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テーマ:今日聴いた音楽(73642)
カテゴリ:コンサート♪聴いてきました
“「熱狂の日」音楽祭2006 ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン”に行って来ました!! 昨年の第一回目ベートーヴェンに引き続き、第二回目の今年は、生誕250周年でもある~モーツァルトと仲間達~でした。 フランス北西部の港町ナントで開催されている日本版のこの企画、今年は2回目という事もあり、 すっかりと浸透したのか、チケットは発売とともに完売している公演が多かったです。 私は、先行予約で3公演をゲットして、ずっと楽しみにしていました。 なのに、先行予約の時点では分からなかったのですが、2つ目の公演時間と3つ目の公演時間が少々重なり合っていて、そもそも、全部聴くのは無理かな~って思っていたところだったのですが、 美味しいものを銀座へと食べに繰り出していたら、うっかり、ゆっくりしていたらケフェレック氏のモーツァルトのピアノソナタリサイタルは聴けなくなってしまうというハプニング それでも素晴らしい2公演と東京フォーラムのモーツァルトに染まった雰囲気を味わって来れました。 一つ目に訪れた公演は17時から室内楽。 こちらは、自由席だったので、なるべく早く行って良い席を…って思ったのですが、30分以上前に並んだのにも係わらず、すごい行列ができていてビックリ。 それでも、私はバッチリ人の隙間から見える席を確保でき一安心。 私は、留学中にこの編成の変わったトリオを組んでいたので、興味深かったのです。 小菅優氏のピアノ、ポール・メイエ氏のクラリネット、川崎雅夫氏のヴィオラによる、 モーツァルト:三重奏曲 変ホ長調 K.498「ケーゲルシュタット」 そして、もう一つも私は幸運にも以前、演奏させて頂く機会に恵まれた曲で、 小菅優氏のピアノとプソフォス弦楽四重奏団による モーツァルト:ピアノ四重奏曲 第2番 変ホ長調 K.493 。 さらに、追加曲目で、サリエリ(あの映画「アマデウス」でお馴染みですね。)の作曲した サリエリ:バセット・ホルンと弦楽四重奏のための序奏、主題と変奏 という曲を、プソフォス弦楽四重奏団とプログラムには記載されていなかった、パリ管のクラリネット奏者?であるフィリップ・ベロー氏が演奏しました。 メイエ氏は、期待していただけに、ちょいと全快ではないご様子(?)だったのですが、突如に加わった、ベロー氏が、大変技巧的なサロンミュージック風のサリエリの曲をものの見事にバセット・ホルンを吹いたのが印象的でした。 会場からもブラボーの嵐 若手メンバーで結成されているのクァルテットは、素晴らしいアンサンブルを奏でていました。 会場から出てきたら、憧れのメイエ氏と握手が交わせ大満足 その後、スペイン料理とワインを堪能した後でヘロヘロしながらも、なんと21時45分開演という今回の音楽祭最後の公演プログラムを楽しみました。 フランソワ=グザヴィエ・ロス氏の指揮による、シンフォニア・ヴァルソヴィアの モーツァルト:歌劇「皇帝ティトゥスの慈悲」K.621 序曲 そして、小山実稚恵氏のピアノで モーツァルト:ピアノ協奏曲 第27番 変ロ長調 K.595 さらに、ポール・メイエ氏のクラリネットによる モーツァルト:クラリネット協奏曲 イ長調 K.622 を聴きました。 3曲ともモーツァルト最晩年に作曲されたもので、音楽祭最終日の最後の締めくくりを飾るのに相応しいプログラム。 この2つの協奏曲もピアノ版で伴奏をした事があったので、私にとってはとても親しみやすい曲でもありました。 以前よりファンである小山氏のピアノは、安定感があって、とても澄んでいて、じつに優美で、モーツァルトらしい輝きがありうっとり。 オーケストラとの調和もとても良くて大感激 メイエ氏のクラリネットも何故だかトリオの時とはまるで違う奏者が登場したかのように、今度は余裕たっぷりで、本当に素晴らしい演奏を聴かせてくれたように思いました。 2楽章のゆったりとした流れから、予想外の速いテンポで始まった3楽章も、彼ならではの 究極の弱音から躍動感のある技巧的で華麗な演奏で楽しませてくれました。 会場からの拍手も、音楽祭の別れを惜しむかのように長~く続きました。 読売新聞の記事によると来年は、どうやら、チャイコフスキー・ドヴォルザークがテーマだとか? 国民楽派なのかな? 早くも来年のGWが待ちどおしい・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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