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カテゴリ:紫煙のゆらぎ
もたもたした占領下の外相と防衛将を怒鳴りつけた赤鬼ルース 紫煙のゆらぎ ・ 歴代外務官僚の国家的犯罪と歴代自民党政権の嘘 嘘と言へば国民年金は嘘のまま進行しておらず先に増税論が出て来るのが解せない。 本日はやや長文にて外務省の言い逃れに咬みツク。 岡田克也外相は4日の記者会見で2001年の情報公開法施行前に、 核爆弾持ち込みなどの日米合意による密約に関する文書が、 意図的に破棄された事実を認める調査報告書を公表したが、 これは歴代外務官僚の国家的犯罪と歴代自民党政権の嘘であり、 係わった人々を国家機関にチャンチャコリンされ続けるより、 民間による検察審査会を通じてでも告発し責任の所在と真実の為裁判を実施すべきだ。 ジョン・ルース在日本進駐米軍の代理者たるこのオッサンを、 法廷に引きずり出さねばならない。 腰の抜けた岡田外相はぬかしケツカリくさる。 「 仮に廃棄・紛失したならば極めて遺憾だ 文書を失うことは歴史を失うことだ 」 といい加減な言い逃れで逃げようとするが情報公開こそ歴史の証人であり、 この極めて遺憾だで済まそうとする発言を看過してはならない。 遺憾とは気に入らないであって見下した言い方であり、 失態に対する責任から導かれるのはゴメンナサイとの謝罪の意志が無い。 まぁ、御免なさいで済まそうとするのも看過出来ないがッ! 昨年の政権交代を受け外務省は2009年の11月末には完全に公表する、 と断言したのになにをもたもたと今年3月やっとこらさのどっこいしょと、 1960年の日米安全保障条約改定時に核爆弾搭載艦船の寄港を認める、 広過ぎて収集がつかない程のの密約があったなどとする有識者委員会の報告書を公表した。 容疑者東郷和彦元外務省条約局長が衆院外務委員会で、 後任局長の谷内正太郎前事務次官に関連文書を引き継いだ、 と自分の責任ではなく後任の罪だと証言して文書破棄の事実を指摘。 外務省は岡田外相を委員長とする調査委員会を設置し、 東郷・谷内両氏らOB・現役幹部職員15人から聞き取り調査を行っていたが、 言い逃れもここまで来ると開いた口もアゴが外れそうなその報告書によると、 谷内容疑者は 「 核密約を含むいくつかの資料を引き継いだのは確かだが これは魔女ゴルゴンのように危険な文章なので目を通さず すべて罪もろとも担当課に下ろした 」 と言い逃れに終始する。 当時、北米局長だった藤崎一郎駐米大使も 「 はっきりした記憶はない 」 と答え、お定まりの記憶喪失症へと逃げ込む。 調査委の見解として法施行前の1999年6月~2000年末に、 大量の文書が整理された際に明らかに命令に基づく意図的に、 不用意な文書廃棄が行われたそのドサクサに潜り込ませ “ 密約 ” 関連を含む重要文書を破棄シマシタネと指摘した。 沖縄返還時に軍用地の原状回復補償費を、 日本が肩代わりさせられた密約を確認した議事要旨についても 「 もともと政府間の秘密合意なので 正規の決裁を得ていないと確定される本件文書が いずれかの段階で廃棄されちゃった 」 とした。 しかも、いずれの文書も日本側に存在したことは確認できず、 あつかましくもこの報告書は意図的廃棄の違法性を否定したうえで、 文書管理が適切でなかったことを指摘するにとどめ、 歴代外務官僚の国家的犯罪と歴代自民党政権の嘘を国民の知る権利から、 暴力的とも言うべきやり方で逃げて隠してのたうちまわった。 沖縄密約文書について開示を命じた4月の東京地裁判決に対しては、 「 文書を発見できなかったのか犯罪的に破り捨てたか 外務省の便所の裏で焼き捨てたのか 徹底調査の結果をどのように判断したのか いい加減にしなさいぐらいでは済まされない 」 と反論しながらも同省はすでに控訴しているが単なるパフォーマンスであり、 真実はアメリカ公文書館にPCでアクセスするしかない。 最終報告書は今月中旬をめどに公表される予定だったが、 鳩山内閣の総辞職に伴い急虚まとめられたが、 予定した関係者の聞き取りができないなど十分な事実解明をしてはならないままの、 恒例と成っている臭い核爆弾には荷造り用クラフトテープたる幕引きとなった。 以下「密約」問題に関する調査報告対象文書 【1】 1960年1月の安保条約改定時の核持込みに関する密約問題関連と 同年同月の安保条約改定時の核持込みに関する密約調査報告対象文書など。 【2】 1960年1月の安保条約改定時の朝鮮半島有事の際の 戦闘作戦行動に関する核爆弾の取り扱いに関する密約問題関連。 【3】 1972年の沖縄返還時の有事の際の核持込みに関する密約問題関連。 【4】 1972年の沖縄返還時の原状回復補償費の肩代わりに関する密約問題関連。 こんなにも重要な書類全部が焼却されたとはHIVと当時の厚生省よりひどいし、 消えた国民年金の未だに未処理同様に国民を騙し続け情報公開出来ない政府と、 内閣官房機密費による評論家やマスコミにまでニギニギさせた事実に何故怒らない? ジョン・ルース在日本進駐米軍代理人とここに列挙された人々を、 手錠足枷鎖による数珠繋ぎで国会証人喚問と裁判法廷に引きずり出すなら、 裁判員制度も値打ちがあるし僕も曲げて参加してもよい。 辺野古に軍事基地を新たに作る米日合意破棄と、 核爆弾がアメリカ占領日本国に今も存在する事実を認めるや否かと、 総理の一声でHIV書類発見同様の一報を国民に開示出来るかどうかも、 菅直人の力量を測るには格好の命題である。 社団法人日本漫画家協会会員・参与 玉地 俊雄 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.06.05 13:11:14
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