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すヾりblog「綴 つヾり」 *書家・中村文美のブログ*

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March 15, 2012 楽天プロフィール Add to Google XML

お引っ越し先

ブログのお引っ越しをしました。

↓新しいブログは、こちらです。

「すゞりブログ『綴(つゞり)』〈巻二〉」
http://ayasuzuriblog.blog.fc2.com/



すでにリンクを貼ってくださってる方々にはご迷惑お掛けしますが
今後ともよろしくお願いします☆





最終更新日  March 16, 2012 21:26:57


March 5, 2012

古梅園
[ 書のこと ]    

2012nara02-m.jpg


小さな灯心に火を点して

十五分ごとに煤皿を回し

長い時間掛けて煤が集められていきます。


室の中の百余りも並ぶたくさんの小さな灯は

ゆらゆらとあまりに美しくて

わけもなく切なく哀しくなるほどでした。


2012nara01-m.jpg


大学生の頃、今の師匠についてから

たくさん使ってきた古梅園の墨。

かな書に携わるからには

いつか行ってみたいと思っていた奈良の古梅園



一つ一つ、厳選された原料を選び、

一つ一つ、人の手を経て、

一つ一つ、時間を掛けて。



墨が作られていく様を

丁寧に案内してもらいました。


ああ、こんなに大事なものを、大事に扱って、

そしてようやく文字が生まれていくのだと改めて思う一日でした。


握り墨を作る為に、

職人さんの手からそっと渡された練り墨は

熱を帯びて温かく

手の中に柔らかく

小さな愛おしい何者かを掌に握りしめるようでした。


4月には、職人さんの膨大な手間のほんの隙間に、

私自身の手を経ることを許された握り墨が

できあがってくるそうです。


まだまだ若い墨ですけれど、

古梅園の古い墨と摺り合わせて、

次の読売書法展の作品を仕上げようかなと思っています。



最終更新日  March 7, 2012 12:38:56

February 28, 2012

象さんと鯨さん
[ 展覧会・イベント ]    

うちの教室の新年会でフカヒレ食べながら話していたのだけれど、

どうも今年の私のテーマは「子どもたちへ」ということみたい。

2012shinnenkai03.jpg
(↑フカヒレ新年会。笑)


いつも私の目標とか動きとかそういうものは、

自ら「よしっ」と決意するというよりも、

自然と流れがやってくるという感覚に近いかな。


最近、いくつかのの教育現場から立て続けにお話を頂いていて

書を通じて子どもたちに触れる機会が増えそうなんです。


ああ、きっと今年は「こどもたちへ」ということを

重点的に考えて動いていく年なのだろうな、と感じます。


(あ、もちろん大人へのお稽古だってしっかりやりますよ。笑
 実は教室だけの話でいうと、うちの会は1:3くらいで大人の方が多いし。)



そんな中で、先日の千田保育所への訪問。



そして今回の出張先は、姫路市にある保育園。


年長クラスの「ぞう組」さんと「くじら組」さんと一緒に

みんなで席上揮毫をしました。


クラスの名前もステキでしょう?

一番上の年長さんクラスだから、

陸上最大の生物と海中最大の生物と。

まるで伊藤若冲の世界。

201202tokueiji01-m.jpg


私が「象」という文字と「鯨」という文字を書いた後に

子どもたちは全員、自分の名前をひらがなで。

201202tokueiji02-m.jpg

初めて筆を持つ子がほとんどでしたけど、

本当に真剣な表情で、ステキな文字を書いていました。

「ぞう組」さんも「くじら組」さんも

その名に違わぬ大きな大きな寄せ書き作品が完成しました。


あとで、私の文字と子どもたちの寄せ書きを縫い合わせて

3.6m丈もある大きな垂れ幕になるそうです。

子どもたちとの合作です。


「ありがとうございました!」「楽しかった!」「また来てね!」と

元気のいい声で、たくさんの嬉しい言葉をプレゼントしてもらって

保育園を後にしました。


   ***


そして、今年新しいことを一つ始めますと予告していた件。

4月から、姫路市でお稽古を始めます。


さあ、まもなく玉葉会「姫路教室」のスタートです。


最終更新日  March 6, 2012 12:31:00

February 24, 2012

ふくやま書道美術館
[ お気に入りのモノ ]    

わがまち福山には、「ふくやま書道美術館」という
全国的に見てもレアな書道専門の美術館があります。

《ふくやま書道美術館》
http://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/fukuyama-syodo/

