薬酒の歴史
薬酒とは生薬と酒の組み合わせをいいます
薬酒の歴史は非常に古く、今では酒類、アルコールは嗜好品になっていますが
当時は重要な薬です
薬酒が誕生する以前は、生薬も酒も単独で用いられていました
薬用植物などをお湯で煮たてて有効成分を取り出して服用する湯液、煎じ薬
がそれです
粉にして服用したりするいろいろな方法がありました
生薬をどのようにしたら有効成分を最大限体内に取り入れることが
可能になるかを追求した結果、薬酒に辿り着いたのです
戦国時代の名医、扁鹊(へんじゃく)は薬酒を治療に用いたといいます
また後漢時代の神医、華陀(かだ)によってつくられたのが屠蘇(とそ)で
複数の植物を配合して作られています
後の日本に伝えられていますが、元旦にお屠蘇を飲んで邪気払いをおこなう
風習が残っています
古典薬学書、本草綱目(ほんぞうこうもく)には69種類の薬酒名が記載されています
薬酒は漢方の重要な治療法として利用されてきました
東京神田駅南口
SUN鍼灸院
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