駆け足でしたが、欲張って観て歩いたパリ市内以外にも、さらに10ヶ所以上の美術館を観て周って来ましたので、とりあえずの日本語でのごほーこく。
(一部は、悪夢のローマ字日記にも書きましたが・・笑)
最初は、フランスの北のはじっこのほうにあるパリから、スペインの東北部の地中海に面した海岸線沿いのバルセロナまで、夜行寝台の豪華国際列車(トレイン・ホテルとも呼ばれてる)エリプソスに乗車。
全速力で走る新幹線と同じようなものが、きっちりしたレストランやビュッフェ車両も併設して、眠らずに夜通し10時間以上も走り続ける姿を想像してみてください。
その路線や列車便ごとに、「パブロ・ピカソ」とか「サルバドール・ダリ」などスペインを代表する画家たちの名前が付いているのが、いかにも国家として芸術を大事にしてるらしいのがわかります。
ちなみに、はるるが予約した列車の名前は「ジョアン・ミロ」号・・・なんだか、こんな名前の列車に乗って、念願の「ジョアン・ミロ」美術館に行くというのが夢のよう。
日本では「ホアン・ミロ」と呼ばれることが多い画家ですけど、世界的な呼び方としては「ジョアン・ミロ」のほうが、一般的なようです。
2000キロメートルあまりを移動して、バルセロナに到着したけど、ここから更にローカル線で地方都市のフィゲラスまで足を延ばすことに。
あの奇才とも天才とも言われた「サルバドール・ダリ」のふるさとの町。
オリジナリティあふれる建築と、その内装そのものまでが「サルバドール・ダリ」のそのひとと作品になってる、奇想天外な世界で空前にして絶後の美術館。
さらにバルセロナに戻って、その翌日にかけては、広大なオリンピック公園の中の一角にあるミロ美術館やカタルーニャ美術館。アントニオ・タピエス美術館、ピカソ美術館、など。
その上に、早朝でまだ何処の美術館も開館してないうちに、地下鉄で4つほど先にあるガウディの代表作のひとつ、グエル公園を2時間ほどかけて散策。
あの壮麗かつバルセロナの象徴とも言える、永遠なる未完の教会・・・大聖堂サグラダ・ファミリアには、たそがれどきと早朝と昼間の3回、その陽射しによって変貌する全容に対面するために足を運びました。
ほかにも、ガウディのつくった集合住宅カザ・ミラの流動するような曲線の、内側も外側もたっぷりと。
ああ、こんな風に紹介してるといつまで経っても終わらないので、あとは簡単に。
スペインの首都マドリードに移動して、世界最大かつ最高の美術コレクションのひとつとして知られているプラド美術館で4時間を過ごし、ティッセン・ボルネミサ美術館で更に圧倒され、国立ソフィア王妃アートセンターでピカソの渾身の傑作「ゲルニカ」に対面してカウンターパンチをくらう。
この3ヶ所を丸々1日で体験してしまうと、あとはよれよれになってました。汗
コートダジュール海岸として知られる、地中海に沿った南仏のリゾートに静養?!のために再び豪華国際夜行寝台列車で移動。
シャガール美術館の透明な青と、マチス美術館の強烈な青が、印象的でした。。。
なんか、おなかいっぱい美術館を観たなあ。
という、正直な感想。
その前に、パリでも数多く堪能してたからね。
一生懸命になってることが多くって、ふと気が付くと、精神を集中してる時間が多すぎて、気力体力ともに、いっぱいいっぱい。
ぜいたくな悩みです、きっと。笑
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