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カテゴリ:エモーショナル・ヴァンパイア 心の吸血鬼
早いですね。もう12月。
年末に近付くにつれて、巷では2012年の「世界の終わり」問題が蒸し返されそうな予感ですね。大抵の精神世界ネタには飛びつく私なのですが、この件に関してはあまり関心が湧かないんですよ。「あ、そう。それで?」の反応。 最近は、【とにかく学びたい!吸収したい!マスターしたい!】と、そそられるトピックが山積みで、世界が明日終わろうが終わるまいが、どうでもいいよ~ってな心境なのです。死んだら死んだで、またどっかで一からスタートするんだろうし、ねぇ。 ガンジーが遺してくれた名言 「明日死ぬと思って生きなさい。永遠に生きると思って学びなさい。」 を座右の銘としている私としましては、非常にいい感じで事が運んでいるような、そんな気がします。目下の課題は、タロットカードを使っての直観力の養成。 これからの時代、何が一番大事かというと、【物事の本質】を見抜く確かな眼力だと思います。周囲の雑音に惑わされず、最良・最善の選択をしていきたいですね。どんな時も、見えない世界の力に支えられていることを信じて。 ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽ 前回、シアトル近辺でご活躍中の医療サイキック(medical intuitive)・マリー・マヌチェリさんを取り上げました。そして、今年初めに出版された初の著書・"Intuitive Self-Healing"より、マークさんという男性クライアントの事例を引用しました。 【送料無料】Intuitive Self-Healing: Achieve Balance and Wellness Through the Body's Energy Centers [ Marie Manuchehri ] 「他人に優しく、自分に厳しく。」という長年の悪い癖がたたって、第三チャクラ(太陽神経叢チャクラ)はひどく傷付き、第三チャクラの支配下にある消化器官(胃腸)のトラブルに悩まされたマークさん。いろいろな医者にかかってみたものの、原因はわからずじまい。万策尽きて、とうとう奥さんの知人であったEnergy Intuitive(直観で生体エネルギーを読む人、ってことですね。)のマリーさんに助けを求めたのです。 「このまま自分に厳しく当たり続けていくと、あなたの2歳のお嬢さんも自然に父親の行動パターンを真似するようになって、お嬢さん自身も将来、自分に優しくできない大人になってしまう。」 我々のママ友談義に当てはめるならば、こんなメッセージに翻訳できるでしょうか。 【自分を安売りする癖はおやめなさい。 子供さんが真似してもいいんですか?】 「自分を大切にする・しない」という、いかにも舶来品(笑)といった感じの表現よりも、私にはこの「安売りしない」の方がぐっと心に迫ってきますね。 周囲の人々に合わせてわざわざ身を低め、本来あるべき自分の姿を押し殺す。 「嫌われたくない」あまり、周囲に出血サービスしまくって、心も身体もヘトヘトに。 その結果、心療内科や精神科へ通わざるを得ないような状態まで追い込まれたり、先のマークさんのように原因不明の身体症状に苦しんだり... これは決して珍しい話ではありません。 元々、こうした安売りしがちな人って、ガマン強くて、人当たり良くて、他所様の目には「いい人」と好ましく映っているはずです。自分から対人トラブルの種を蒔くようなこともありません。周囲にサービスすることを忘れない「いい人」をやっている限り、あなたの努力を好意的に受け止めてくれる人が大部分でしょう。 ただ、そういう人が母親になると、ちょっとややこしくなるんですね。子供絡みの用事でいろいろな場所に出て行くことで、他の親子と接する機会が増えるからです。 「子供のため。」 この一言で、まるで催眠にかかったように判断力が鈍ってしまうのです。 今、これをお読みのあなた。このような思いグセはありませんか? 「子供が幼稚園に馴染むためだもの、母親の私がガマンしなきゃ...。」 「子供が仲間外れになるのが怖いから、気が進まない人付き合いもガマンしないと...。」 「本当はあの人達と一緒にいても全然楽しくない。でも、園関係の付き合いだから仕方ないよね。ガマンしなきゃ...。」 もし、この次、あなたの中でそうした【自分・大安売り】のセリフが頭をもたげてきたら、マリーさんのこの教えを思い出してください。 【思春期前の子供は、一日の大半を一緒に過ごす大人のエネルギーの在り方を真似て育つ。】 これ、事実だとすれば、【自分・大安売り】の悪癖を持つ親のお子さんは、成長して次のようなつぶやきを漏らすようになるかもしれません。 「周りの子が意地悪するけど、ぼく(私)さえガマンすれば全てうまく収まるんだ...。」 「みんな、私(ぼく)のことを『どうでもいい奴』って感じで粗末に扱う。多分、私(ぼく)は本当にどうでもいい存在なんだろう。」 