それもひとえに、村上三島・栗原蘆水・谷邊橘南・宮本竹逕・桑田笹舟・・・と、
福山にゆかりのある大書家さんが大勢いらしたお陰なのですが。


この美術館、10:00~19:00までと美術館にはありえない営業時間の長さ。

展示内容だって、

去年の「良寛展」はけっこう充実してたし、

いつぞやの「村上三島展」・「栗原蘆水展」はあれだけの内容を地方都市で
見られるのは本当に恵まれてるなと思えるボリューム。

この間寄ったら、
「冬の所蔵品展III かなの挑戦-七人の侍-」開催中。

安東聖空・桑田笹舟・日比野五鳳・田中塊堂・内田鶴雲・谷邊橘南・宮本竹逕という
"大字かな"を広めたビッグネーム七人の書が一同に展示されてます。
作品の人気投票なんかもしてたのよ。
これなんて、所蔵品展だから観覧料たったの150円。


そのまえの所蔵品展「光悦と武家の書」って、私わりとツボだったし。
光悦の書は、細見美術館の所蔵品にはやっぱり敵わないけど、四点もでてたし、
不昧公とか小堀遠州とか展示にでてたのは嬉しかったし、
伊達政宗の短冊がびっくりするくらい男前な字でいいなぁと。
これまた150円。


普段、そういう展覧会の話をお稽古中に
ちょこちょこしてるからか、
最近は「あ、それ私も行きました!」とかいう
返事が数人から返ってくるようになったのは
なんだかウレシイなぁ。

勉強するってたのしいよね。


2011shiro02-m.jpg

(↑ネコ展会期中だからネコスペシャル。勉強中。鉛筆大好き。)




最終更新日  February 25, 2012 22:35:18

February 23, 2012

【大黒横町の猫祭り Vol.13】
[ 展覧会・イベント ]    


201202neko-m.jpg

********************************
【大黒横町の猫祭り Vol.13】
********************************

《日時》
2月22日(水)~3月14日(水)
am11:00~pm18:00(休・3/11)

《会場》
ギャラリーくわみつ
http://kuwamitsu.net/
福山市大黒町1-1
084-922-3323

***


お知らせが遅くなってしまいました(´∀`;)


今年で13回目を迎えるという
ギャラリーくわみつさんの「ねこ展」。

2月22日、にゃんにゃんにゃんでネコの日からスタートしています。

総勢25人の作家たちがネコ作品を一同に並べるという
ネコ好きにはたまらない
ネコまみれ展覧会。

私も少しですがネコ印を出品しています。

*

ちなみにうちのモデルさん。

2011shiro01-m.jpg

うひゃ、ぶさいく顔ー(笑)


最終更新日  February 23, 2012 23:53:12

February 17, 2012

小谷元彦「SP0」
[ アート ]    

地元近くに、「田中(でんちゅう)美術館」という美術館がありまして。

そう、あの天才彫刻家・平櫛田中の美術館です。

  
初めて見に行ったのは中学生の頃だったと思います。

両親に連れられて訳も分からず見に行ったのに、
その作品群の圧倒的な迫力に
子供心に心臓が痛いくらいの衝撃を受けました。

その平櫛田中の名を冠した彫刻ジャンルの賞「平櫛田中賞」の
第25回の受賞者、小谷元彦(おだにもとひこ)さんの
受賞記念展、見に行ってきました。

平櫛田中賞取った作家さんは、
歴代、それはもうすごい実力者揃いなわけです。

大好きな三沢厚彦さんもそう。
(→アニマルズプラス展

だからもうね、必然的に期待度高くなるでしょ、そうでしょ。

2012odani01.jpg
http://www.city.ibara.okayama.jp/denchu_museum/exhibit/exhibit_history/201201.html


ううーん。


凄い。

巧い。

美しい。


確かに、期待を裏切らない。

そして、恐ろしい。


・・・・これはねぇ。


巧者だな。という印象。技術も、モチーフも、見せ方も。

とてつもなく巧者。


気持ち悪いもの、恐ろしいもの、というのは人に与える印象が

絶対と言っていいほど強いものなんです。


ただきれいなものよりも、「恐ろしい」もののインパクトは絶対的に強い。


「恐れ」というのは「畏れ」に近くて、

「畏れ」というのは自らの手の届かないものに感じる感覚で、

それは圧倒的に「美しい」ものにも感じる感覚で。


恐ろしさの行き着く先と、美しさの行き着く先は

「畏れ」という概念で交わるような気がするんです。


ただ恐ろしいだけではいけない。

ただ美しいとも違う。


この人は、その辺のさじ加減を知ってる人だ。という印象。



展示の作品数は少ないですが、

その絞り込まれた展示の仕方、空間、照明までも

これは、小谷元彦という巧者の所業なのだなと恐ろしくなりました。






最終更新日  February 19, 2012 21:24:57

February 14, 2012

グラシアニ
[ お気に入りのモノ ]    

