紹介文
ニューヨークのマンハッタンに住むフランチェスカは15歳。彼女は、ダンススタジオの鏡に映った自分の姿に幻滅する。なんてデブなの。太ももはホントに太いし、ウエストは締まりがない。デブはみにくい。デブは最悪。もっと、やせて、身体を引き締めなきゃ。フランチェスカは猛烈なダイエットを開始する。なんで、そんなにやせたいのか、本当の理由には気づかないままに。

【中古】【古本】鏡の中の少女/スティーブン・レベンクロン
拒食症のオンナノコの話。
主人公、元はバレエをやっていてバレエの先生に言われた
「スリムで引き締まっていないとダンサーにはなれない」が
引き金になってダイエットを開始。
でも根本には優等生の兄と問題児の姉に両親の関心を取られてしまったために
拒食になって関心を引こうとする、ということに家族も自分も
気がついて新たなスタートを・・という話です。
拒食が問題になり始めたころは「食」と「心」のつながりが
イマイチ重要視されていなくてこんな本も”為になった”のかもしれませんが
食に関する情報でおぼれそうな昨今、別に目新しいものでもなく
小説としても「・・・だから?」という感想しかもてない
薄っぺらな物に感じます。
本の中では拒食症は「裕福な白人層の女の子のもの」という認識ですが
現在は人種・男女関係なく起こっていますものね。
それだけ世の中が豊かになったって事でしょうか。
貧しい家庭では拒食なんて起こらないでしょうから。
貧しくて今日を生きるのに精一杯の人たちが他人の関心を引くために
食べないなんて考えも出来ないでしょうから。(そりゃハンストだ)
残念ながら優しくないワタシは
「甘えるんじゃねぇ。」としか思えません。
今日、両親がいなくなってしまったら?
お父さんの事業が失敗して自分を残した家族が無理心中してしまったら?
戦火の中家族が理不尽にも殺されてしまったら?
災害で家族も家もすべてなくしてしまったら?
拒食なんてしてる場合じゃないでしょうが。
サンドイッチをきっちり16等分してカロリー計算して
前歯でちびちび食べることに時間を費やしたりしてる場合では!
(このシーン、想像するだけでムカっとするのはワタシだけ?)
親としてはそういうわけにも行かないのでしょうが
子供に拒食の兆候が出たら災害ボランティアとか、
ホスピスケアのボランティアとかに一緒に出かけては
いかがでしょうか。
自分がいかに甘ちゃんでいかに恵まれているのか自分の目で
見せるほうが
高カロリー輸液よりもよっぽど効き目があると思うのだけれど。