Bambinaのココロ

TSUTAYAで”まだまだ話題作”の第三位の「モンスター」観ました。

「奥様は魔女」に続きなんと２本立て。
眠れなかったので。。

重い映画です。
この映画は実話なんだけど、ある女性が愛を知った事により
殺人を繰り返し、モンスターとなっていく映画です。

無差別に殺していってしまう心情に中心をおいているんだけど
もちろん、人を殺すなんて絶対ダメなんだけど、どうしても
彼女に同情してしまう。。。

彼女がなぜああいう人生を歩まなくてはならなくなったのか、、
ただ人を殺してしまって罰せられてしまう事にちょっと理不尽を
感じました。

彼女は８歳の時に父親の親友にレイプされ続け、
両親に訴えても聞き入れてもらえず、うそつきとされ、
その後に父親が死に家は貧しくなり弟と妹は近所に
引き取ってもらえたが彼女自身は誰にも引き取ってもらえず
１３歳のときから売春を行い、弟と妹にお金を送り続けたにも
かかわらずその兄妹からはとても軽蔑され、、

たった一人で生きていくしかなかったとてもかわいそうで
さびしい人。

だからと言って殺人が許されるわけでもなく、被害者側から
みたらとても身勝手極まりない事なんだけど、この映画に
ついては単純にそう思うことがどうしてもしっくりこない。。

いつも殺人のニュースをみると一方の方向からしかみていないから
「人を殺してるんだから、犯人も死刑！」ってすぐに
思ってしまうけど、その人がどうして人を殺してしまったのか
その人の人生を考えていかなければならないんだよね。。

それが平成２１年に始まる国民陪審制度。

私は絶対選ばれたくない。。
この陪審制度は「殺人」「放火」など、重罪事件にかかわるんだよね。

私なんてすぐに同情しちゃうし、今回のような人に遭遇した場合
冷静になんて考えられないだろうし。。
誰かがもっともらしい意見を言う度に全部にうなずいちゃいそうだし。。

私は妙なところでクジ運がいい（？！）のでなんとなく
当たっちゃいそうな気もするし・・・（でもこれはマーフィーの法則
になりそうなので、そう思わないようにしないと。。）

本当にこの制度は始まるのかな。。