今年の1月、
前から行きたいなぁとタイミングを伺ってて
ようやく訪れることができたお店があります。

グランメゾングラシアニ神戸北野。

2012graciani.jpg
http://www.gracani-kobe.jp/index.html


異人館通りに位置し、
旧グラシアニ邸をそのまま使った
フレンチ激戦区の神戸でも指折りのお店です。

女の子なら思わず目がキラキラしてしまう
ヨーロッパのドールハウスみたいな可愛らしい建物。

お料理も、シェフがお料理楽しんでるなぁと
伝わってくるステキなものでした。

季節のお野菜や山菜
選りすぐりのお肉を
目にも楽しい一皿にして出して貰えます。

自家製のパンも美味しいし、
ふわっと鼻に抜ける薫りのよいバターは
今まで食べたどこのものより好き。


そして、私たちのテーブルを担当してくださった支配人さんが
気さくだけれど、あくまで礼儀正しく、
温かな笑いをくださるのだけど、あくまで品を失わず、
本当に心地よい接客だったのがなにより嬉しいことでした。


迎え入れてくださるその瞬間から、送り出して頂いたその後まで、
ひとつひとつのことを指折り思い出して
「いいお店だなぁ」と言える数少ないお店の一つでした。


そんなお店の全焼のニュースが飛び込んできました。
本当に悲しいことです。

不審火かもしれないというのが、なおのこと。



文化財にも指定されていたあの建物は、もう返ってきませんが、
いつかあのシェフやあの支配人さんに
ステキなお料理と接客でもう一度迎えてほしいなぁと思うのです。


最終更新日  February 23, 2012 23:56:32

February 4, 2012

「暢心展 2011」 作品集
[  -作品集 ]    

2011choushin-book.jpg

http://www.photoback.jp/f/2853951201190107120/BF6483C2/

(A5版・24ページ・一冊2940円)


正筆会青年部による展覧会「暢心展」の2011版作品集ができました。

わたしにとっては最後の暢心展。

青年部最後の仕事。

ステキな展覧会をなるべくよい形に残したいなと
ちょっと頑張りました。

褒めて。だれか褒めて(笑)


最終更新日  February 6, 2012 13:48:11

February 3, 2012

書道の日
[ 書のこと ]    

20120130senda01-m.jpg

書作品を納品にお伺いしたときの様子。


園児たちも先生方も大集合!


みんなに囲まれて、なんだか照れてしまいます。

先生が作品のことも私自身のことも丁寧に紹介してくださいました。


園のスケジュールボードに「書道の日」って書いてあったのが印象的。

子どもたちも、そう思って待っててくれたとのこと。


20120130senda02-m.jpg

お渡しの式が終わったら、

年長さんのクラスにお邪魔して

すこーしだけお稽古時間を頂きました。


みんな背筋伸ばして、一生懸命。

花マル、花マル。


目が合うと、「また来てくれる?」「また来てね。」って

それぞれにお願い目線してくれるの。


か、かわいい(*´Д`*)




最終更新日  February 3, 2012 23:02:05

February 1, 2012

書作品 「ひとりはみんなのために みんなはひとりのために」
[ 書作品 ]    


20120130senda-hitori01-m.jpg

(「ひとりはみんなのために みんなはひとりのために」
本紙約30×60cm・額約50×90cm・2012・千田保育所蔵)


「ひとりはみんなのために みんなはひとりのために」



*


千田保育所に納品したもう一つの作品がこちら。

この保育所で育つ小さな子たちが、

きっと日々口ずさむ言葉。


子どもたちのその声をそっと書き留めたように

優しく響くような文字を書きたいと思いました。


ただし、ひらがなの成り立ちを一つ一つ確認して

表現の自由さとか柔らかさとかを目指すことが

間違った文字を許容してしまわないように気を付けて。


二つの文字群はふんわり丸みを帯びるように。

表具には、レトロで可愛い着物地を。






最終更新日  February 2, 2012 00:55:56


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