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最近の産婦人科外来でのお問い合わせNo1といえば、 ”子どもが新型インフルエンザにかかったんですがどうしたらいいですか?” この質問を聞かない日はありません(^^; 大抵の場合は、お子さんが新型インフルエンザと診断された先の内科で、妊娠中であることを伝えれば、タミフルを予防投与してくれることがほとんどでしょう。 タミフルの添付文書には、「妊婦又は妊娠している可能性のある婦人に投与する場合には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない。動物実験(ラット)で胎盤通過性が報告されている。]」と記されています。 では、有益性が危険性を上回るとはどう考えるかということなのですが、 アメリカのCDC=疾病対策センターは、妊娠中の女性は、通常のインフルエンザと同様に新型のインフルエンザでも重症になるおそれがあり、ぜんそくなどの病気がある場合には、特にリスクが高いとしています。 これについて、日本産科婦人科学会の周産期委員会の副委員長で、北里大学医学部の海野信也教授は「妊娠中は免疫の機能が低下するなどの変化があるため、新型に限らず、インフルエンザに感染すると重症になりやすく、注意が必要だ。いちばん大切なのは感染しないようにすることで、ふだんのインフルエンザ対策と同じように予防に努めてほしい。抗ウイルス薬については、赤ちゃんへの影響よりも、インフルエンザの症状が重くなることのほうが問題なので、薬を処方されたら心配せずに飲んでほしい」と話しています。 (NHKニュース、2009年5月15日19時33分) ということで、基本的には”タミフルを予防的に内服してもいいですか?”と聞かれれば、”はい、大丈夫です”とお答えしています。 しかし、その副作用については情報が少なくわからないのです。 とはいえ、インフルエンザは飛沫感染といってくしゃみや咳によって感染しますので、子どもや家族がインフルエンザにかかってしまうとかなり高い確率で感染はしてしまいます。 そのことを考えると一旦患者が出てしまった上で予防的に手洗い、うがい、マスクをしたとしても感染から免れることはかなり難しいので、予防的に内服はしたほうがいいだろうということなんです。 一方、もうひとつ話題になっているのが、インフルエンザワクチン 予防接種するワクチンには、病原性を弱めたウイルスや細菌などをワクチンにした「生ワクチン」と、培養したウイルスや細菌などを精製してホルマリン処理などをして病原体を無毒化した「不活性化ワクチン」があります。 インフルエンザワクチンは「不活性化ワクチン」のため、妊娠の接種は安全と考えられています。わたしの病院では、妊娠14週以降であれば接種可能です。 とはいえ、今はまだ季節性のインフルエンザワクチンしか扱っておらず、新型インフルエンザワクチンは11月上旬の予定と今日は言われました。 この新型インフルエンザワクチンに関しては、カンブリア宮殿で取り上げられていましたが、日本では生産がおいつかず、輸入に関しても出遅れたため、輸入されるワクチンは国産と同じ製法のワクチンならではなく、違う製法で作っているものであることが判明したといっていました。このため、安全性に関して情報がなく充分に検証する必要があるとのことです。 これからインフルエンザが流行する冬の季節にかけて、妊婦さんは不安が絶えないところだとは思いますが、まずできることとしては手洗い、うがい、マスク。そして、人ごみをさけること、規則正しい生活を心がけて、免疫力を高くKEEPすることを心がけてください。 そのこと自体は、いずれにせよママにとっても赤ちゃんにとっても◎
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