流産は一定の確率でおきてしまいます。体外受精・顕微授精では流産率は2割程度ですし、40代になると、流産率は上昇し、半数くらいは流産してしまいます。流産は本当に残念ですが、ひとつの自然淘汰とも考えることもできますので、あまりにも深刻に受け止めすぎないでくださいね。それと、流産したことをすべてご自分のせいにして、ひどく落ち込む方がいらっしゃいますが、あまり自分を責めないでください。たいていの場合、流産そのものを予防できないのですから。
先日、不妊治療にて病院の実力なる記事が新聞に掲載されていましたね。あの記事の見方は、1.その施設の妊娠総件数、2.体外受精の妊娠件数(新鮮胚移植)、3.顕微授精の妊娠件数(新鮮胚移植)、4.凍結胚移植の妊娠件数が、掲載されておりました。
タイミング法や人工授精の妊娠件数を知るには、1.-(2.+3.+4.)を計算すれば良い事になります。この数字をみると、そのクリニックがどの程度、タイミング法や人工授精に力をいれているか分かりますし、体外受精や顕微授精に偏重しているかどうかも分かりますね。
ゴールデンウィークが終わりましたね。みなさん、また頑張っていきましょう。そして、当ブログももうすぐ9年目を迎えますし、本日100万アクセス突破しました。みなさんが応援して下さるおかげで続けてこれたようなもんです。稚拙なブログではありますが、これからもよろしくお願い致します。
ブログの掲示板がなくなって、コメント欄に書き込みをしてくださる方が増えましたね。これで定期的にブログをアップしないとコメントだらけになっちゃいますね(笑)。これからも頑張ります。
胚盤胞に到達する確率についてですが、これは年齢差がものすごくでます(苦笑)。ですが、あえていいますと、5日目での到達率は30-40%程度、6日目までには50%程度でしょうかね。基本的には5日目の胚盤胞のほうが妊娠率は高いと思います。
ホルモン補充周期での凍結胚移植がかなり臨床応用されているのですが、その際に自らの卵胞はまったく育っておりません。ですから、移植前に交渉をもったりしても、理論的には「自然妊娠」の可能性はゼロですね。
AIHの実施方法や刺激の方法も、クリニックによってかなり違うのかも知れませんし、実施基準もクリニックによって違うかも知れませんね。
AIHの妊娠率がすごく高いクリニックも目にしますし(苦笑)。私も今度個人的に各クリニックの実施方法をリサーチしてみたいと思います。
卵子がたくさん採れて、新鮮胚移植するとOHSSのリスクがある場合、全胚凍結を実施します。よく、卵子がたくさん採れると卵子の質が悪くなるのでは?という話がありますが、必ずしも卵子の個数だけで、卵子の質の話ができるわけではありません。
実際、全胚凍結した患者様は一度の採卵(何度か移植をするという前提です)で、半数以上の方が出産にいたっていました。ですから、一度の採卵あたり50%以上の出産率だと考えると決して卵質が悪いとは言えないと思います。
培養液を何種類か検討しているのですが、やはりメーカーごとの多少の差はありますね。妊娠率に露骨に差はでないものの、胚盤胞への到達率の差などは多少なりともありますし、この場合にはこっちのメーカーが良いのかもとか感じることがあります。年齢などを考慮して培養液の使い分けなどができると理想的なのですが…。
以前から、卵子は女性として出生したにはすでに生産終了となっており、それ以降新たに造られることはないというのが定説でしたが、そうではないという論文が出てきました。こういったことが解明されていくと、不妊治療にも応用できる日がくるのかも知れませんね。ただ、あまりにも基礎的なことなので、道のりは遠いかも知れません。