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カテゴリ:エモーショナル・ヴァンパイア 心の吸血鬼
前回の続きです。
【ありえない人々(Impossible People)との付き合い方】 http://www.wikihow.com/Deal-With-Impossible-People 6.「ありえない人」の場合、他の人達と同じやり方は通用しない。これに気が付こう。 こうした人々には、ある意味、相手が子供だと思って接する必要がある。筋の通った理性的なやりとりをしよう、なんて望みは全て捨て去ること。起こりようがないのだから。少なくとも、あなたとの間では。
(著者のアルバート・バーンスタイン氏も、「ヴァンパイアは2歳児と思って扱え!」と何度も強調していますね...。ちなみに、この本、6月に増補改訂版がアメリカで発売されます!きっと、人気と需要、どちらも大いにあるからなんでしょうね。日本では、とうの昔に絶版・品切れになってしまったというのに...。 改訂版では、職場での人間関係が中心だった初版に、家庭や私生活でのさまざまなケーススタディが加わるみたいですよ。発売されたら、またご紹介します。) 今まで、「ありえない人」との間で二人の関係について50回も意見を戦わせ、礼節ある話し合いをしようと試みた挙句、どんな結末になったかを思い出してほしい。多分、いくら話し合っても、その度に「とにかく全部あんたが悪い!」と責められて終わったのではないだろうか。 レンガの壁に頭をガンガン打ち付けるような、そんな不毛なことはそろそろ終わりにしよう。決めるのは今だ。 7.自尊心(=自分を大切にする心)を守ろう。 あなたを「諸悪の根源」に仕立て上げたい---。こんな下心のある人物と定期的に顔を合わせるのであれば、こちらとしても何か対策を講じなければならない。さもないと、あなた自身、良い自己イメージを保つのが難しくなる。 「この人に何を言われようが、それが真実とは限らない。」そう自分に言い聞かせるのだ。 「ありえない人」の場合、他の人々に比べてとりわけ「事実の取り扱いが苦手」という傾向が往々にして見られる。だから、根も葉もない話に基づいて攻撃されても、そんなものは即刻、却下しよう。あなたは、そんな極悪非道の人間ではないのだ。相手はそう信じたいのだろうけど。 ただし、くれぐれも「声を荒らげて」自衛することだけはしないように。「ありえない人」をさらに煽って、ますます攻撃が激化するだけだから。 8.怒りには用心せよ。 「ありえない人」にとって、あなたから向けられた怒りは「格好のプレゼント」だ。そう考えれば、怒りに用心することの大切さがうまくわかってもらえるだろうか。 相手は、あなたがついカーッとなって言ってしまったこと、やってしまったことの一つ一つを捕らえては、あなたに不利に働くよう、後からしつこく蒸し返してくる。 「ありえない人」はびっくりする程の記憶力を備えているものだ。だから、あなたに不利になるようなありとあらゆる不満を、よくもまぁ、ここまで、と呆れてしまう程、ずらずらと並べ立てることができる。 この手の人を相手にすると、あなたがうかつにも口を滑らせてしまった怒りの言葉(そもそも、さほど深く考えて言ったことではないのに。)も、今から5年後になって再度蒸し返してくる恐れがある。 相手側に非を押し付けるのに「これは使える」と感じたものは何でも、ここぞとばかりにガッチリ掴み取る。それが彼らのやり口だ。 9.「自衛」は諦めること。 はっきりと理解しておきたい。「この手の人々を打ち負かすことは、不可能である」と。 「ありえない人」の称号には、それなりの理由があるのだ。 彼らの頭の中では、あなたこそが諸悪の根源。どんなに言葉を尽くして説明したって、あなたの言い分に耳を傾けさせるのは無理だ。あなたの意見など、何の価値も無い。だって、既にあなたには「有罪」の判決が下ってしまったのだから。もはや打つ手は何も無い。 10.あなたと「ありえない人」は、いずれ袂を分かつことになる。 この人物は、あなたから見れば友人、家族の一員、親、はたまた結婚相手かもしれない。だが、いずれあなたの方から別れを告げる時が訪れるだろう。「ありえない人」との関係を続けるというのは、文字通り、「ありえない」からだ。 もし、今すぐこうした人物から物理的に距離を置けない(もしくは、そうするつもりが無い)場合でも、心の中では離れるようにすること。あなたの心は、既にこの人間関係からは遠ざかっているのだ。後は、その事実を現実世界に反映させ、物理的にも遠ざかるという作業をすればいいだけだ。 11.あなたまで「ありえない人」の「クローン」とならないように。 ぼやーっとしていると、知らず知らずのうちにあなたの方が加害者の行動パターンを真似てしまうという恐れがある。これは避けねばならない。 そして、「この人はこういう人なんだな」と理解をした上で、相手へ向けた非難は一切慎むこと。 以上の点に注意すれば、「ありえない人」の行動は読み取りやすくなるだろう。あなたがどんなことをしてあげようと、この人物がこれまで歩んできた過去は、少しも変えることはできないのだ。 (以下、Part3へと続く) This work is licensed under a Creative Commons Attribution-NonCommercial-ShareAlike 3.0 Unported License. お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.02.18 20:59:53
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