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A to Z of SCI

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2007.12.12
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脊髄損傷による麻痺に左右差があることは珍しくありません。
私の場合左側の麻痺の方が重症です。座位をとったときの外見も、左肩が大きく下がり左膝がだらしなく外を向いています。背骨もいくらか側湾しているはずです。昔から対称性に美を感じてきた者として悔しい限りです。
残存機能は、自分勝手ながら、右手が20%、左手が5%くらいでしょうか。利き手の右手でペンも握りますし、箸蔵くんも使います。

脳卒中の方は、利き手側の麻痺が重症の場合、利き手交換をするそうです。

"脳卒中で右利きの人の右手がまひしたとき、右手の機能回復訓練をします。しかし、文字を書いたり、はさみを使ったりする細かい筋力まで回復するのは困難な場合があります。そういうとき、いつまでも右手にこだわっていても仕方ありません。そこで、左手を右手と同じくらい上手に使えるように訓練の目標を変えることを「利き手交換」といいます"「リハビリの窓から

利き手が麻痺してからの利き手交換は容易ではないはずです。
利き手が健全なうちに反対の手を利き手と同じくらい上手に使えるように訓練をするのであれば、利き手側の身体感覚を反対側に移すという方法を使えます。
私は十代の頃バスケットボールに熱中していました。右利きの私がランニングシュートをする場合、ゴールに向かって右から走り込んで、右足でボールをもらって、左足で踏み切って、右手でシュートするのが楽でした。しかし、ゲーム中はそれ以外のタイミングでもシュートを決めなければなりません。左手のラインを右手のラインと同じように使えるように練習しました。コートの外でも左手で箸を使うような練習をしました。その結果、自分でも驚くほど、短期間かつ高レベルで左手のラインを使いこなせるようになりました。
成功の秘訣は、右側の身体感覚を左側に移す作業を心がけたことです。

夏頃こんなことを考えていました。
「これまで自分の身体とつきあってきた結果、この部位のリハビリは無駄と思い込んでいるところがいくつかあります。左足首の背屈(MMT的に「ゼロではない」)、左肘の伸展(「ゼロではない」)、左手首の背屈・掌屈(「ゼロ」)、左手指の屈伸(「親指と薬指の伸展はゼロではない、それ以外はゼロ」)です。このネガティブな思い込みを見直します。疑いを持って覆すつもりで見直します」(思い込みという呪い

それ以来今でも、右側の身体感覚を左側に移す作業を続けています。左手のラインの残存機能20%が当面の目標です。





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Last updated  2007.12.12 11:15:49


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