2014499 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

ばみの乱読日記 と猫雑貨。

ばみの乱読日記 と猫雑貨。

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Free Space

今年も素敵な猫柄がそろってます。



レトロモダンが素敵♡





わかりやすい猫柄が〇


Profile

ばみとんきー

ばみとんきー

Freepage List

あ行の作家


江國香織 (24)


井上尚登 (3)


恩田陸 (4)


荻原浩 (1)


赤瀬川隼 (1)


岩井志麻子 (8)


石坂晴海 (1)


綾辻行人 (4)


内田春菊 (6)


浦沢直樹 (1)


上野瞭 (1)


伊坂幸太郎 (3)


池澤夏樹 (6)   


内田康夫 (20)


大塚公子 (2)


明野照葉 (1)


あだち充 (1)


祝康成 (1)


板谷利加子 (1)


一条ゆかり (1)


愛川晶 (1)


江口寿史 (1)


井沢元彦


犬丸りん (1)


赤井三尋 (1)


有栖川有栖 (2)


尾崎七千夏 (1)


池田理代子 (1)


遠藤周作 (8)


石田衣良 (4)


大槻ケンヂ (3)


浅田次郎 (3)


今邑彩 (1)


井上夢人 (1)


あ行 その他の作家 (23)


有吉佐和子 (4)


岡崎京子 (2)


沖方丁 (1)


阿刀田高 (4)


歌野晶午 (1)


落合信彦 (1)


大崎善生 (1)


小川洋子 (2)


新井素子 (1)


折原一 (2)


伊集院静 (1)


岡嶋二人 (2)


大島弓子 (4)


逢坂剛 (1)


か行の作家


桐野夏生 (10)


海堂尊 (8)


角田光代 (9)


小林聡美 (8)


草柳大蔵


加門七海 (3)


勝村久司


蔵前仁一


小松左京


けらえいこ


加藤仁 (1)


鯨統一郎


黒岩重五 (3)


耕野裕子


北村薫 (7)


香山リカ


黒川博之 (2)


京極夏彦


草薙厚子


小池真理子 (5)


か行 その他の作家 (9)


伊藤比呂美 (1)


貴志祐介 (1)


小松健治 (1)


さ行の作家


真保祐一 (10)


柴門ふみ (1)


島村洋子 (3)


仙川環


住井すゑ


佐藤賢一


雫井脩介


西原理恵子 (8)


澤田ふじ子


杉山春


ささやななえ


下田治美


芝木好子


城山三郎


瀬尾まいこ


瀬戸内晴美 (3)


佐藤多佳子


桜沢エリカ (3)


清水潔


曽野綾子 (7)


鷺沢萠 (7)


篠田節子 (10)


清水義範 (4)


斎藤澪 (1)


重松清 (2)


さ行 その他の作家 (12)


た行の作家


高村薫 (3)


津本陽


高野和明


手塚治虫  (3)


高世仁


壇一雄


谷村志穂


田中康夫 (1)


高木美保


竹本泉


高杉良


高樹のぶ子


筒井康隆 (2)


辻村深月 (1)


高橋克彦 (2)


藤堂志津子 (8)


たかたまさひろ (1)


た行 その他の作家 (7)


高橋龍太郎 (2)


嶽本のばら (1)


な行の作家


貫井徳郎 (5)


永瀬隼介


中村うさぎ (5)


中井英夫


中野不二男


梨木香歩


長坂秀佳


永井泰宇 (3)


新津きよみ (3)


猫山宮緒


西尚美


野沢尚 (8)


乃南アサ (17)


長野まゆみ (1)


その他 な行の作家 (4)


沼田まほかる (2)


西村京太郎 (2)


は行の作家


藤原伊織 (6)


帚木蓬生 (2)


東野圭吾 (8)


古澤健 (1)


久間十義 (1)


藤原緋沙子 (1)


畑正憲 (1)


平岩弓枝 (6)


福井晴敏 (3)


春江一也 (1)


藤原新也 (1)


比留間久夫 (1)


は行 その他の作家 (9)


坂東眞砂子 (4)


林真理子 (3)


保坂和志 (1)


百田宋樹 (1)


藤臣柊子 (2)


藤本ひとみ (1)


原田マハ (1)


誉田哲也 (2)


馳星周 (1)


ま行の作家


松下麻理緒


道尾秀介


宮尾登美子 (3)


松苗あけみ


水野麻理


松田美智子


三浦綾子 (6)


宮部みゆき (12)


宮本輝 (6)


森瑤子 (17)


松本清張 (4)


皆川博子  (2)


群ようこ (3)


ま行 その他の作家 (5)


村上春樹 (3)


向田邦子 (1)


湊かなえ (5)


や行の作家


山田宗樹 (2)


米澤穂信 (1)


山岸涼子 (4)


柳美里 (2)


山口洋子 (3)


柳田邦男


吉村昭 (2)


唯川恵


矢口敦子


吉村達也 (1)


よねやまゆうこ


山崎豊子


梁石日 (3)


吉野朔美


山本文緒 (10)


横山秀夫 (7)


吉本ばなな (5)


や行 その他の作家 (8)


山田洋次  (1)


山田悠介 (2)


ら行の作家


ら行 その他の作家 (2)


わ行の作家


渡辺みどり


和田はつ子 (2)


若竹七海 (2)


わ行 その他の作家(4)


