スペイン東北部の、何のとりえもない小さな田舎町フィゲラスに、全世界から年間100万人もの人たちが訪れるそうです。
去年の夏は、おいらもその中のひとりでした。
北関東の田舎町うつのみやから、はるばる辿り着いていました。。
☆左手上のガラスの巨大ドームの真下にある広間中央には、サルバドール・ダリの亡骸が埋葬されています。右手の円柱状の建築物は「ガラの塔」と呼ばれています。屋上のおおきなたまごのオブジェは非現実的空間「ダリ劇場美術館」のシンボル?!
はるるが
ダリ劇場美術館Teatro Museu Daliを目指したのは、もう30年以上前のこと。
ずいぶん永い間、見果てぬ夢でしたが・・・ついに実現して、ダリが生誕した町を歩き、ガラ夫人といっしょに彼の棺が納められたその場所に立ったときの感激は、なんだかふわふわとして、しばらく実感が湧きませんでしたねぇ~。
☆横浜美術館の常設展示にも、この彫刻「ニュートンを讃えて」(1969年)/サルバドール・ダリがありましたが、これはフィゲラスの街角からダリ劇場美術館に至る石段の途中にあります。
(ダリ劇場美術館が建てられた状況)
この美術館は1974年9月23日にオープンしました。元の劇場は1849年に建てらた新古典様式の建物で、市民戦争の時にムーア人に火をつけられ廃墟となったもの。ダリが洗礼を受けた教会の真向かいにあり、ダリの絵が最初に展示されたのがその劇場のロビーだったので、ダリはこの劇場に執着していたのだそうです。
中庭にはアル・カポネの所有だったキャデラックを使った「雨降りタクシー」が置かれ、天井画が描かれました。現在では、あのプラド美術館よりも訪問客が多いという話を聞いたことがありますが、はたしてほんとうでしょうか?
☆ドーム真下の広間は、元は舞台だった場所。
☆昔は観客席だった手前の中庭のスペースにそびえる涙の船の直下には、コインを入れるとクルマの中にだけ雨が降る仕掛けの、キャデラックがあるんだけど、この写真では左下のはしっこに屋根の一部だけがちょこっと見えてます。
☆ヨーロッパの大部分の美術館と同じく館内での写真撮影は、フラッシュ無しなら可能です。
☆これをダリ劇場美術館で撮影したのは、2005年の初夏。
フィゲラスは、
ガウディの建築物でも名高いバルセロナから、ローカル電車で2時間ほど。
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