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テーマ:少年野球(730)
カテゴリ:野球
いよいよ、年の終わりが近づいてきました。
私のスポーツの指導も今年最後のレッスンになった子もいて、まさしく年末を感じます。 そういや、年末の大晦日の全試合カード(?)が明後日の火曜日に発表と言われていますが、そんなぎりぎりに対戦相手を言われるって、選手がかわいそうですね。 それだけ、裏事情がいろいろとあるのでしょう。噂されている、プロレスラーの杉浦選手と元MLBのカンセコ選手の試合なんてする必要が無いと思うんですけどね。。。 本日は、事情があって久し振りに少年野球の試合を2試合観戦してきました。 昔はこういった雰囲気を毎週のように感じていたのを懐かしくさえ思える時間でした。 少年スポーツでうれしいことは、選手の成長を直に感じ取れるところです。 私は結果を見ずに、その選手それぞれの目標や課題をいかに克服しているかを確認します。その積み重ねにより、将来のあるべき姿に近づいていくわけであり、それが成長な訳です。 私も今指導させて頂いている選手が何人かいますが、その選手の成長を見て、感じて、とてもうれしく思いますし、その努力を支えている親御さん達には頭が下がります。 皆、一生懸命頑張っているんだなあ…、と感じると、自分も成長しなければと思います。そう言ったことを感じさせてくれる何かが少年スポーツにはあるのだと感じます。 また、別の面では非常に歯がゆい部分も感じました。 私は今、バッティングを専門に指導させて頂いております。スポーツ科学を通じて、多くの人達、媒体から学んだことは今の自分にとっての財産です。その中で大きく感じることに、日本で良く行われる打撃指導は支離滅裂、無茶苦茶である点です。 単純明快に言うと、少年野球の試合を見ているとほとんどの人が感じると思いますが、ほとんどの選手が内野ゴロか詰まったフライを打つ点です。 はっきり言うと、これが俗に言う「上から叩け!」や「両脇を締めて構えろ!」などの指導の賜です。 そんな打ち方をして打てないことは、打撃フォームを少し研究すればわかることなんです。 子供たちは純粋で感性が強いですから、きちんとそれを遂行しようとしています。 その結果がこうであるにも関わらず、結果が悪いとそれを指導している指導者から罵声が飛ぶシーンは非常に不愉快であり、気の毒で仕方ありません。 要は上から擦ってボールに当たる(偏心衝突を起こす)から詰まったフライになるんであり、上から叩くことにより下半身で打つことができないために当てただけのボテボテのゴロになるんです。 そこがどうしてわからないのか…と葛藤してしまうんですが、確かに手首の角度から足先の使い方まできちんと学ばなければそれに気づかないのかもしれません。 先日、『ベースボールクリニック』を立ち読みしていても、どこかの指導者が打撃理論を展開していたのですが、本当に無茶苦茶でした。私はあまり人のことを批判や否定したくは無いのですが、本当にひどいものを自信満々に展開することが理解できませんでした。 まさしく、『子どもに筋トレをさせたら成長が止まる』というデマを流しながら、腕立て伏せや腹筋という筋トレをを何度も子供たちにさせる指導者と同じ感覚です。 悲しいのは、それを知らずに明らかに打てない打ち方を毎日素振りしながら繰り返している選手たちの努力が無駄になることです。 皆、ヒットを打ちたいだろうな…と思い、他人でありながら、どうしても悔しい思いをしてしまう自分がいました。 将来、自分がどこまで選手の指導に関わるかはわかりませんが、一人でも多くの選手、そして指導者の育成ができるシステム、環境を整うことができればと強く感じました。 この年末にでも、いろいろ考えてみます。 本当に自分自身ももっとレベルアップを図るために、研究と学習を続け、それを多くの人達に還元できるシステムを作りたいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.12.20 22:27:23
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