緑茶カテキンでウイルス撃退
厚生労働省はインフルエンザの全国的な流行期に入ったと発表した。
気温が低く、寒くなってきたせいか、せきこむ方が増えてきた。
一般的にカゼと呼ばれているが、ウイルス感染が80%以上をしめる。
目には見えないが、私達のまわりにはたくさんのウイルスが存在している。
体内に侵入した1つのウイルスにより、カゼが引き起こされるなら、
年中風邪をひいて体調がすぐれないわけであるが、そうならないのは
私達の体の免疫細胞が、ウイルスを攻撃しているおかげで健康を維持している。
寒いとカゼがひきやすくなるのは、これらのウイルスが寒くて乾燥している場所を
好み、それに加えて気温が下がると私達の体の免疫細胞の活動も低下してしまう
ことによる。
カゼを排除するには十分な睡眠、休養、栄養の摂取が大切で、免疫細胞の活動を
高めてやることが大切だ。
ウイルスに負けないための大切な物質は[ インターフェロン ]という糖タンパクである。
病原体が体内の細胞に侵襲してくると、その細胞によって作られたインターフェロンが
外に分泌される。
これが周辺の細胞に対する信号となって、体はウイルスの増殖を抑える物質を作りはじめる。
このインターフェロンを欠かさなければ、ウイルスの撃退が可能になる。
インターフェロンを作るためには原材料であるタンパク質とビタミンCが必要になる。
これらの栄養を十分に摂取していれば、体の免疫力はUPする。
インターフェロンは温度が高いほうが作りやすい。
体は十分温めたほうが好ましい。
基本的に手洗い、うがい、感染予防にマスクは必要になる。
学術報告
エキナセアのカゼに対する薬理効果について、デュッセルドルフ大学の
R.Bauner博士と、チューリッヒ大学のM.Netsch博士らが10近くの臨床試験
においてまとめた報告がある。
いずれの臨床試験でもエキナセア投与群のほうが、治癒期間が短く済んだり
免疫力を高めるといったカゼの治療効果が確認されている。
なかでもユニークなのは、32名の被験者を対象としたティッシュペーパーの
使用枚数により、エキナセアのカゼに対する効果を実験したもので、カゼに
かかった平均期間はエキナセア投与群が3.37日であったのに対し、偽薬投与群は
4.37日だった。
ティッシュペーパーの使用枚数はエキナセア投与群が882枚だったのに対し、
偽薬投与群では1168枚という結果がでて、あきらかにエキナセアはカゼに対し
薬理効果があると報告している。
カゼに有効なハーブ、栄養成分
タンパク質 : インターフェロンの原材料
ビタミンC : インターフェロンの原材料
エキナセア[ ムラサキバレンギク ] : 北アメリカ原産の多年草
東京神田駅
SUN鍼灸院
スマホサイト
SUN鍼灸院