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A to Z of SCI

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2008.06.08
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カテゴリ:カテゴリ未分類
うなじに大きな手術痕があります。まるで着ぐるみのうなじのファスナーだそうです。自分で見たことはありませんが、耳の高さから胸椎2番くらいまで切り開いたことが明白だそうです。
救急病院で椎弓形成術を施してもらいました。頸椎の3番から5番まで、椎弓を切り取って横にしてはめ直したそうです。
椎弓形成術
後方進入による除圧術です。椎弓に切り込みを入れて開き、間に人工骨や患者さん自身の骨を挿入して脊柱管を広げ、脊髄の圧迫を取り除きます。
椎弓を開く方法として、椎弓の正中で開く方法(縦割法 (じゅうかつ) )と、椎弓の片側に切り込みを入れてドアのように開く方法(片開き法)があります。
◎適応となる主な疾患
頸椎症性脊髄症(3つ以上の椎間で狭窄がある場合)、後縦靭帯骨化症、頸椎ヘルニア(発育性脊柱管狭窄症を伴う場合)、脊髄腫瘍など 
脊椎手術.com ) 

救急病院に運び込まれてからすぐ、気管内挿管で人工呼吸器を装着されたそうです。装着感は最悪で、とても苦しかったことを断片的に覚えています。「外せ、殺せ」と暴れていたそうです。これは覚えていません。脳神経外科の手術に先立ち気管切開が行われました。人工呼吸器を離脱した後もこの穴は残され、最終的に、5ヶ月後リハ病院の耳鼻科医により縫合されました。喉仏の下に小さな跡が残りました。

退院後、うなじに大きな手術痕がある青年を見たことがあります。私も同様でしょうが、ファスナーと呼ぶには粗すぎる縫い目でした。彼は普通に歩いていました。
同じようなチャックの奥に、彼は健全な脊髄を有し、私は脊髄損傷を抱えています。彼のチャックが開くことは二度と無いでしょう。私のチャックが開くとすれば、それは再生医療による移植手術の時でしょうか。 





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Last updated  2008.06.08 17:18:08


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