されたコンビニの心理学の内容。 一、ライテイングキャッチの法則。 人間には、明るいところに集まる習性がある。 魚の漁り火に集まったり、蛾などの夜光虫が誘導灯に集まるようにだ。 そこで、道路とわざと平行して蛍光灯をならべ、外からより明るく見せるように演出する。 そして、コンビニ内の通路は白く、蛍光塗料を塗り清潔感を出している。 二、バンドワゴン効果。 音楽隊の先頭につられて、人がついていくように、雑誌などの本を外から見える位置に置く。 立ち読みの客をたたせることによって、人が入っている店の印象を作る。、 そして、人が入りやすい店を演出する。 三、「いらっしゃいませ」効果。 店員は、相手の顔を見て、「いらっしゃませ」というようにする。 これは、客に敬意を表すとともに、 泥棒などの犯罪者が、あなたの顔を覚えているのだなという、防犯の効果も持たせてしまう。 四、左回りの法則。 人間というのは、右脳と左脳の関係から、左回りに回遊する癖を持っている。 そのため、野球、スケート、陸上トラック、メリーゴーランドなど、これらはすべて、左回りに動くようになっている。 反対に、一部のお化け屋敷は右回りの回遊で、不安にさせるそうだ。 左回りに回遊する位置に、雑誌、飲料水、弁当を順に置いていく。 五、ストレス回避の法則。 ビニール紐、香典の袋など、たまにしか売れないものも、必ず置くようする。 これは、必要なときに、それがないと人間はストレスを感じてしまう。 そのことが三回つづくと、二度と、その店には来なくなってしまうそうだ。 いやはや、この人間に対する心理分析の細かさ。 だいたい、伸びる企業というのは、へたな文学者より、細かく人間観察を行っている。 そういえば、デパートなどで、外で雨が降り始めたときに、 雨を避けた包装をしてくれるときがある。 外の見えない空間で、どうして、それが可能なのかと思っていたら、 雨が降ってきたことを知らせる、バックグランドで音楽が流れているそうだ。 その音楽が流れると、店員たちは、商品に雨を避けた包装を開始する。 また、窃盗、万引きの客なども、音楽で知らせるというのを聞いたことがある。 ここまでやるのは、やはり日本人的なビジネス手法なのかな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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