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A to Z of SCI

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2007.02.26
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ワイズ・ヤング氏による脊髄損傷の治療法に関する報告が日本せきずい基金ニュース第16号(2002年12月)にあります;

 ◆ 第1世代の治療法
伝達促進療法: 4-アミノピリジン(Acorda社)

軸索成長刺激物質: GMI(Fidia)、 AIT-082(Neotherapeutics)、交流電気刺激(Ourdue)

移植: 胎児脊髄移植(UFG)、マクロファージ(プロニューロン社)、 ブタ胎性幹細胞(Diacrin社)、ヒト胎性幹細胞(ロシア、中国)、末梢神経移植片(台湾)、OEGグリア(北京)、嗅覚粘膜のオートグラフト(リスボン・ブリスベン)

リハビリ: バイオフィードバック・トレーニング、歩行サポートによるトレッドミル・トレーニング(ボン、チューリッヒ、 UCLA等)、 L2 locomotor centralpattern generator stimulation(アリゾナ、ウィーン)

 ◆ 第2世代の治療法
有髄化療法 : M1抗体( Acorda)、 Copaxone(Teva)

軸索成長刺激物質: ヒューマナイズドM1(Novartis)、(PDE-4阻害剤)、C3ロホ・キナーゼ阻害剤(バイオ・エクソン)、 コンドロイチナーゼABC(生化学)、ノゴ受容体抗体(バイオ・ジン)、イノシン(BLSI)、Neuregulins(CENES)

移植:成人OEG、骨髄幹細胞、ヒト神経幹細胞、 遺伝子改造 幹細胞、 腸グリア幹細胞、 Neuro-trophin-secreting cells

リハビリ:バイオフィードバック法と歩行療法の連携、腰髄2番の刺激


治療法と言いながらリハビリも含まれています。そんな整理もあるでしょう。
でもFES("functional electrostimulation" techniques)は入っていません。
EUがかつてFESに関するプロジェクト "Stand up and walk (SUAW)" を進めていました。二つの電極を皮膚に取り付け、内部の筋肉を刺激し収縮を起こさせる、というものです。
Press release of 15.03.2000
Innovation in Europe: Research and Results
には詳細が載っています。
「毎日電極を付けたり外したりするのは容易ではない。そこでインプラントが研究された」とも書いてあります。

医学の進歩は否定しません。多くの脊髄損傷者を救う技術がそのうち開発されるでしょう。しかし、過度の期待は禁物です。





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Last updated  2007.02.26 09:07:24


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