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カテゴリ:エモーショナル・ヴァンパイア 心の吸血鬼
前々回、前回、と、ペニー・ピアースさんの「人生を変える波動の法則」からヒントを得ながら、「ママ友」という、まぎらわしい「友達のフリをした単なる顔見知り」という存在について考えてきました。
「友達のフリをした」...こういう棘のある表現を使うと、反論が返ってくるであろうことも、重々承知しております。 「私は幼稚園のママ友にたくさん助けてもらったし、子供が成長した今も、子供の話という枠を超えて、お互い支えあう存在になっている。『ママ友』を全否定するのは、おかしい!」 お言葉を返すようで恐縮ですが、この方が出会えたのは「ママ友」ではなく 「友」 ですよ。濫用され過ぎてすっかり安っぽくなってしまった「ママ友」とは、一線を画す必要があると思います。 そういうラッキーな方には、「おめでとうございます!よかったですね!」と、心から祝福の言葉を贈ります。堂々と「子供が通う幼稚園で、似たような波動を持つ素晴らしい【友】に出会えました!」と宣言してください。【ママ友】なんて嘘くさい言葉、使わなくたっていいじゃありませんか。 これから後の部分は、残念ながら子供の幼稚園や学校でそうした【友】に巡り会えなかったお母さん、周囲に振り回されてちょっと自信喪失気味の、でも、ほんとは心の優しい、子供思いのお母さんに読んでいただければ、と思います。 ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽ つい最近のことなのですが、たまたま「購読」(...じゃないんですけどね。耳で「聴く」ものですし。)していたポッドキャストの番組で、とある医療サイキックの女性の存在を知りました。 マリー・マヌチェリ(Marie Manuchehri)さん。現在、アメリカ・ワシントン州シアトルを中心にご活躍中です。 http://www.energyintuitive.com/ ご本人は「Energy Intuitive」と名乗っていらっしゃいます。意訳するならば「生体エネルギーを、直観で読み取る人」とでもなるでしょうか。アメリカって、こうした医療分野でのリーディングを得意とするプロの透視能力者が数多くいますよね。例えば、キャロライン・マイス女史(「7つのチャクラ」他)とか。 (最近、サイキックpsychicという語にまつわる負のイメージ...インチキぼったくり電話占いとか...を懸念してか、このintuitiveの語を使う人が増えているようです。そうそう、前回までの主役・ペニー・ピアースさんもintuitiveを自称するお一人でしたっけ。) 現在、50代前半の彼女。 今のお仕事を始める以前は、シアトルエリアの病院、それも精神的に相当きついと一般に言われているがん病棟やホスピスで、看護師さんとして16年間勤められました。 (*注:アメリカでは、日本では通常看護師さんが担当するようなお仕事も、「○○テクニシャン」といった、別の医療職の方々が担当するケースが多いです。「Registered Nurse」と呼ばれる看護師さんは、大部分が四年制カレッジ・大学卒業者なだけに、医療知識も豊富で、社会的な地位もそれなりに高いとされています。) 離婚後は女手一つで三人のお嬢さんを育て上げられ、最近では気ままなシングルライフを再び満喫中...と言いつつも、実際のところは、各種講習会やセミナーなどで、全米各地へと飛び回る、実に多忙な毎日の連続だそうです。 「怪し気なもの(woo-woo stuff)はご免だわ」と、以前はごく普通の常識人を自認していたマリーさん。 ところが、38歳のある日、彼女は自分が手を触れた患者さんの病んだ部分から、<何か>が感じられることに気付きます。 その時、彼女が最初に見たのは、赤、黄色、緑...といった、色とりどりの光のボールが目の前にくるくると展開する(チャクラですね...。)奇妙な映像。続いて、患者さんが体験してきた人生の様々な場面や、家族構成、主だった事件の様子...。後で本人に確認したところ、それらのヴィジョンは100%、患者さんの記憶と一致していたそうです。 この日、マリーさんのサイキックとしての第二の人生がスタートしました。 毎週木曜日のAMラジオ番組・"The Marie Manuchehri Show ----Where Energy and Medicine Meet"、ポッドキャストでは2007年10月11日の第一回目から全部聴くことができるんですね。こちらの番組アーカイブからもダウンロードできますよ~。http://www.energyintuitive.com/podcast/archive.html 気さくで、あったかくて、正直で、本当に素敵な方なんですよー。素人の聴取者が相手の生電話相談では、パーソナリティの人柄の良し悪しがモロに出ますからね。隠しようがありません。私、この数週間ですっかり彼女の大ファンになってしまいました! 今、初回分からずーっと聴き続けて2008年12月辺りまでようやく到達したところなのですが、あまりにも心にしみる話が次々と紹介されるので、もう、感激しっぱなしです。英語はOK、っていう方ならぜひとも挑戦していただきたいですね。そして、マリーさんのお人柄にじかに触れてみてください。 リスナーからの電話相談だけでなく、自然療法医(naturopath)や、各種代替療法の専門家などのゲストが出演する回もあって、とっても勉強になります!