|
カテゴリ:70-80年代洋楽よ 永遠に
昨日、過去記事を読み返してみて気付いたんですがね。
今年になってからの記事、やたらとポジティブ!健康的!な内容に満ち満ちているじゃないですか(笑)。 おいおい、どうしたんだ、自分...。 過去の記事、特に2011~2012年辺りの時期に書かれた記事(人間不信に陥り、「エイブラハム」にかぶれた後目が覚め、その結果、妙にひねくれた物の見方をしていた時期、ね。)と比べると、随分な変わり様です。 えっとですねー、どうも最近はジメジメ、ウジウジした内容を書く気がしないんですよ。 何年も前の出来事を蒸し返しては、悶々とした気持ちに浸る...という不毛なサイクルの繰り返しに、いい加減、嫌気が差したみたいです。 で、最近、久々に思い出し、お気に入りとなっている一言が、こちら。 「愛はただでさえ難しいから ラブソングまで難しくする必要はないんだよ」 (エンペディアEnpedia・フレディー・マーキュリーの項より。) 1991年・晩秋にAIDSでこの世を去った、クイーンのヴォーカリスト、故・フレディー・マーキュリーが、生前に語ったとされる言葉です。 確か、原文はこういう感じの文脈ではなかったかと記憶しています。 「現実世界の恋愛は、とかく複雑で、ややこしいもの。 夢は破れるし、理想通りに進まないことだってしょっちょうさ。。 だから、自分で書いて歌う歌ぐらいは、シンプルに、わかりやすく行きたいんだ。」 フレディーが言いたかったこと、今ならば理解できるような気がします。 これ、愛や恋の歌だけでなく、全てのことにも応用できるのではないでしょうか。 私たちはみな、複雑で、先行きの見えない、現実世界に生きています。 悲惨なこと、残酷なこと、何とかしたいけど、でも、どうにもならないことは、身の周りにいくらでもあります。 ゼロになる日は恐らく来ないでしょう。少なくとも、私たちの存命中は。 フレディーも、クイーンも、そうした現実から目を背けてはいません。じっと見つめています。観察しています。 85年のLIVE AIDから、「悲しい世界(原題・Is This the World We Created...?)」。 リアルタイムで見られて幸せでした。 (日本語訳はこちらをご参照ください。) 目を背けようと、耳をふさごうと、負の情報や負のエネルギーは容赦なく私たちを襲います。 少しずつ私たちの心の平安を脅かし、私たちの身体をむしばんでいきます。 世界が暗い話であふれていることはよくわかっています。逃げるつもりはありません。 でも、こちらのブログは、それとは違う場所にしたい。 立ち寄ってくれた人が、少しでも気分が晴れるような、そんな憩いのページにすることを、敢えて選択したいのです。 敬愛するフレディーが、シンプルでストレートなラブソングを書き続けることを選んだように。 既に十分なくらい汚染され、悪臭を放っている大気の中に、わざわざ進んで自分が臭い息を吐き出す必要は無いでしょう。 そういうのは自分一人で、プライベートな空間で静かに処理すればいい。 公の場に撒き散らさなくともいいのです。 上のフレディー発言の出所は、こちらのCDのライナーノーツ(ブックレット中の解説)のはずです。
元・ミュージックライフ編集長で、現在はフリーの音楽評論家の東郷かおる子さんによる文章でした。生前、フレディー・マーキュリーにインタビューした際、完成したばかりのアルバム「Mr. Bad Guy」を何度も、何度も繰り返し聴かされて困っちゃった~...ってな感じの、今となっては微笑ましいエピソードが入っていたように記憶しています。 日本からアメリカに引っ越して来る時、CDプラケースも、小冊子も置いてきてしまったんですよね〜。 正確な文章を引用できないのが残念無念、です。 東郷さん、現在もお元気でご活躍中のようです。かつて、ダリル・ホール様 【送料無料】セイクレッド・ソングス [ ダリル・ホール ] (↑このLP、枕元に立てかけて毎晩幸せな気持ちで眠りについておりました...。うぅ、眼福〜。) を崇拝していた者の一人としては、ミュージックライフの編集後記で毎回堂々と「ダリル様命」を公言しまくる東郷さんには、親近感と共に「いいなー、取材と称して至近距離で会えちゃうなんてさー...ソレッテズルイヨナ~、ブツブツブツ...。」といった複雑な感情をも抱いていたこと、懐かしく思い出しました。 お互い、残念ながらダリル様とはご縁がありませんでしたね。ははは...(苦笑)。 いささか古い記事になりますけど、「東郷さんって、どんな人?」と思い出してみたい方のために、写真付きで、どうぞ。30年前とほとんど印象が変わっていないなんて、すごいお方だ...。 2011・11.24 (フレディーの命日!!!) 映画.com 「“Queenの伝道師”東郷かおる子、F・マーキュリーに思いを馳せる」 さて。 話を冒頭のフレディーの発言に戻しますが... フレディー流の「ラブソングぐらいはシンプルに行きたい」という考え方。 これ、エックハルト・トールの言う 「ペインボディ」 という、私たち人間誰もが心の奥底に持っている「魔物」に対して持つべき、きわめてまっとうな姿勢ではなかろーか、と思うのですよ。 人間には古い記憶を長々とひきずる傾向があるから、 ほとんどの人はエネルギーの場に古い感情的な苦痛の集積を抱えている。 私はこれを「ペインボディ」と呼んでいる。。 (「ニュー・アース」第五章 ペインボディ ---私たちがひきずる過去の古い痛み より) 【送料無料】ニュー・アース [ エックハルト・トール ] 誰にでも、辛い過去や、厳しい現実はあります。 もちろん、将来への不安や心配も。 「そういう生き方、辛いよ」と親切な誰かが忠告してくれたとしても、ついつい過去の苦痛へと意識が舞い戻ってしまい、その苦痛を追体験せずにはいられない。 それが平均的な人間、つまり、われわれです。 精神的苦痛から完全に解き放たれた人なんて、地上世界ではほとんどいません でも、別の在り方もできるよ、ってことをエックハルト・トールさんは教えてくれています。 何もわざわざ「ペインボディ」の方向へベクトル向けて、何度も何度も過去の苦痛や、過去が原因となった現在の不幸へとトリップしては、自分をミジメにすることはない、ってことを。 そんなことする必要はありません。 一体誰があなたに「そうしろ」って命令したんですか。 あなたでしょ。 あなた一人が、自分で決めてやったことです。 だったら、止めるのも、あなたしかいませんよね。誰も助けてなんかくれませんよ。 「楽だから、つい...」 「つい、惰性でいつもの悪口大会に...」 「相手の不幸話に刺激されて、『私の方がもっとすごいわよ!』と、無駄に張り合い、後味悪い...」 こうしたエネルギーのダダ漏れ&無駄使い行為、そろそろやめませんか。 過去や未来にばかり考えを馳せていないで、不純物のない、【今】この一点に集中する。 静かに立ち止まり、自分の内側を観察することから始めましょう。 一人ひとりの意識の在り方、少しずつ変えていきたいですね。 これ以上、私たち一人ひとりのペインボディに好き放題やらせてはまずいですよ。 日本という国全体のペインボディ、そして人類全体の集合的なペインボディを手の付けられない程に巨大な猛獣へと変えてしまわないためにも。 トールさんの本を読んでいない人にもわかりやすい作りになっていますので、ぜひご覧になってみてください。 素晴らしい動画をアップロードしてくださったsave100millionさん、ありがとうございます! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[70-80年代洋楽よ 永遠に] カテゴリの最新記事
|