「ぼく(私)のつらい気持ちなんて、どうせ誰に話したってまともに取り合ってくれないんだ。誰にも大切にされていないんだから、仕方ないよな...」 よっぽど強靭な魂の持ち主で無い限り、お子さんが【自分・大安売り】のお母さんの根深い信念に影響されずに育つのは相当困難でしょう。そうしたお子さんが、母親の信念から離れ、健全な自尊感情を持つようになるためには、外からの強力な助け(例えば、良い先生、スポーツのコーチ、賢明な祖父母や親類...など)が絶対に必要です。 自力での達成は難しいでしょうね。 だから、もう止めましょうよ、お母さんたち。自分を不当に安売りして、気が進まないママ同士の付き合いに嫌々応じるのは。 ほんの通りすがりに毛が生えた程度の人達に、自分の時間も、エネルギーも、真心も、大安売りして一体どうするんですか。何も返って来やしませんよ。ただ疲れるだけ。しかも、お子さんの心にネガティブな思い癖まで植えつけてしまうとなったら、止めない理由なんて無いでしょう? そういう、通りすがり同然の人々には、ただフレンドリーに挨拶し、天気とか次の園の行事とか、そういった当たり障りの無い話だけする。そして、笑顔で「またねー」とさっさと立ち去る。はい、終了。 それでいいんですよ。 たとえば、幼稚園の選び方一つとっても、違う文化圏から来たあの人とあなたの間には大きな隔たりがあるかもしれませんよ。 あなたが今の幼稚園を選んだ理由は、こちら。 ・信頼する近所の小学生ママさんが「子供二人を行かせて良かった」と太鼓判押してくれた。 ・先生方が優しく、子供のことを大切にしてくれる幼稚園との印象を持った。 ・給食。好き嫌いが多過ぎるので、小学校入学前に少しでも減らしたいと思った。 ・延長保育。今のところは専業主婦だけど、一人っ子だし、ひょっとしたらこの先弟や妹が生まれることもあるかもしれないので、お友達と園で長く遊べるオプションがあればいいな、と思った。 ・徒歩通園。せめて幼稚園の3年間ぐらいは、親子でおしゃべりしながら通いたい。 でも、あなたとはあまり波長の合わないAさんは、全く違った観点から幼稚園選びをしていますよ。知ってました? ・この地域で月謝が一番安かった。 ・ママ友のBさんやCさんが「一緒に行こう」と言ったから、選んだ。 ・給食。何と言っても親が楽できる。早起きの弁当作りが苦痛。 ・延長保育。時間ギリギリまで親が遊んでいられる。 ・徒歩通園。自転車で乗せてけばタダ。バス代月に5,000円取られるのは痛い。 (←あれ?給食代は痛くないの?) あらら。これではあなたとAさんが合わなくても当たり前ですよ~。 まぁ、いろいろな人がいますからねー。 単に、あまりにも違う文化圏からやって来た親達と子供達が、たまたま同じ幼稚園に居合わせただけ。同じパックツアーに参加した旅行客同士のようなもんですよ。 美輪明宏さんは常日頃、「人間関係は腹六分」とおっしゃっていますよね。 でも、様々な文化圏から来た人種がごった混ぜに放り込まれるのが、子供の幼稚園や学校。そういう場での人間関係ならば、「腹三分」ぐらいがちょうど良い...。これが私の下した結論です。 要は、こじらせなきゃいいんです。 ご近所同士の付き合いなんて、所詮そんなものでしょう? でないと、相手の嫌なところばっかり目に付いて、いつか不満爆発!になりますよ。遠くから、ぼぉーっと眺めて、姿を認める程度でちょうどいいんです。 後で街角でばったり出会った時に、「こんにちは~♪」とさわやかに挨拶できれば、それで上出来というもの。距離を詰め過ぎてこじれてしまうと、後々悲惨なことになりますよ。顔合わせたくなくても、至るところでバッタリ出くわしちゃうんですから。これ、身体にも、心にも、極めて良くないです。(←経験者は語る...。) 笑顔で挨拶。さらりと立ち去る。「合わないな」と感じたら、それ以上深追いしない。この繰り返しで十分です。後は、無駄な人付き合いを避けたことで節約したエネルギーを、自分や家族など、本当に大切な人たちのために使う。 何事にも優先順位を付けて、【選ぶ】ことが、穏やかな毎日への近道なのかもしれませんね。 <今日のおさらい> 「どーでもいい知り合いに、自分を安売りし過ぎるな! 真心とエネルギーはもっと別のところに注げ!でないと、枯れちゃうよ!!!」 ...まだ納得してくださらない方もいらっしゃるでしょう。 「そんなことしたら、私も子供も仲間外れのポツーン状態になってしまう。」 なるほど。孤独がイヤなのですね。一人が怖いのですね。お気持ち、よくわかります。 【送料無料】そんな友だちなら、いなくたっていいじゃないか! [ 斎藤孝 ] (これ、まずは大人が読むべき本かも。子供達に実例を示すためにも。) 実は、その「一人ポツーンがイヤ」に良く効くお勧めのテクニックがあるんですよ。 次回、ご紹介しましょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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