カテゴリ:カテゴリ未分類
社会人ですから身嗜みは気にします。
電動車いすに乗っていても、リハシューズを履いていても、膝掛けに隠れてスラックスは見えなくても、上半身はそれなりにしなくてはいけません。Yシャツ+ネクタイ+ジャケットならば合格でしょうが、このジャケットがくせ者です。 ジャケットが上肢の動きを制限することも、肩が落ちてくるとそれがきつくなることも昔から知っていましたが、腕を高く上げられない身ではそこから逃れる術がありません。その上、背と背もたれに挟まれた身頃はさらなる深みを目指し、体幹は下に引かれる形で束縛されます。 リハビリ病院のPTが "上着はどうするの。前半分だけのなんてあるの" と言っていたのを思い出します。その時は彼女の言葉の意味がわかりませんでした。 「そんな、前半分なんて、金太郎の腹掛けやびんぼっちゃまくんの前だけでも正装ではあるまいし」 と答えていました。 PTの心配が的中してからも、数年間で十数回はジャケットの窮屈さに耐えました。回復の証として毎日それなりの格好をしようと決意したとき、ジャケットに代わるものが必要になりました。 襟付きベストにたどり着きました。 "<英国製ハリスツイード > 表:ウール100%" "スーツやジャケットのインナーに" とあります。 選択の余地があるのならば色はグレー系、柄はヘリンボーンが欲しかったのですが、XL寸で在庫ありは1モデルだけでした。 "落ち着いたブラウン地に、ダークやライトのブラン系の色などが ミックスされたお洒落な渋いブラウン系色です" とあります。 サイズ表(置き寸)によれば、着丈は後ろ見全長で約57cm、チェスト幅は脇の下で約52.5cm、胴回りはポケットの上部辺りで約51cm、です。現在のウエストはスラックス換算で97cmです。 "胴回りは、後ろのベルトで多少の調整が可能です" とあるのを信じて、大きすぎることを覚悟でXL寸を購入しました。 現物はジャストフィットでした。もはや1cmたりとも太ることはできません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.02.12 13:09:50
|