東尾久で「くらしと政治の懇談会」
森友学園の公文書改ざんで、安倍政権が大元から揺らぐ事態となっています。週末は連日国会前、官邸前での抗議行動が行われました。私は、16日の金曜日に参加。twitterなどで流れている情報によると、3日間で参加者は5000、10000、15000と日を追うごとに膨れ上がっているとのことで、最終日に参加したときには、あの原発再稼働、戦争法のときを思い出すようなあつい雰囲気を感じました。今週もさらに大規模に集まろうと呼びかけも行われました。もうこの政権をこれ以上続けさせるわけにはいきません。「戦争法の時の倍、20万人集めよう!」。この提起に是非ともこたえようじゃありませんか。ところで、昨日の話ですが、ちょっとご無沙汰しておりました東京14区、荒川区の東尾久へ。小林行男区議地域の「くらしと政治の懇談会」に参加してきました。最初に、「志位さんに何でも聞いてみよう」を視聴した後、東京14区の元小選挙区候補ということで、私の方から話をさせていただきました。森友学園の問題を中心に、短く話そうと思ったものの、結局20分ぐらいしゃべってしまいました。さて、どんな意見、質問、要望が出てくるかな、と思っていると…「森友の問題が出てきているが、今国会の大きな焦点は憲法問題。改憲を許さないためにも、今の運動はどういう意味を持っているのか」「総選挙では、東京14区は小選挙区では共産党が得票を大きく伸ばしたけど、比例では得票を減らしている。その辺りをどう考えるか」「総選挙で共産党が議席を減らしたのは残念だし腑に落ちない。絶対に伸びると思っていた。小選挙区では共産党が候補者を下ろした。今度はそうしない、ギブアンドテイクという話だが、野党共闘進めながら共産党をどう伸ばすのか」と、最初はかなり選挙を中心にした話に。憲法をめぐっては、「文書改ざん」までやって疑惑を隠そうとする政権は与野党を超えて許されないし、こんな勢力に改憲を語る資格などない、という点で今まで以上に広範な一致が広げられること、そういう中でも自民党は改憲を諦めてはおらず、特に「第3項に自衛隊を明記する」という自民党の「改憲案」は、結局今まで歯止めとなってきた2項を死文化するものだということを知らせていかなければ、という話を。選挙をめぐる話では、野党共闘の意義や、比例で共産党の支持を広げる努力の必要性などとともに、今の局面は、昨年の総選挙の時とは違った、共産党を躍進させることができる新しい条件も生まれていることを私なりに話しました。くらしの問題では、「保育園の保育士のなり手がいない。今の給料ではたいへん」「シルバーパスの負担軽減については、都議会でどうなっているのか」などの質問。これに対して、小林区議が、区政報告を兼ねてこたえました。給料は上がらないばかりか、「定額使い放題」の裁量労働制まで進めようとし、社会保障は小泉改革以上の切り捨てを進める一方で、お友達に8億円も土地代をまけて、その疑惑を隠すために文書改ざんまで行う。ここには一片の道理もなければ、それを合理化する足がかりもありません。今週は、佐川元国税庁長官の証人喚問実現が大きな焦点になりますし、国会前では先週以上の大規模な行動も呼びかけられています。かなりの大激動です。この局面、最大限の可能性を追求してたたかいを広げなければと思います。