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カテゴリ:人材育成
『人材育成に真剣に取り組んでいますか。』
--------------------------------------------------------------------------- 先日、トヨタインスティテュート(トヨタの社内大学)事務長の 講演を聞く機会がありました。 とても素晴らしいお話しでした。 講演内容の中で、特に心に残った項目をご紹介します。 <トヨタの人材育成の考え方> (DNAとして脈々と受け継がれているそうです。) ・「訓練」により改善を止めない人を育成する。 →研修では知識を与えるだけ。知識を職場での日々実践に変えるのは 職場での訓練である。上司・先輩は人を育てるのが仕事 ・育てる文化、上司・先輩に受けた恩は部下・後輩に伝播する。 →感謝の連鎖:ある役員の談話 「大野耐一さん(トヨタ生産方式の生みの親)に教えてもらった恩に 報いるため、なるべく多くの部下を育成し、会社を成長させるしかない。 師匠である大野さんに教えることなんてないんだから。」 ・愚直な改善。改善に終わりはない。 →トヨタが他の会社と違うところは、「改善に終わりがないことを 従業員皆が理解していること。」技術や社会が進化すれば、ムダも 進化する。そのムダをつぶすのが仕事。 (ムダとは付加価値を生まない動き、作業) ・管理職に必要な能力は、問題解決力・方針管理力・人材育成力 →方針管理とは、全社方針を部門方針、個人目標とブレークダウン するだけでなく、「お前の仕事は全社方針のここにこういう風に 貢献してるんだぞ。」と、“年がら年中”言いつづけること。 ・部下指導と共感 →トヨタの管理職は<共感>で部下を動かす。 上司の背中を「見本」と思い必死に学ぶ。上司も仕事を 個人の資産として囲わずに、とことん「見える化」し部下に 伝授する。そこに「共感」と「信頼」が生まれ、成長させて くれたことに「感謝」する。 文章にすると当り前のことにも思えますが、 これらを愚直に、地道に、徹底的にやろうとしているところが トヨタの凄いところです。 もちろん、従業員全員ができているわけではないでしょうが、 このDNAが途絶えることに危機感を持ち、DNA伝承に 本気で取り組んでいるところに迫力と感動を受けました。 今週から期初面接が始まりますが、私も今まで以上に 「部下育成」への強い想いを持って面接に臨みます。 さらに面接だけでなく、日常での部下との関わり方をもっと 高めようと決心しました。 もちろん、自分自身の能力と人格を高める努力をしなければ 「強い個人」になれず、「強い組織」も作れませんね。 最後に見せてもらったトヨタウェイのビデオ、メチャクチャ感動しました。 3~4分の短いビデオですが、ほんと涙が出て止まらなかったです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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