(番組でも、いろいろな本を推薦してくださってますよ。読書家さんです。) 次の部分は、マリーさんの記念すべき初の著書・"Intuitive Self-Healing"からざっくりと訳してみました。 【送料無料】Intuitive Self-Healing: Achieve Balance and Wellness Through the Body's Energy Centers [ Marie Manuchehri ] 第四章、「太陽神経叢(たいようしんけいそう)チャクラ 自分を愛せるようになる」からの抜粋です。 ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽ <マリーさんのカウンセリングルームに現れた、マークという男性。元高校教師。家庭的に問題の多い生徒達の力になってやれない、という自責の念から体調を崩し、教師からセラピストへと転向した過去を持つ。妻と、もうすぐ2歳になる娘がいる。長らく原因不明の消化器系の不調に悩んだ末、マリーさんの元を訪れた。> 「マーク、あなた、自分自身に厳しいって思う?」 「うん、そう思うよ。」 彼の第三チャクラには外から加えられた虐待の形跡は無かった。だが、クレーターのように窪んだその様子から、精神的に自分で自分を痛めつけていることが見て取れた。 (中略)... 「あなたは、お嬢さんにも自分に厳しい人に育ってもらいたい?」 「まさか。そんなこと、思わないよ。」 「大変結構。」 マークは、自分に何が欠けているのかを理解してくれそうだ。そう考えると私はうれしくなった。彼自身にだって、娘に与えられるのと同じぐらいの安らかな気持ちが必要なのだ。そこまで思い至るには、もう少し時間がかかりそうだったけれど。 「マーク、あなたはお嬢さんと同じくらい、大切な存在なのよ。 今も昔もこれからも、あなたは素晴らしい、完璧な存在なの。あなたがお嬢さんに抱いている優しさを、まずは今、ここで感じてみて。そして、それと全く同じ気持ちを、今度はあなた自身へと向けて欲しいの。」 「いやぁ...そういう気持ちを自分に対して抱くのは、ちょっと...。娘のことは本当に愛しているけれど」 「なるほどね。それじゃ、お嬢さんが成長した時のことを考えましょう。 今、あなたと奥さんがお嬢さんに注いでいる愛情の量と比べて、大きくなったお嬢さんが受け取る愛情の量の方が少なくなるとしたら、どう?そうなって欲しいのかしら?」 「それは嫌だ!」マークは言った。 「あなたのお嬢さんは、こんなに小さい頃からでさえ、一日の大半を一緒に過ごす人のエネルギーを真似しながら、暮らしているの。 ティーンエイジャーになったら、真似する相手は親から仲間へと変わっていくのだけれど。 だから、できるだけ早く、父親であるあなたが、自分に向ける優しい気持ちを、純粋な形で、そっくりそのまま感じ取れるようにならなくっちゃ。 そうすれば、お嬢さんだって早い時期から自分に対して同じように優しくできるようになるわ。 いずれ、お嬢さんだって、あなたと奥さんの元を離れるでしょう。 大人になったお嬢さんは、両親からもらった優しさを心の中に大切にしまって、生きていくの。『君は、僕ら夫婦にとってこの上なく大切な存在なんだよ。』って事を傍にいて直接言ってあげられない時だって、いつかはやって来るでしょう。でも、あなた方親から寄せられた気持ちは、お嬢さんの中でずっと生き続けていくはずよ。」 「じゃぁ、僕が、僕自身に対して、娘に抱くのと同じような愛情を持って接するのならば、娘もそれを感じ取って、『自分を優しく扱うのは当たり前のことなんだ。そう思うのが、そう感じるのが当たり前なんだ。』と、考えるようになる。 ...そういう事なのか?」 「その通りよ!」 (その後、マークの消化器系は徐々に回復へと向かい、4ヶ月後のセッションでは「薬は続けているものの、痛み自体は90%減った」とのこと。他人の痛みに敏感過ぎて、自分をないがしろにした心優しいパパであったマーク。奥さんとの間には、もうすぐ二番目の子供が生まれる予定だという。) ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽ 今、ママ友付き合いに悩んでいるお母さんたちへ。 お金よりも、物よりも、学歴よりも、親として子供に贈ってあげなければいけないのは、 【自分は大切な人間だ。だから、粗末にしてはいけない。】 という、健全な自尊感情ではないでしょうか。 そうした自尊感情を確立できた子供は、きっと、成長してからもずっと、自分だけでなく、他の人をも大切にしてあげられる。そんな、器の大きな人間になってくれるような気がします。 もう一度、ご自分に問いかけてみてください。 自分よりも低い波動の人々に、無理をして合わせ過ぎてはいませんか。 「私だけガマンすれば...」の一言で、自分の本当の声、【魂の波動】をかき消してしまってはいませんか。 まずはご自分を大切になさってください。今すぐに。 お子さんに抱く愛情と、同等の愛情をご自分にも注いであげるのです。 お母さんが不幸なままで喜ぶ子供なんて、この世に一人だっていやしませんよ。どうかその事を忘れないでくださいね。 野生の苛酷な環境の中ででも生き抜く、動物のお母さんたちを見習って、もっと図太く、強く、たくましくなりましょう。一緒に頑張りましょう! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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