|
カテゴリ:ワイン
シニアワインエキスパート(SWE)の
試験対策をブログネタにするという シリーズものでしたが、 試験が全て終了し、 エンディングに向けての最終章 『合格マニュアル』です。 今回が遂に最終回です。 2016年と2015年以前の試験を 比較することで、シニア試験が 向かおうとする所を予測し、 2017年の対策を考えるのが、 今回のブログです。 - まずは大きなところで、 『3次試験まで』 が大きく変わりました。 筆記、テイスティング、小論文 それぞれ独立して対策する時間が 出来ました。 これはそれぞれの合格水準が 上がることを意味しています。 あと、試験期間が延びたので、 集中力を持続させられるか? そういった所も変わりました。 - 次に一次試験に関して。 明らかに難易度は上がりました。 これはボクの予想外でした。 2015年は難しすぎると思い、 むしろ簡単になると思っていたので。 あと、問題の傾向が 『一般呼称の延長』ではなく、 『コンクール』に近い印象です。 例えば写真の人物を見て、 ワイナリー名を答える問題は、 コンクールの定番問題です。 - 二次試験では、2015年までは ワインの『国名』と『品種』を 『原語で』でしたが、 そこに『原産地呼称』も追加でした。 また、その他酒類は選択だったのが、 記述かつ原語に変わりました。 以上から、 二次試験も難易度が上がりました。 - 三次試験は単独開催になり、 合格水準は上がったと思いますが、 難易度は据え置きでしょうか。 - 以上の2016年までの変化から、 試験対策上留意する点を挙げます。 〇前年度と同じ対策ではダメ。 シニア試験に関しては、 『コンクール』に近づくのではないか? 例えば、二次試験のその他酒類では、 選択式が記述式に変わりました。 スティルワインでも、 原産地呼称の原語まで求められました。 もしかして、香り、味わいのコメントも 記述式に変わったとしても、 何ら不思議ではないと思います。 一次試験で言うなら、 コンクールのトレンドである、 『~について全て原語で書け』 が出ても、ボクは驚きません。 『ナパ・ヴァレーのAVAを 全て原語で書きなさい。』 何年か後には、こういう問題も 出ちゃうのかもしれません。 前年と同じではなく、 さらに上をいく対策が、 シニアには求められそうです。 - 2016年の一次試験を受けて、 あまりの難易度の上昇に打ちのめされ、 二次試験では全て記述式に変わっても 対応できるよう対策しました。 なおかつ、『原語で書け』も、 前年度までの『国名まで』ではなく、 原産地呼称まで問われても良い様、 対策していました。 その証拠はこちら↓ (http://plaza.rakuten.co.jp/aufheben16684/diary/201609190000/) アルゼンチン:Argentina メンドーサ州:Mendoza 原産地呼称:Lujan de Cuyo 品種:Marbec (http://plaza.rakuten.co.jp/aufheben16684/diary/201608270000/) Italia Friuli-Venezia Giulia DOC:Collio、Friuli Colli Orientali Ribolla Gialla 合う料理:Frico(チーズのフライ) アスパラ入りリゾット そのおかげもあって、 二次試験の記述では、 第4問でイタリア、サンジョベーゼ、 キャンティを原語で答えられました。 (キャンティが正解かは現時点で不明) 前年度よりもさらに上の対策、 これがシニアで求められる 試験対策の様です。 - 以上をまとめます。 2017年のシニア対策は、 2016年と同じではダメ。 さらに上のレベルでの対策が必要です。 わかっている範囲では、 二次試験のその他酒類は記述式で なおかつ原語記載です。 これは正直かわいそう…。 ボクはウォッカですら書けません。 二次の記述は国名、生産地域、 原産地呼称、品種まで原語です。 合う料理も覚えた方が良さそう。 機関誌『ソムリエ』では、 料理とワインの相性、合わせ方が 盛んに特集されていますし、 イタリアの郷土料理も、 大々的に特集しています。 一次試験では『コンクール』の問題も 見ておく必要がありそうです。 コンクールそのものの問題もあるし、 コンクール様の問題も多いです。 - さらに上をいく対策…、 しんどいですね。 その救済措置が 『基本技術フォローアップセミナー』 なのかもしれませんね。 - - - 学問は『まねる』事から始まります。 2017年シニア試験受験者の方は、 この『マニュアル』を参考にして、 試験対策を、と思いますが、 まねするだけでは物足りないです。 シニア呼称たるもの、 『アイデンティティ』 (Identity) を持つべきです。 ボクと同じことをして、 資格を取るだけではツマラナイ。 +αをして、ボクを超えていく、 その位の熱さを持った後輩を 待ち望んでいます。 暗闇の中で試行錯誤して、 もがいてもがいてもがいて…、 そして気が付いたら、 頂きに立っていた。 『合格マニュアル』最後の言葉です。 マニュアル通りなんてツマラナイ! まねるのは最初だけで良い。 自分の道を歩いてください。 そして、見事合格し、 自分の歩いた道を振り返った時に 見えた景色を教え下さい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[ワイン] カテゴリの最新記事
|