海外の作家


ダン・ブラウン


ローレン・ワイズバーガー


パトリシア・コーンウェル (14)


エリザベス・トーマス


グラハム・ハンコック (1)


ジェフリー・アーチャー (2)


その他海外の作家 (32)


アンソロジー/その他 (24)


Calendar

Category

Archives

Apr , 2024

Keyword Search

▼キーワード検索

Favorite Blog

こみゅにけーしょん New! CSS2003さん

Comments

aki@ Re:民子の予防接種。(01/18) この様な書込大変失礼致します。日本も当…

Headline News

Mar 27, 2008
XML
カテゴリ:本のこと
下矢印紹介文下矢印
「女」と名のつくものはたとえ動物であろうと入れない、ギリシャ正教の聖地アトス。険しい山道にも、厳しい天候にも、粗食にも負けず、アトスの山中を修道院から修道院へひたすら歩くギリシャ編。一転、若葉マークの四駆を駆って、ボスフォラス海峡を抜け、兵隊と羊と埃がいっぱいのトルコ一周の旅へ―。雨に降られ太陽に焙られ埃にまみれつつ、タフでハードな冒険の旅は続く。




なぜにアトス山とトルコなんでしょう?
取材だったんでしょうか?
アトスのほうはともかく、トルコ編があまりに
唐突な終わり方をしているので。

いつもと同じく文体は読みやすいし、
苦労話も脱力した筆で淡々と描かれていて
ファンにとってはこれぞムラカミハルキの紀行文!
って感じで楽しめました。

今回発見したのだけれど、
ワタシがムラカミ本を好きな理由のひとつに
きっと、ムラカミ氏も猫が好きなのだろうと思われるほど
猫に対する描写がアチコチに出てくること。

この本の中ではアトス山のダイハードな修道院
「黴の生えたパンを洗面器の水でふやかして豆スープに酢を
どぼどぼ入れたものにつけて食べる」場面があるのだけれど
なんと猫がどこからともなくやってきておねだりをし
修道士が黴パンを分けてやったらおいしそうに食べた、という
エピソード。
「猫は知らないのだ。山をいくつか越えると、
そこにはキャット・フードなるものが存在し、
それはカツオ味とビーフ味とチキン味に分かれ、
グルメ・スペシアル缶なんてものまであるのだということを。
(中略)
そして黴パンなんてものは断じて猫の食べるべきものではないのだと
いうことを。
(中略)
きっと猫は“おいしいなぁ、今日も黴パンが食べられて幸せだなあ。
生きてて良かったなぁ。”と思いながら黴パンを食べているのだ。」
っていうくだり、

猫好きにはたまらない描写です。
ワタシは電車の中で笑いをこらえるのが大変でした。大笑い

黴パンと猫。

シュールだ。

あと、ギリシャ人は真面目、とあるけれど
オーストラリアに住んでいるギリシャ人は特に他の国の人に比べて
真面目ってわけではないと思います。
少なくとも顔つきを見ればギリシャ人とわかる、ってほど
真面目ではないかな?

不真面目ってワケでもないのだろうけれど。

トルコ編でもやっぱり猫足跡のエピソードがあって
ヴァン湖のほとりに住む泳ぎのうまい白いヴァン猫。
泳ぐところは見られなかったそうです。
残念。
10匹くらいの白猫が湖で泳いでるとこ、みてみたいなぁ。

あとイラクとトルコの国境警備隊の検問でつかまり、
場を和ませるためにだめもとで“写真を取っていいですか?”
と聞いたところ
「意外ににこっと表情を崩して“ああ、写真ね。いいよ。撮れよ”
と言った。(中略)みんな結局写真をとられるのが大好きなのである。
こんな辺鄙な駐屯地だから、上官は中尉しかいないしその中尉がいいって
言うんだからもうなにも遠慮することはない。(中略)
そのうちに浅黒い田舎顔の兵隊がやってきて
“いち、に、さん、し”とにこにこと日本語で話しかける。
何かと思って聞いてみると、彼は空手の練習をしているんだそうである。
(中略)見るに見かねて松村君が型をつけてやる。
何しろ本場の日本人に型をつけてもらえるんだから、
これはもうミシシッピ出身の黒人にブルース・ギターの
弾き方を教えてもらうようなものである。
彼は感動に打ち震えている。こんな辺境の守備隊になんてあと10年待ったって
もう2度と日本人がくることなんてあるまい。
(中略)帰りにはみんなで並んで手を振ってくれた。
多分今でもあの中尉は荒野の真ん中でいかにも面白くなさそうなさそうに
国境勤務を続けているんだろうなと思う。そしてあの田舎顔の兵士は
“いち・に・さん・し”と叫びながら空手の練習をやっているのだと思う」
というエピソードが好きです。

トルコの、イラクとの国境と聞いてもイメージがわからないけれど
そんな場所が地球上にあるってコトは地図の上ではわかるけれど
何の感情も持たない相手の顔も見えない遠い場所だけれど
このエピソードを読んでから、そこにも人がいてこんなことをしているのかも
となんだか自分が行ってきたかのような親しみすら覚えてしまいました。

突然の終わりが気になるものの知らない国を旅するわくわく
ムラカミ節で楽しむにはうってつけの1冊でした。

クリスマスツリークリスマスツリークリスマスツリークリスマスツリー





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  Mar 27, 2008 03:44:51 PM
コメント(0) | コメントを書く
[本のこと] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.