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A to Z of SCI

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2007.10.09
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ミステリーが好きです。以前はよく本を読んでいましたが、頸椎を損傷して本のページをめくるのが苦手になってからはテレビばかりです。スマートな刑事や探偵が出てくるとほっとします。彼らにとって関係者に質問するのも仕事です。そこでの受け答えに、フィクションながら、常識を求めてしまいます。
「私を疑っているのですか」と言われたとき;
相手を不愉快にさせる答え:「疑うのが仕事ですから」
相手の協力を引き出す答え:「疑わなくて済むように確認しています」
「私を信用できないのか」と言われたとき;
口から出任せ:「信用していますが、念のため」
心からの言葉:「信用するに足るだけの材料がそろっていません」

救急病院での不愉快な思い出の一つに看護部長の言葉があります。
首のコルセットが外れてまもなく、深夜の体位交換時に首を痛めました。看護士が通常の注意義務を怠ったからです。こんな危険なことが再発しないように話し合うために、責任者に来てもらいました。看護部長は初めて見る顔でした。状況説明や何やらで十分間ほど経ってから、看護部長が「今後こういうことが起きないように注意します」と言いました。「具体的にどう改善するか、後日教えてください」と言った私に返ってきた一言は「私を信用できないんですか」でした。
十分前に初めてあった人間を信用できるかどうか。看護部長さん、あなたはそんなお人好しですか。それとも、私のことを間抜けとお思いですか。

人や物を信用するには努力が必要です。時間もかかります。

外出時の移動には、車いすのまま乗り込めるリフター付きバンを使っています。在宅になる時点で車いす~座席間の移乗ができなかったからです。身長で20cm体重で30kg以上差のある妻に移乗を任せられないからです。ところがこの春、自力で(妻によるアシストも必要ですが)移乗できるようになりました。訓練につきあってくださったOTの先生は「車を買い換えるの?」と聞いてきます。楽しい会話です。誇らしい気分です。
でも、買い換えには早すぎます。
風邪による発熱の時も、猛暑による鬱熱の時も、酔っぱらってグニャグニャの時も、寒さでカチカチの時も、どんな時でも移乗できなければいけません。百発百中であることを確信しない限り踏み出せません。

私の移乗能力を私はまだ信用していません。





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Last updated  2007.10.09 15:14:49


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