樹林気功最近の建物や調度品のほとんどが鉄、コンクリート、プラスチックで占められています。これでは、身体の中のエネルギーを奪われ、気が赤字になるもの無理がない。 木の家、木の調度品などに触れたとき、皆さんはどう思いますか? なんか、ホッとして心の中まで温かい気持ちになりますよね。 森の中や、生きた樹木はなおさらの事です! 元々、人間はこうした環境の中で身をおく事が自然なのでしょう。 樹木の側で気功なり瞑想をすることで、気を高め、心身のやすらぎを得る事ができます。 また、小川のせせらぎや、小鳥のさえずりなどのBGMは、人間の皮膚と同じような低周波の振動があって、これが共鳴して気が出やすい状態にあるようです。 是非、天気のいい日に近くの公園に出かけて樹林気功をしてみませんか? ①どんな樹木がいいのか? まずは、自分が直感で気に入った樹木を選ぶのが一番だと思います。 ただ、最初のうちは木の性質を知って、その性質で練習するのがいいと思いますので、ちと能書きを書きますね。 泄法の木・・・人間の体の中に詰まっているものの発散を助けてくれる木。 黄緑色の木。桜、桃、楠などが良いようです。 補法の木・・・人間にいい気のエネルギーを与えてくれる木。この補法の木には、 陰のパワーの木と陽のパワーの木があります。 陰のパワーの木(心を落ち着かせ、リラックスしたい時) 松の木・紅葉の木などが代表です。 陽のパワーの木(気分を高揚させ、爽快にしたい時) 棕櫚、ハイビカスなどの南国の木。 ②個別の症状にあった樹木 松・・・肝臓 柳・・・胃 檜・・・肺臓 胡桃・・・心臓と肺臓 桜、桃・・・鬱病 葡萄・・・筋、骨の病気(リュウマチ) 桐・・・腸、熱 痔 梅・・・肺臓、腸 金木犀・・・ストレス、慢性病 竹・・・胃と熱 杉・・・目 ショウノウ・・・気の詰まり 銀杏・・・肺虚 クコ・・・ストレス、目 ゴカ・・・冷たい邪気を発散、リュウマチ 棕櫚・・・腸の中の冷たい邪気の溜まった病気 夾竹桃・・・精神病 ③樹林気功の方法 1)自分の相性の合った木の近くに、自分の背を北に向けて立ちます。 木と手の間を5cmくらいに離して、息を吸いながら身体を上げ、 息を吐きながら身体を下げるという繰り返し。 呼吸法と動作と、木と一つになるイメージを働かせます。 2)自分の相性の合った木の近くに、自分の背を北に向けて立ちます。 木と手の間を5cmくらいに離して、木の周りを両手で丸を描くように動かし、 慣れてきたら8の字を描くように動かします。 手の動きにあわせて、ゆっくりと吸って、吐いてを繰り返します。 木と一体になって、パワーをもらうイメージを働かせます。 3)自分の相性の合った木の近くに、木を背にして座ります。 あぐらでも、座禅でも構いません。 息を吸いながら、頭のてっぺんから木のパワー(気)が入ってきて、 自分の背骨をとおって、下丹田いっぱいに気の密度を 濃くしてから、邪気が下丹田から足の裏を通って抜けていく。 そういうイメージをします。 体調のすぐれないときや、ストレスが多いときには、森林が一番のやすらぎを与えてくれ、明日への活力をも与えてくれると思います。 是非、お試しあれ!! <参考文献>気功革命(盛鶴延著:太田出版) ジャンル別一覧
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