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カテゴリ:美術☆あーとイベント
青森でやってた奈良美智さんの「AtoZ」という個展。
彼の作品群の集大成として、ものすごいスケールで圧倒されましたが、こないだの10月22日で終了。 地方で行われた現代美術作家の個展としては異例の記録らしいですが、7月28日から10月下旬までの期間に7万人以上の観客動員がありました。 奈良さんの生まれ育った町、弘前市内にある吉井酒蔵煉瓦倉庫でやってた、このAtoZを見に行ったひとの70%は県外からの観客だったそうです。 首都圏や関西など遠方から個人で行ったひとがとても目につく傾向がありましたが、はるるさんもそのひとり。汗 奈良さんは過去に2回ほど、ここで展覧会を開いていましたが、今年は何倍もパワーアップしてました。 何がスゴイって、中に入ってみるとほんとうに「町」なんです。 AからZまでの廃材を使った家が建ち並んでいて、その家の中に作品がある感じになっています。 (じっさいには、アルファベットの数をさらに上回って、40あまりの小屋が・・) エントランスをくぐり、展覧会の導入部にあたる「Yokohama Seaside Tenement House」を通り抜けると、突然目の前が開け、まるでアジアの街に迷い込んだかのような空間が広がります。カラフルな電飾の下に、サークル状にベンチが並べられていて、人々が集う街の広場といった趣です。 このスペースには、さまざまな小屋が建ち並び、架空の街を形成しています。 熱帯アジアの香りがする空間の向こう側には、さらなるゲートをくぐるとヨーロッパの雰囲気の建物が重なる一角も。 一軒一軒の小屋の中には奈良さんの作品はもちろん、奈良さんに関係するアーティストの作品もたくさん展示されているんです。 大きな通りや、小さな抜け道とかがあって建物のなかなのに迷います。 その家も小さいけどちゃんと二階建てもあって、上から景色が見えるんですね~♪ ごていねいにも、袋小路になった行き止まりの道まであって、たそがれの薄闇の頭上をこうもりが羽ばたいてたり。汗 とても、美術展の順路とは思えない。 A to Zとは? そもそものはじまりは、2003年に開催された「S.M.L.」展でした。 大阪のクリエイティブユニットgrafさんが廃材を使い、S.M.L.サイズの小屋を制作し、そこに奈良さんの作品を、展示したのがきっかけです。 その時、奈良さんとgrafさんの間で、「A~Zまでの小屋がつくれたらおもしろいよね…」という話が持ち上がり、以来3年に渡って、国内外で、次々と現地での調達による廃材をベースにしたコラボレーション作品(小屋)を生み出してきたのです。 ロンドン・韓国・タイランド・大阪・NY・台湾・ヨコハマ・・・行く先々で制作された、小屋という名前の作品の数は増殖します。 今回は、日本ばかりか世界の各地で生まれたそれらの作品を青森の弘前に集結させ、さらに新作を加え、最終的に小屋の数は、A~Z以上の44になったのだとか。 AtoZ会場の内部の撮影は禁止されています。 ここで撮影された会場内の映像は、はるるさんが公式に撮影許可をとってWEB公開しているもの。 何ヶ所かあるお2階からみた景色には感動! 可愛らしい屋根がならぶ町が見えます。 薄暗いたそがれの空にはちゃんと☆が輝いているのです! きちんと町並みの遠近感が出るように、建物のサイズも計算され、工夫されているそうです。 よく見ると、いろんなどうぶつが、町のあちこちを徘徊していました。 熱帯でよく見かける20~30センチのヤモリも、屋内外に実物大でへばりついてます。 いつの日にか、 と あなたは 唄ったけれど その いつの日にか は もう とっくに過ぎてしまったわ でなければ それは きっと 永遠に やって来ない日のことよ いつの日にか、 と あなたは 唄ったけれど ゆめは どこにでも 住んでいるわ (by はるる) 作者の奈良美智(なら・よしとも)さんは、1959年青森県弘前市生まれで、愛知県立芸術大学院修了後、ドイツ国立デュッセルドルフ芸術アカデミーに在籍していました。そしてA.R.ペンクよりマイスターシュウラーを取得し、98年、UCLAで3ヶ月客員教授をつとめていました。現在もケルンと日本をベースに制作活動を行い、ヨーロッパ・アメリカ・アジアなど世界的規模で作品を発表し活躍しています。 2006年10月5日撮影☆ 【はるるが過去に書いたアート関係日記(の、一部)紹介】 ↓ ↓ 映像】家族で宇都宮美術館&松本哲夫ギャラリー・トーク。 不思議☆アリスの庭 ~宮城県美術館~ 奈良美智「ともだちがほしかったこいぬ」 映像アルバム】軽井沢セゾン美術館~再読・聖と俗 今朝の新聞記事~写真と彫刻の親子制作展スタート ↑はるるさんの写真が展示されてます。 タイの友人画家が描いた絵 スペインの旅★ガウディの懐しい曲線の街バルセロナ 映像】1週間で7つの美術館へ! 映像】東京都内の美術館巡り 映像集】南仏ニースのシャガール美術館 未確認美術館めぐり~誰も居ないAtoZ 牢獄のピーターパン~サンジェルマン教会裏手のドラクロワ美術館 映像33枚】ねこ専科の陶芸作家さん もし、この日記を気に入っていただけたら、ぜひクリックをお願いしますね。 アジアを始めとする世界各地、選りすぐりの旅行好きたちのHPが見られるランキング集にジャンプします♪ (ただいま「あやしいふるほんやさん」は、全国ランキングかなりダウンしちゃって40位前後を迷走中!笑) 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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